本日は曇天ベースですので眺望の期待はせず、これまで歩いたことのない未知なる早池峰の稜線剣ヶ峰を目的としました。若干早めに家を出て、いつもの河原坊登山口を通り過ぎ45分で小田越登山口着。今日は自分が3組目の登山者のようです。ここから早池峰に登るのは何十年か振りとなります。それと谷川岳との違いは何なのかを確認する必要がありました。確認してどうこう言う訳ではないのですが何となくです。
小田越の管理人さんによると、剣ヶ峰には今シーズンまだ人が入ってないらしいとのこと。雪渓の残り具合などの状態を後で報告することとして登山口へ向います。
■記録
おっ、思ったよりもいい天気かも。登山届に記入して出発
ゆるりと樹林帯を行く。とっても気持ちがいい
2つ目の一斗缶。叩かれ過ぎてもはや原形を留めず
一合目の終わりの辺りの雪渓。スコップにピンクテープ
開けてこれぞ早池峰!!という斜面が出現
先行の方が写真撮っていた。お~ヒメコザクラさんですな。この辺りから中腹にかけ満開状態
登ってみればこのコースもかなり険しいな
この花にも先行者の注目が集まっていた。ナンブイヌナズナという固有種らしい。まだ少々早いのかな
薬師岳が晴れたりガスったり。一日こんな感じかな
ロボット岩付近。ここもこれぞ早池峰!!という風景
遠く岩手が誇る山々と鳥海山が一列に並ぶ。やるね~。この景色捨てたもんじゃないな
梯子場まで来てガスる。ガスと言うより霧雨に近いな。滑りますよ~。身体起こしましょう
霧中の剣ヶ峰分岐着。さて、ここからだな
未知なるルート。熊鈴もう一つ追加して、キッドONにして・・・。気を引き締めて行こう
稜線狭いので迷うことは無さそうだが、岩が湿っているのでスリップしないよう慎重に進む
大シラビソ、コメツガ、這松、そして岩が混在するなかなかの迷彩ルート
時折ガスが切れ鋭い目標物が見え隠れ。雲海も。あの稜線を行くのだな。早る気持ちを抑えながら慎重に
東斜面はまだ大分雪渓が残っている。夏道を見失わないように・・・と思っていてもロストしてしまい何度かの引き返しはある。ここ厄介だ
雪渓地帯を抜け手前のピークに上り詰めるとあの鋭い稜線に出る。素晴らしい
1800mの空中散歩だ。両側が切れ落ちているのでなお更そう感じる。高度感が凄い
山頂に近づくに連れガスが除去され見事な雲海が広がる。そして天空の頂剣ヶ峰に到着!!見た目どおり尖った山頂部
いいね。雲があったほうが遠近感が強調される。登山口も見えているし自分の車も確認できた
雲上の楽天地のような・・・という表現はあるのかな?勿論全方位の大展望
いい頂だな~。鶏頭山を早池峰連峰の西の砦と称するならば、剣ヶ峰は東の抑えに相応しい
誰かの落し物。可愛いテル坊が這松の中に埋もれていたので山頂の岩陰に避難させる
さて、ふ~。来た路を戻らねば。またあの雪渓地帯通るんか~
ここら辺りがちょっと・・・
来る時気づいてたが、足跡クッキリ。最初は登山者のトレースかと思っていた。かなり新しい
やっと戻ってきたと油断していたら、いつの間にか岩の上に登山者が来ていて偉いタマゲテしまう。一応ルートと足跡の件を伝える
時間的に余裕なので、お参りに早池峰山に立ち寄ることにした。2年振りだけど雪は少なめ?
山頂はまた雲に覆われてしまったので、お参りと小休憩して直ぐに下山開始
梯子場。この時間帯はどんどん登ってくる。10組位とスライド。単独の人も多かった
蛇紋岩本来はこんな色なんだけど風化・酸化して磨かれれば茶色になる。橄欖岩との区別が今一
ということで今日も無事戻る。着いてみれば満車。下のほうも一杯だ。山開き前の駆け込み登山だな
河原の坊の状況。自転車デポ作戦の人もいたようだ
■タイム
07:01 小田越登山口
07:08 二つ目の一斗缶
08:00 ロボット岩(五合目御金蔵)
08:16 梯子場
08:24 剣ヶ峰分岐
08:53 早池峰剣ヶ峰頂上
09:29 剣ヶ峰分岐
09:33 門馬コース分岐
09:37 早池峰山頂上
09:48 下山開始
09:59 梯子場
10:10 ロボット岩(五合目御金蔵)
10:51 小田越登山口
※登り 1時間52分(剣ヶ峰)
下り 1時間14分(早池峰から)
■GPSログ(距離:7.72km、高度の上昇/下降:775m/-775m)
■勝手に難易度指数:24+2(不明瞭度)=26points
■感想、反省等
・剣ヶ峰何とか行って来れたので良かったです
・しかし行っといて何ですが単独は止めておきましょう
・プーサンは別として路迷いはありそうです
・雪が解けたらOKですね
・この頂は県内では稀少な1800m台です
・鶏頭山への縦走路、雪は消えているらしいです
・近いうちにチームで計画中です
・谷川岳と早池峰山どっちも素晴らしい山です
・山自体は同じ規模ですが回りの風景が違います
・あちらは百名山に囲まれている感じで賑やか
・一方早池峰は奥深い孤立した山系と言った感じ
・蛇紋岩の規模は早池峰に軍配です
最近の「山行記録」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2003年
1996年
1978年
人気記事