奥様は海外添乗員〜メモリアル

マヨルカ・イビサ島旅行後記~サ・カロブラへの旅・1

    

朝一番はまだ薄曇りながら、今日は間違いなく海日和!と確信した私が向かった先はパルマ駅。一見して駅とはわかりにくいレトロな駅舎だ。これを見ただけですでに旅情をさそわれるほど。

    

ここから出ているのは、パルマの北の山間に位置するソーイェルという街とをつなぐソーイェル線。シーズンにもよるけど1日数本しか走らない超ローカル線だ。

    

それでも1912年の開通時から使われている木製の列車が現役で走る人気の路線。ソーイェルとの間には中距離バスも走っているけど、観光客には絶対的な人気を誇っているらしい。だから出発時刻の30分以上も前から切符売り場は長蛇の列。早めに行動しないとちょっと焦ることになる(汗)。

    

案の定出発時にはシーズン前にもかかわらず列車はほぼ満席に。さあ、ここパルマからまずはソーイェル向けて出発しよう。駅員さんに見送られながら「行って来ま~す♪」

    

ガタガタ・ゴトゴト。乗り心地は決してよくはないけど、のどかな風景を眺めながらの列車の旅はそれだけで十分エキサイティングだ。同じ車両に乗り合わせてる人たちの会話に耳を傾けてるだけでも結構楽しめる。

    

ところでパルマを出発して40分ほど走った山間で列車は一度止まる。単線であるためにここでソーイェルからの列車とすれ違うらしい。

    

そんなわけでパルマからの列車に限られるけど、待ち合わせ時間を利用して乗客はこのホームにいったん降りることができる。

    

実はホームは山間にたたずむ小さな村落やそれを取り巻く大自然が一望できる展望台になってるから、これも観光客へのサービスなのかも知れない。太陽の陽射しを浴びてキラキラ輝くオリーブの葉っぱがとっても嬉しそう。

    

再び走りはじめるとようやく峠を越えたらしく、オレンジやレモンの畑が続く。街が近づいてきたなとわかって、なんとなく落ち着かない。

    

と、わずか10分ほどで突然これまたかわいらしい駅舎が現れる。ようやくソーイェルに到着だ。朝パルマを出た時とは打って変わって素晴らしい青空が迎えてくれた。

    

列車からはこんなに乗ってたの?ってなくらいに人が降りてくる。峠越えはさぞかし重かっただろうと。

          

ちなみにここソーイェルは周りをオリーブ畑やアーモンド畑に囲まれた小さな街。のんびり散策するにはよさそうだけど、今は海を目指して先を急ごう。

続く…



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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