ここも久しぶりに訪れたマテーラ。緩やかな渓谷に並ぶ洞窟住居が独特の風景を作り出している、アルベロベッロ同様世界遺産に登録された人気の街です。
サッシと呼ばれる洞窟住居の歴史は古く、8世紀〜13世紀のにキリスト教の修道士らがこの地に住み着いた頃には130戸以上の洞窟住居が作られたとか。
ただ近代に入って以降小作農民らの住居であったサッシは、南イタリアの貧困の象徴と考えられていた時代も。
ただその貴重な住居システムが見直され1993年に世界遺産に登録されるや、世界中から観光客がやって来るようになりました。
そんなわけで、現存する3,000戸近いサッシの5分の1ほどが再利用されています。
さらに状態のよい住居を博物館として観光客に公開しているものもあって、なかなか興味深いですよ。
洞窟の入口からは想像できないほど内部はいくつもの部屋に分かれています。
洞窟内特有の湿気や臭気を感じるかと思いきやそんなこともなく、保温性の高い石造りの家同様の快適さが想像できたり。
長靴の形をしたイタリアのかかとに近いこの街へのアクセスはなかなか難しいのですが、南イタリアを訪れた際にはぜひ足をのばしてみて欲しい場所のひとつです。
ところで、アルベロベッロのあるプーリア州からここマテーラのあるバジリカータ州といった南イタリアの郷土料理のひとつに挙げられるのがオレッキエッテというパスタ。今回のランチでももちろん、これをいただきました。
コニー : オレッキエッテいぇ〜ぃ
添 : 耳たぶの形をしてるんだよ。
いやぁ・・・それにしてもカラッからの暑い暑い日でした。さすがに太陽が好きな私もグロッキー気味で。南イタリアの真夏の太陽を喜べるのはサボテンさん、あなたくらいだね(汗)。
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