知る人ぞ知る、私にはデリカシーというものがない。産まれた時に後藤産婦人科で忘れてきたといっても過言ではない。
さて先日仕事先でちょっとしたトラブルがありました。
トラブルの内容を確認して白黒しっかりつけ、すぐさま責任者の私と張本人で謝りに行こうとし、ふと気づく。
張本人の様子が、おかしい。
顔が真っ赤なのだ。
緊張して、顔を赤らめているのではないことは、すぐに分かりました。
なぜならば彼女の手にはアルコールがあったからです。
実は本日は送別会、仕事終わりに思い出深い事務所は会場と化したのでした。
そんな中迷いこんだトラブル。
すぐに謝りにいきたくとも、この酔っ払いを連れて行って事態がよくなるとは思えない。
むしろ悪くなるのは火を見るより明らかです。
仕方なく代役で別のスタッフといくことにしました。
結果、早めの対応が功を奏し事なきを得たのですが、今私は別のトラブルで頭をかかえています。
それはあの時言った「~さん、もともと色黒だからバレないバレない」
何を隠そう代役も酒を飲んでいたのでした。そんなわけでデリカシーのない余計な一言で、私と彼女の間には微妙な空気が流れているのでした。