奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~リスボンのんびり街歩き・その1

    

大西洋にそそぐテージョ河に面した7つの丘に広がる街リスボン。ユーラシア大陸最西端の小さな国の首都とはいえ、やっぱりこの街は広い。それでも古きよき時代の雰囲気が今も残るこの街の空気を肌で感じるには、そう、やっぱりのんびり街歩きが一番。

    

となれば早速出発しよう。

    

出発地点はリスボンのヘソ、旧市街のロシオ広場。

       

バイシャ地区と呼ばれるこの一帯は碁盤の目のように通りが整備されたこの街きっての繁華街。

       

たくさんのショップやレストランが軒を連ねてて、いつもにぎわってる。とは言えまだまだ素朴な雰囲気も。リスボンを訪れた観光客は必ずややって来ることになる場所。

       

さて、にぎやかな場所もいいけどまずはこの人ごみはあえて避け、ロシオ広場から西側に広がる丘へと向かおう。向かう先はバイロ・アルト地区だ。

       

とにかくアップダウンの多い街。街歩きにはそれなりの覚悟を。でもほら、ここまで上って来るとアルファマ地区への入り口にそびえるかつての要塞、サンジョルジェ城が見えてくる。

    

階段の途中では思いがけない出会いもあったり。う~ん、このレストラン、今度来てみよう…なんてね。

       

この坂を上りきると古い教会の前に出る。この街にも教会は数えきれないほどあるけど、このサン・ロケ教会は日本人にはとても馴染みのあるもの。16世紀、2年近い年月をかけ苦難の航海の末たどり着いた、あの天正遺欧少年使節の一行が滞在した場所。

       

このあたりから西がバイロ・アルト地区。周辺にはファドレストランも多く、夜はにぎわう場所。さて、教会前の坂道を少し下って行こう。

    

と、ぶつかるのがカモンエス広場。広場の近くには老舗カフェとして知られる Cafe a Brasileira がある。疲れたらビッカ(エスプレッソ・コーヒー)でも。目印は黄色いパラソルとブロンズのペソア像(ポルトガルの詩人)。

       

元気が出たら広場を後にさらに西へ。市電の走るにぎやかな通りを歩きながら左側に注目。見落とさないようにね。と、突然細い路地に現れるのがリスボンのトレードマーク、ケーブルカー。奥にはテージョ河も見えるここが、一番このリスボンの街をイメージさせる場所じゃないかな。

    

急な坂を上り下りするこのビッカ線はとっても短い路線。でもせっかくだから乗ってみます?発車オ~ライ!

       

まるでおもちゃのようなケーブルカーからはこの街の飾らない生活が垣間見れる。

       

静かでのんびりした空気を感じるでしょう?

       

おっと、あっと言う間に着いちゃった。

       

お年寄りも多い地区だけに短い路線とはいえ大切な生活の足。いつまでもなくなることはないよね、きっと。さ~て、ここからどこへ行こうか?


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