奥様は海外添乗員〜メモリアル

おすすめ冬のヨーロッパ~クリスマス・マーケットめぐり

    

冬のヨーロッパがパッと華やぐのはやっぱりクリスマス・シーズン。そんなわけでおすすめ第四弾はこれぞ冬の風物詩、クリスマス・マーケットめぐりの旅。もうずいぶん前から秋ともなると街頭には【クリスマス・マーケットめぐり】と題した各社ツアーのパンフレットがお目見えするようになってるから、どなたも一度くらいはそんなものを手に取って眺めたことがおありではないでしょうか?

クリスマス・マーケットといえばドイツやオーストリアのものが有名ですが、それ以外の国、たとえば中欧や北欧諸国でも同じようなマーケットめぐりが楽しめるんですよ。言わずもがなイエス・キリストの誕生を祝うのがクリスマスですから、基本的にはキリスト教国ならどこへ行ったって規模は違えどマーケットは立ちますから、そのシーズンならではの雰囲気は楽しめます。それでもやっぱりおすすめなのはだんぜん寒い国!どうやらクリスマスに寒さは欠かせないもののようです。

ちなみにこのクリスマス・マーケット、開始時期は国や街によってまちまちですが【アドヴェント】に入る頃がその目安。ラテン語のアドヴェントゥス(到来という意)から来てるアドヴェントはクリスマスから逆算して4つ前の日曜日からはじまる一ヶ月間を指し、「イエス・キリストが降誕するその日を待ち受ける期間」で、日本では「待降節」と訳されます。ちょうどこの頃からクリスマスの飾りつけもはじまり、街の中心となる広場にはツリーを飾るオーナメントやお菓子、そして寒い冬には欠かせないグリューワインやホットドックを売る露店がたくさん並ぶマーケットが立つわけです。

ただでも趣のある古い石造りの街は暗くなるとともに刻々とその姿を変えはじめ、やがて灯されるライトの下で見事にその姿を変える様はとっても幻想的。煌びやかさはないものの、ほのかなオレンジ色に灯される街は言葉にならないほどロマンチックです。ただし石畳から忍び寄る寒さは半端じゃないのでマーケットめぐりに防寒具は必須。雪だるまに負けないくらい丸くなって出かけましょう。

ところでもしクリスマスその日をヨーロッパで過ごそうとお考えでしたら、それなりの覚悟を。このにぎやかで楽しいクリスマス・マーケットはいよいよイエス・キリストが降誕する前日、つまりイヴのお昼から夕方くらいには終わります。そしていきなり街は静まり返り…歩いているのは事情を知らぬ観光客ばかりなり?信者でない日本人にとってはお祭りごとであるこのクリスマスも、現地キリスト教徒の方々にとっては一年のうちでもっとも聖なる日であるということを知っておきましょう。

イヴからクリスマス両日に渡って各教会では特別なミサが行われており、信者の方々は家族揃って礼拝に出かけます。そしてその後はこの日のために買出し、作り置いたご馳走をひたすら食べて過ごす!これが全てではないにしても基本的なヨーロッパのクリスマスの過ごし方です。つまり当日はほとんどの商店やレストランはお休みだし、普段観光で訪れるような美術館や博物館も同様。わずかに観光客を相手にする店だけがお義理程度に開けているくらいです。ちなみにクリスマス翌日も国によってはボクシング・デーという祝日になっていて、連休となる場合もあるので行程を組む上では要注意ですよ。

どうも日本人にとってはアメリカのイルミネーションがキラキラ輝くようなクリスマスのイメージが強いようですが、ヨーロッパのクリスマスはいたって素朴で静かなもの。でもだからこそ厳粛さを感じられるのがヨーロッパのクリスマスです。その街ごとの雰囲気と味を楽しめるマーケットめぐり、行き先に悩んでしまったら留守番隊のHPへGO!

写真はプラハのクリスマス・マーケット


← 寒いのが苦手なあなたもぜひ。

 ← 留守番隊のHPもみてね。

←和んたん食堂のHPです

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