奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~オーストリアン・リゾート@バード・イシュル・1

    

今回の旅で楽しみにしていたのがここバード・イシュルでの滞在。とはいえやはり仕事となればのんびり過ごせるはずもなく、出発前のわずかな時間を利用して静かな街を散策するのが精一杯でした(涙)。普段は通り過ぎてしまうことがほとんどのこの街は、ザルツカンマーグートの中ほどに位置する温泉リゾート。塩分を多分に含む鉱泉を利用したオーストリア最古の湯治場として皇室にも愛された歴史ある街です。

          

そんなわけで街の中心には皇室御用達のカフェ・ツァウナーが。レトロな雰囲気を残すカフェは皇帝フランツ・ヨーゼフや皇妃エリザベートもお気に入りだったようですよ。

    

ここでぜひのんびりお茶してみたかったんですが、それは叶わず。ホテルとは目と鼻の先だったのに、う~ん、残念です。

    

開店準備をするカフェのショーウインドウにへばりついて、ひとりため息をつく私でした。また次回チャレンジすることにしましょう。

    

気を取り直してメインストリートを進んで行きましょう。と、短期滞在者でも温泉を楽しむことのできるカイザー・テルメに到着です。ここは3年前に改装工事が行われてずいぶん立派なものになりました。ちなみにオーストリアの温泉は病気療養的な要素が強いまさに「湯治場」なので、日本人にはここの温泉プールでプカプカ浮いてるのがちょうどいいみたいです。

          

さて、小さな街のメインストリートはこの辺りで終了です。今度は向きを変えて緑豊かな山を目指して歩いて行きましょう。古くから皇帝たちが滞在したこともあって、この街には王侯貴族をはじめたくさんの文化人たちも集まって来たよう。そんなこともあって街並にもそれなりの気品が感じられます。

    

ようやく朝日が建物を照らし出しましたが、祝日の朝だったこともあって街はまだまだひっそり。日中はまたたくさんのリゾート客でにぎわうことでしょう。

    

さあ、行き着いたのはカイザー・ヴィラの入り口です。皇帝フランツ・ヨーゼフが毎夏過ごしたヴィラは、エリザベートとの結婚祝いに建てられたもの。現在はガイドツアーでのみ見学できるようになっています。今日のところは緑生い茂る中にちらりとその姿を眺めて帰ることにしましょう。

          

空を見上げるとかかっていた雲はどんどん流れて青空も見えて来ました。ちょっと時計が気になるのでこの辺でそろそろ戻ることにしましょう。


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