奥様は海外添乗員〜メモリアル

【エーゲ海の白い宝石】ミコノス島をめざして

    

足早にアテネの街を離れて向かった先は街の東の郊外にある港ラフィーナ。大型客船もたくさん入港する街の西側にあるピレウス港ほどではないにしろ、夏場はここからもエーゲ海に浮かぶ各島へ渡る船が出港する。到着時はガランとしてた椅子が置かれてるだけのなんとも素朴な船付場も、あれよあれよていう間に荷物を持った観光客でいっぱいになった。

しか~し…出発時間になっても沖合に船の姿は見えず。飛行機や列車同様、船にしても定刻運航なんてものを期待するほうが間違いか?座るところもなく船を待つ人たち(ほとんどが地元ギリシャやイタリア人、スペイン人)も慣れたもので騒ぐこともないのには感心する(笑)。結局1時間遅れで入港した高速艇、出港した時には定刻から1時間半ほど遅れてた。たくさんの乗客や車の乗り降りにやたら時間がかかるから、こんな風にズリズリと遅れていくのよねぇ。ハァ…

かくして満席となるたくさんのバカンス客を乗せて、高速艇はエーゲ海に浮かぶキクラデス諸島へと向かった。船内はすでにバカンスモードたっぷり。すでにこんがりと小麦色になったカップルや家族連れで熱気ムンムン。いくつかの島々を渡る船だからみんながみんなミコノスに向かうわけではないだろうけど、間違いなく圧倒多数の人が【エーゲ海の宝石】と呼ばれるミコノスへと想いを馳せてることだろう?


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