奥様は海外添乗員〜メモリアル

お知らせ~米国の入国方法が変わります!

          

すでに各局のニュースでも取り上げられているように、1月12日から米国への入国に際して電子渡航認証システムESTA(Electronic System for Travel Authorization) が導入されます。相変わらずの円高ドル安を受けて、これからのシーズン米国方面へお出かけの方も多いはず。米国といっても本土だけでなく日本人にはより身近なグァムやサイパン、ハワイなどへ行く際も対象となりますし、うっかりできないのは米国を経由して他国へ行く場合も同様だということ。心配な方はお申し込みされた航空会社もしくは旅行会社へお問い合わせしてみて下さいね。

ただしこのシステムは、観光もしくは短期商用が目的で90日間以内の滞在予定者に限って必要とされるものです。先の査証(ビザ)免除対象者の出入国カード(I-94W)の情報を出発前にオンラインで米国が収集し、各渡航者について査証免除対象者として渡航する条件を満たしているか、保安上のリスクをもたらさないか等をチェックすることが目的であるとのこと。また今後ESTAの本格的な導入に伴い、将来的には出入国カードは廃止する予定となっているようです。

さて、この一見ややこしそうな手続きですが、専用のウェブサイトから簡単にできそうです。外務省や各航空会社のホームページでもESTAの案内はしていますし、今まで機内で配られ記入していた出入国カード(もしくは事前に旅行会社が用意してくれた←通常は有料です)の記入項目をインターネット上で答えるだけです。それでも記入はすべて英語ですから自信のない方は各旅行会社等に手続き代行をお願いすることはできます。もちろん手数料は取られることになるでしょうが。なお、基本的にはこの手続きは出発の72時間前までに行うよう注意が出ています。

ちなみにこの手続きを行わなかった場合、出発空港で飛行機に搭乗できない、あるいは現地での入国を拒否されることになりそうです。また何らかの理由でウェブ上での認証が成されなかった場合は米国大使館等での申請が必要になるケースもありとのことなので、出発が決まったら余裕を持って手続きを。一度認証されれば2年間は有効とのことですよ(ただしパスポートの有効期限が2年以内であれば、その期限まで)。

話は逸れますが、ヨーロッパをはじめて旅するという方々とご一緒した場合、ヨーロッパでの出入国があまりにも簡単であること、というかそのいい加減さ?に驚かれる方が多いようです。確かに出入国カードを必要とする国は本当に限られてますし、場合によってはパスポートなんてチラリと見ただけで終わり~?なんてケースもあるくらい。ましてやいくつかの国をまたいで旅をする場合であっても今やほとんどの国がシェンゲン協定に加盟しているので、国境を越える際の出入国手続きもなし。そんなものに慣れてしまっている私ですから余計、たま~に米国方面へ出かける時はある意味緊張します。

忘れもしません、数年前に米国経由でカナダへ向かう際のこと。目的地はカナダであるのに米国を経由する場合、いったん経由地で出入国手続きをしなければならないんですよね。入国審査場に一列に並んで私の番になった時、いつものようにパスポートを渡しました、口元に笑みをうかべて。と、次の瞬間思い切り入国管理官に怒鳴られたんですよ。「笑うな!」と。私の反応はもちろん「へっ?」でした。9.11のテロ後、米国への出入国管理がいっそう厳しくなってるその事情はよくわかりますけどね。

私は決して「笑って=laugh」いたわけではなく、口元に笑みを浮かべて[微笑んで=smile]ただけなのに。これもいつものクセ、というか習慣だったわけです。だって人と人とのコミュニケーションを円滑にしてくれるもの、それはなにより「笑顔」。特にヨーロッパ諸国ではね。でもこんなことはヨーロッパに限ったことでは決してないはず。これも出入国を気持ちよくスムーズに行えるよう身についていた私の習慣だったんですが…米国ではNGです(汗)。余談が長くなりましたが、この新しく導入されるESTAが米国への出入国を安全かつスムーズにしてくれるよう望みます。それではみなさん、よいご旅行を♪

写真はグァムでの休日(昨年4月)


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