1.はじめに
筆者は新型コロナワクチンを接種していない。現場で患者に接する医師や研究熱心な個人そして非主流メディアなどの発信や著作を見て、自身でも統計データを集めてみた結果、mRNAを用いたワクチンの有効性や安全性に疑問を持った為である。あまり厳密な検討ではないが、今後の接種を検討する上で参考になればと思い筆者自身で集めた統計データをここに載せておく。
2.東日本大震災を例として超過死亡数を見る
超過死亡数という指標について東日本大震災を例にしてざっくりと示す。
超過死亡数を筆者なりのざっくりした理解で表現すると「死者数がとある基準よりどれくらい増えたか」である。今回はあまり難しく考えずに基準として2007年の死亡数を採用し、2008〜2011年までの超過死亡数を計算した。計算式として示すと以下である。
結果を表2.1に、グラフ化したものを図2.1に示す。データの出典は「5. 出典」に示す。
グラフを見ると、折れ線すなわち超過死亡数が全体的に右肩上がりとなっている。つまり年を追うごとに死亡数が増えている。線形近似という直線が2点鎖線で描いてあるが、この直線を筆者なりのざっくりした理解で表現すると「データ全体の特徴を大まかに示す直線」であり、この直線も右肩上がりとなっていて年を追うごとに死亡数が増えていることが読み取れる。
例年の傾向として3~11月は死亡数の増加が少なく、年始は多い。よって折れ線が3〜11月は直線付近あるいは直線より下側にあり、年始は直線より上側にある。大まかに見た直線より上にある時は死亡数が大きく増えて、下にある時は小さく増えているという話である。
2011年3月に発生した東日本大震災の影響をグラフ上で見てみると、3~9月は折れ線が直線より上側にあり、例年より死亡数の増加が多いことがわかる。東日本大震災の被害は死者約15,000人、行方不明者約7,500人[1]であり、地震の間接的影響も含めてグラフ上でのインパクトが赤色の着色部によって見て取れる。
3.新型コロナ禍の超過死亡数を見る
東日本大震災とあわせて新型コロナ禍の超過死亡数をざっくりと見てみる。
東日本大震災の場合と同様に基準として2007年の死亡数を用いて計算をした超過死亡数を表3.1に、新型コロナウイルス感染症による死亡数を表3.2に、グラフ化したものを図3.1に示す。データの出典は「5. 出典」に示す。
グラフを見ると、折れ線すなわち超過死亡数が全体的に右肩上がりとなっているのは東日本大震災の場合とあまりかわらない。例年の傾向もコロナ禍以前において3~11月は死亡数の増加が少なく、年始は多い。
2020年1月に最初の感染者が発生[2]した後に、自粛や手洗い励行などの影響なのか、赤線グラフで示された「新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡数(これは増加分ではなく実数)」が発生しているにも拘らず超過死亡数は少なくなっている(青色着色部)。
2021年からワクチン接種が始まり[3]、2021年2月に医療従事者先行接種、2021年4月に高齢者接種、2021年6月に職域接種が開始された。
これで超過死亡数も例年並に戻るかと思いきや、2022年の7〜11月の赤色着色部で例年より多くなっている。感染しても回復すればウイルスに対する抵抗力が当面は備わり、ワクチンによって重症化が予防されれば新型コロナウイルス感染症による死亡は減るはず。そして超過死亡数も例年並に戻るはず。しかし新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡数(右下の赤線グラフ)は3段階でピークが増えていっている。腑に落ちない。
2023年に入ると1月にグラフ上では過去に見られないピークが発生している。7〜12月も多い。腑に落ちない。
ここでグラフ上の折れ線は2007年を基準とした超過死亡数である。2007年には「新型コロナウイルス感染症」というものは存在しなかったので、超過死亡数の中には「新型コロナウイルス感染症による死亡数」が丸まる超過した分として含まれているのではないか、「新型コロナウイルス感染症による死亡数」を超過死亡数から差し引けば例年並の結果となるのではないか。確認のため差し引いてみたものを図3.2に示す。
ならないじゃないか。(呆れ)
2022年および2023年の7月〜12月が例年より多い。2023年の年始も多い。突如として2022年から7月〜12月に死にやすくなるものなのか。東日本大震災に匹敵するインパクトのある超過死亡を叩き出す事象で新型コロナウイルス感染以外のものはなにか。腑に落ちない。
4.おわりに
今回は難しい計算を排してざっくりと超過死亡数を見た。新型コロナワクチンの接種時期と超過死亡数の推移、謎の超過死亡の増加が腑に落ちない。筆者はワクチンに有効性はあるのか、危険性があるのではないかと未だに疑いを持っている。
5.出典
[1]内閣府 防災情報のページ
[2]国内感染時期
[3]接種時期
●数値出典
筆者は新型コロナワクチンを接種していない。現場で患者に接する医師や研究熱心な個人そして非主流メディアなどの発信や著作を見て、自身でも統計データを集めてみた結果、mRNAを用いたワクチンの有効性や安全性に疑問を持った為である。あまり厳密な検討ではないが、今後の接種を検討する上で参考になればと思い筆者自身で集めた統計データをここに載せておく。
2.東日本大震災を例として超過死亡数を見る
超過死亡数という指標について東日本大震災を例にしてざっくりと示す。
超過死亡数を筆者なりのざっくりした理解で表現すると「死者数がとある基準よりどれくらい増えたか」である。今回はあまり難しく考えずに基準として2007年の死亡数を採用し、2008〜2011年までの超過死亡数を計算した。計算式として示すと以下である。
i年j月死亡数 − 2007年j月死亡数 = i年j月超過死亡数
結果を表2.1に、グラフ化したものを図2.1に示す。データの出典は「5. 出典」に示す。
表2.1
図2.1
