奥様は海外添乗員〜メモリアル

’09 旅先でのありえな~い!話~ポルトガル編

          

今年もいよいよカウントダウンに入り、となるとやっぱりブログもここいらで一度〆ないとねぇ。なんてことを実は数日前からあれこれ考えてはいたんだけれど、なんやかんやと忙しさに紛れてついにあと3日を残すのみ。そこでようやくPCに向かう気になったってわけで。そう思って記録を辿ってみるとおやおや、今年も年明け早々からいろんなところへ行って来たのね。久しく旅行なんてしてない気分になってたのに(汗)。記憶なんてものはほんとアテにならない。年を取れば取るほど、ね?でもこんなダイアリーを残しているおかげで、かろうじて忘れずにいられるのかも知れないね。

さて、そんなことで年末も押し迫ったこの3日間でお送りするのは今年の旅の中にいっぱいあった「ありえな~い!」ハプニング集。旅に出ればそりゃ~もういろんな事が起こるってもの。それは海外旅行初心者だろうと旅のプロを自認する者であろうとお構いなしに。だって旅って決してひとりでするものじゃないんだから。旅するお国事情にはじまり、旅するにあたって関わってくる航空会社やらホテルやら。その時のお天気でさえいろんなことを左右するものでしょ。思い描く完璧な旅なんてそれこそありえな~い。

この1年を振り返ってみても、たくさんの「ありえな~い!」エピソードが思い浮かぶ。そんな中で今年最初のハプニングは、年はじめのポルトガル旅行で早速やって来た。ユーラシア大陸の西の果てに位置するポルトガルは前々から仕事抜きでぜひ訪れてみたかった国。それを果たしたこの旅は一点豪華主義でと、これまた念願だったオビドスの古城ホテルに宿泊。物静かでとても親切な国民性と、安くて美味しい食事に魅了された。そんな旅の終盤、突然襲いかかった出来事とは。

南北に細長いこの国をリスボンから一路北へと旅しながら再び戻って来た矢先のこと。ポルトガル到着初日に泊まっていたホテルへ「ただいま~♪」という思いで到着したっていうのに、「なぬぅ~!予約がないぃ?なんでじゃ~ぁ!」 ネットで予約したはずの私たちの3日分の予約はなぜか全てキャンセルされていた。返信されてきた予約番号入りのコンファーメーションを見せたところで事態は変わらず。それでも空室があればまだしも、小さなホテルは生憎満室とのこと。ホテル側の申しわけなさそうなその態度に仕事であれば激怒したであろう私も怒る気になれず。そんなわけで泣く泣くその日は野宿するはめに…

な~んてはずはなく、「ちょっと待って。」とどこぞへ電話をかけるフロントのお兄ちゃんを横目にどうしたものかと考えあぐねる2人。と、「○×△ホテルで部屋を用意したからそこへ行って。ここからも近いしいいホテルだよ。宿泊代はここと同じにしてもらったから。」言われるままに荷物をころがしながら教えてもらったホテルに着くと確実に1ランク上のホテルは市内で最も有名なカフェのお隣。フロントで事情を話すと、わかってるわかってるとばかりにさっさと鍵を渡してくれた。あまりのスムーズさにちょっと気になり、恥をしのんで「本当に1泊○○ユーロでいいのね?」と確かめたほど。だって絶対高そうだったし、宿泊代(笑)。

そんなこんなで無事に野宿を逃れた私たち。いったいなぜ私たちの予約がキャンセル扱いになってしまったのかいまだに?だけど、帰って来たらもうそんなことはどうでもよかった。この仕事をしてると「こんなこともあるよね?」と妙に諦めもつくようになってるのは事実。でも誰が悪いのかその場で問い詰めたところでどうなるわけでもなかったしね。仕事だったら笑えない話ながら、ただの旅人としたらその位のある意味潔さは必要かも知れない。そうなればこんな出来事も決してトラブルではなく、ハプニング。似た言葉だけど、このニュアンスの違いって実に大きい。トラブルは避けたいけど、ハプニングはどこか心のはしっこで期待してしまうものだから。

写真はサンタ・ジュスタの展望台から眺めたリスボンの街並み


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