奥様は海外添乗員〜メモリアル

もうひとつのリゾート

    

イタリアン・リビエラを廻る旅の終点はラ・スペッツィア。イタリアきっての大きな軍港を持つ町は、それでいて他の観光都市にはない居心地のよさを感じられる。それはこの地方の温暖さと、周りを風光明媚な小さな町や村に囲まれていることが理由だろうか?ところで東リビエラというとポルトフィーノやチンクエテッレばかりが有名になってしまっているけど、この町の周辺にはオリーブ畑やぶどう畑が点在する魅力的な町がたくさんある。列車やバスに揺られながら車窓に広がるのどかな風景に、思わず途中下車したくなるような。

そんなひとつがスペッツィア湾をつくる半島の先端にある、ポルト・ベーネレ。実はここ、チンクエテッレとともに世界遺産に指定されてる小さな漁師町。ラ・スペッツィアからは路線バスで30分ほど。大きな軍艦が停泊する港を横目に進むと今度は小さな入江に浮かぶたくさんのうき。多分魚か貝を養殖しているんだろう。キラキラ輝く海岸線はどんどんその姿を変えていく。そして最後のカーブを曲がるとようやく半島の先端に位置するかわいらしい町の姿が突然現れる。

カラフルな住宅が並ぶ漁師町の姿はどこも似たりよったり、それは事実。でも同じようで決して同じじゃない雰囲気がある。港から一歩奥の路地を歩くと、聞こえてくる生活の音。ご近所さん同士の会話、食器を洗う音、窓辺の花に水をかける音。飾らない人々の生活がここにはあるんだと、当たり前のことに気がついたり。

もし時間があるならぜひぜひ足を延ばしてみてほしい場所。今回のイタリアン・リビエラの旅の中で一番お気に入りになった町だから♪


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