グラフを見ると、折れ線すなわち超過死亡数が全体的に右肩上がりとなっている。つまり年を追うごとに死亡数が増えている。線形近似という直線が2点鎖線で描いてあるが、この直線を筆者なりのざっくりした理解で表現すると「データ全体の特徴を大まかに示す直線」であり、この直線も右肩上がりとなっていて年を追うごとに死亡数が増えていることが読み取れる。
例年の傾向として3~11月は死亡数の増加が少なく、年始は多い。よって折れ線が3〜11月は直線付近あるいは直線より下側にあり、年始は直線より上側にある。大まかに見た直線より上にある時は死亡数が大きく増えて、下にある時は小さく増えているという話である。
2011年3月に発生した東日本大震災の影響をグラフ上で見てみると、3~9月は折れ線が直線より上側にあり、例年より死亡数の増加が多いことがわかる。東日本大震災の被害は死者約15,000人、行方不明者約7,500人[1]であり、地震の間接的影響も含めてグラフ上でのインパクトが赤色の着色部によって見て取れる。
3.新型コロナ禍の超過死亡数を見る
東日本大震災とあわせて新型コロナ禍の超過死亡数をざっくりと見てみる。
東日本大震災の場合と同様に基準として2007年の死亡数を用いて計算をした超過死亡数を表3.1に、新型コロナウイルス感染症による死亡数を表3.2に、グラフ化したものを図3.1に示す。データの出典は「5. 出典」に示す。
表3.1
表3.2
図3.1
グラフを見ると、折れ線すなわち超過死亡数が全体的に右肩上がりとなっているのは東日本大震災の場合とあまりかわらない。例年の傾向もコロナ禍以前において3~11月は死亡数の増加が少なく、年始は多い。
2020年1月に最初の感染者が発生[2]した後に、自粛や手洗い励行などの影響なのか、赤線グラフで示された「新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡数(これは増加分ではなく実数)」が発生しているにも拘らず超過死亡数は少なくなっている(青色着色部)。
2021年からワクチン接種が始まり[3]、2021年2月に医療従事者先行接種、2021年4月に高齢者接種、2021年6月に職域接種が開始された。
これで超過死亡数も例年並に戻るかと思いきや、2022年の7〜11月の赤色着色部で例年より多くなっている。感染しても回復すればウイルスに対する抵抗力が当面は備わり、ワクチンによって重症化が予防されれば新型コロナウイルス感染症による死亡は減るはず。そして超過死亡数も例年並に戻るはず。しかし新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡数(右下の赤線グラフ)は3段階でピークが増えていっている。腑に落ちない。
2023年に入ると1月にグラフ上では過去に見られないピークが発生している。7〜12月も多い。腑に落ちない。
ここでグラフ上の折れ線は2007年を基準とした超過死亡数である。2007年には「新型コロナウイルス感染症」というものは存在しなかったので、超過死亡数の中には「新型コロナウイルス感染症による死亡数」が丸まる超過した分として含まれているのではないか、「新型コロナウイルス感染症による死亡数」を超過死亡数から差し引けば例年並の結果となるのではないか。確認のため差し引いてみたものを図3.2に示す。
図3.2
ならないじゃないか。(呆れ)
2022年および2023年の7月〜12月が例年より多い。2023年の年始も多い。突如として2022年から7月〜12月に死にやすくなるものなのか。東日本大震災に匹敵するインパクトのある超過死亡を叩き出す事象で新型コロナウイルス感染以外のものはなにか。腑に落ちない。
4.おわりに
今回は難しい計算を排してざっくりと超過死亡数を見た。新型コロナワクチンの接種時期と超過死亡数の推移、謎の超過死亡の増加が腑に落ちない。筆者はワクチンに有効性はあるのか、危険性があるのではないかと未だに疑いを持っている。
5.出典
[1]内閣府 防災情報のページ
内閣府ホーム > 内閣府の政策 > 防災情報のページ > 広報・啓発活動 > 広報誌「ぼうさい」 > 平成23年度 広報誌「ぼうさい」-防災情報のページ > 特集 東日本大震災 (https://www.bousai.go.jp/kohou/kouhoubousai/h23/63/special_01.html)
[2]国内感染時期
『新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(1例目)』
ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2020年1月 > 新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について(1例目)(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html)
[3]接種時期
『新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き(21版)』>「第2章 接種類型等」>「3 実施期間」
厚生労働省 ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 健康・医療 > 健康 > 感染症情報 > 新型コロナウイルス感染症について > 新型コロナワクチンについて > 新型コロナワクチンに関する自治体向け通知・事務連絡等【令和6年3月31日まで】(https://www.mhlw.go.jp/content/001209500.pdf)
●数値出典
『人口動態統計月報(概数)』、『人口動態統計(確定数)の概況』
厚生労働省ホーム > 統計情報・白書 > 各種統計調査 > 厚生労働統計一覧 > 人口動態調査 > 結果の概要(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html)
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