実はリビエラを離れる前にどうしても足を延ばしたい場所があった。それはポルトヴェーネレ。ラ・スペッツィアの西側にある岬の先端に位置するこの町はチンクエテッレ同様世界遺産に指定された漁師町。チンクエテッレばかりが有名になった昨今だけど、訪れてみてはじめて知ったその魅力。
ラ・スペッツィアの大きな軍港を横目にローカルバスに揺られること30分。岬の先端が現れてこの町並みが目に入ると思わずため息。やっぱり来てよかった~!ゆるやかな丘の上まで広がる町を取り囲む古い城壁に、この町の歴史の古さを感じる。
どうもこういう城壁に囲まれた古い町に私は弱い。もうワクワクしっぱなしだ。
細い路地だけど明らかにここが町のメインストリート。生活のにおいがぷんぷんだ。
シーズンともなるとここも観光客は多いんだろう。路地裏にもレストラン。あれ~!この簾、パスタでできてるよ。そろそろ店を開く準備をしているのか、いいにおいが漂って来る。
そしてここでもやっぱり、絵になるのは猫。
しばらく陽の当たらない路地をくねくねと歩いていると、ようやく陽射しの中に出た。
と、奥の方に海。
岬の先端には古い城塞と教会。その奥に広がる真っ蒼な海。岩場ではのんびり釣りをする地元の人たち。
ところで城壁に刻まれた文字に英国詩人バイロンの名。どうやら彼もここまでやって来たらしい。そんなわけでこの下にある洞窟が【バイロンの洞窟】と名付けられてる。
急な階段を下りて行けそうだけど…途中でめまい。泳ぐには寒すぎるしね。
わずかに残る城塞からはリグリア海が一望できる。かつてここに住む人たちはどんな思いでこの海を眺めてたのか。
そして高台から振り返ると東にはトスカーナへと続く山並み。いよいよリビエラともお別れだぁ…
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