クリスマスにかけてのこの連休、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。ちなみにわが家では連夜庭のモミの木に灯がともるのを待ちわびながらも、な～んとなく師走の雰囲気に包まれております。ふと思い返してみればカメラにはドイツで撮って来た写真がまだまだいっぱい。そこで今年最後の後記をお送りしたいと思います。
さて。今年最後の旅ではずいぶん多くの街のクリスマスマーケットを廻って来ましたが、私的なお気に入りはやっぱりシュトュットガルト。周辺の建造物とのコラボ的なライトアップの美しさだけをあげたら魅力的な街は他にもたくさんありますけどね。
この街で何より楽しいのはずらりと並んだ各屋台の上の飾り付け。各店がそれぞれ趣向を凝らした飾り付けをしているので、店の中だけでなく屋根の上まで眺めて歩いているとあっという間に時間が経ちます。
ちなみにこの飾り付けに関しては毎年人気投票が行われているんですって。今年はどの店が１位を獲得したんでしょうね。もっともその結果を知るのは、来年？あるいは再来年？この街を訪れるまでお預けってことになりますが。
ところでマーケットで売られているものはどの街も似通ってはいますが、微妙に違います。オーナメントに関していえば、この街が一番充実していたような。今回の旅では今までになく興味を持って眺めていましたが、「アレを買っておけばよかったかなぁ…」なんて思えるのはどれもこの街で出会ったものでした。
ドイツらしい温かみのある木製のものからちょっとシャレた北欧風のものまで実に様々。もちろん大型のデパートやスーパーでも似たようなものは売っていますが、同じものとはなかなか出会う機会がないんです。こういった場所では「迷ったら買う」これが鉄則かも知れません。
地元の買い物客を眺めていて気づいたのは、みな気に入ったものをひとつ、ふたつ…と買って行くこと。まとめてエイヤっ！ではなく、ひとつひとつの屋台をのぞきながら気に入ったものだけを買い集めていくんですね。そしてお気に入りを手にした人たちはみなとっても嬉しそうで。そんな光景を眺めているだけでこちらまで温かい気分になれました。
そうやって少しづつ少しづつ家を、あるいはツリーを飾っていく。クリスマスの楽しみはそんな時間にもあるんでしょうね。さあ。来年はみなさんもそんな楽しい時間をドイツで過ごしてみませんか。
Ｍｅｒｒｙ Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ
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