オワコン業界に勤める

俺が勤めている企業はまさに斜陽産業の端くれで非常に厳しい状況である。社員は1,000人くらい。業界では中堅の中の下に位置するような企業に勤めている。かれこれ10年以上前からやばいやばい言われてきてとうとう本格的にやばくなってきた感じだ。業界新聞を見ているとどこどこの会社が合併だの買収だのあるが、その後のことはあまり書いておらず知られないことは多いが結構エグい。

※知られていないのは比較的小さな会社ばかりだから

最近聞いた事例だが工場とそこで働く人だけ残して後はクビを切るパターンが多いらしい。要は製造だけ欲しくて元々の自社の営業に売らせるわけだ。そうすると工場とノウハウが手に入るし手持ちの工場間で製品の移管ができるし営業にまとめて売らせられるしでそこそこ美味しい。そして子会社にしておけば本体より安い給料で働かせて利益もまだ出やすい。だから工場は欲しい。

そんなわけで工場外で働く社員はいらない。そりゃそうだ。ただの金食い虫だし元々の自社社員にやらせれば良い。だからリストラするのだ。最近聞いた話で買収された某社は再就職支援と退職金に半年分の基本給でリストラらしい。恐ろしや。40代より上の非管理職のことを考えると涙を禁じえない。転職なんて難しい。明日は我が身だ。

俺は今は工場ではなくオフィスビル勤務の社畜(在宅だけど)なのでこういった話が出たら終わりだろう。真っ先に追い出される未来が見えている。転職組なので安い退職金にちょっと上乗せされても辞めたくない。辞めたら詰むからだ。ジョブホッパーなのでもう俺を受け入れられる会社なんてクソブラックしかないことが見えている。

このまま行くと俺は自分の過去のツケをいつか払うことになる。だが避けることができるとすれば、今の会社がどこにも買収されず合併もせず独立を維持し続けることができた場合くらいのみだろう。俺はそんな未来になってくれー！と願いながら日々仕事をする道しか残されていない。どうか自分が最後まで今くらいのペースで正社員を続けられるような未来になってほしい。自分のツケを払わされるような未来にならないことを祈るばかりである。

逃げグセ

今勤めている会社は4社目。新卒のブラック企業から逃げるように辞めて、2社目は上司とそりが合わず辞め、3社目は勤務地が田舎すぎて辞め、そして今の会社で一旦落ち着いている。

新卒の会社はホントにキツくて辞めたけれど2社目3社目は耐えようと思ったら耐えられたよな、なんて思うことが今でもある。2社目はクソ上司だったけどそろそろ異動か？なんて話は出ていたし、3社目は田舎すぎたけど自分の適応能力の低さが原因だったよなと。適当に理由をつけて辞めるクセがついてしまった気がする。なんとなく1社目で嫌なことから逃げることの正当性を肯定することができるようになり、それ以降はアレコレ文句つけて、色々こじつけて正当化してるだけな気がしている。なんかこう他にやり方はあったよな、なんてアレコレ考えてしまう。

今でも考えると1社目のクソ環境に慣れたおかげで世間的にはブラックな2社目3社目は労働環境自体は割とヌルゲーだった気がする。それでも世間的にはクソなんだけれども。なんというか自分の中で耐性というものが無くなってしまったんだなと。無くなって感情を抑える理性みたいなものがきっと無くなって嫌なもの=逃げていいみたいな思考になってる気がする。野生の動物ならこれでもいいかもしれないけど俺は人間である。きっとダメだこれは。

今になって今までの自分の浅はかだった行動が自分を苦しめだしている。もう三十代も中盤ですでに4社目でこれといったスキルもなし。袋小路に追い込まれてる感じが強い。自分の中で、次はもうないぞ！という気持ちと、まだ逃げても大丈夫みたいな甘えが混在していてよくわからない感じになってる。今の職場は辞めるほどの不満はない。給料安いけど。でも強い嫌なこと一つでまた逃げ出しそうな自分がいる。その時は踏ん張れるだろうか？それともまた逃げ出すのか？いずれにせよ自分の中で会社を辞めて逃げるクセをどうにかしなければならない時がきていると感じている。

モブなのに

自分は人生の主役であると胸を張って言えるか？答えはNO！！！である。どう考えてもだ。自分の人生なのに常にモブ感が半端ない。どこにいてもモブだ。戦争映画なら開始早々画面の奥で爆弾でバラバラになってるし、パニック映画なら一瞬映る死体程度の存在感だ。単体ではいないのも同然である。どこかの主役の誰かの彩りのためだけに存在している。極論自分じゃなくて良い。誰でもいいのだ。

モブなのにモブらしくない義務を課されるのが今の社会。モブで隅っこに生きているのに義務だけは立派に課してくる。税金やなんやら…頭が痛くなる。モブなのにどこかの主役と同じだけの義務だ。正直割に合わないが義務だから仕方なく果たすしかない。

俺の今の願いはモブはモブらしく隅っこでいいから課せられる義務もモブらしくちょっとにしてほしい。主役を引き立たせるためだけの人生にもう少し希望を持たせてほしい。

査定が鬼になるようです

やる気がない人間でも働ける会社が今変わろうとしている。リストラに加えて査定にもメスを入れるらしい。今までの査定は五段階評価で最も良いのがAでカスがEだった。査定ではBとCが最も多く全体の7割がこの2つのどちらかに収まる。定期昇給があるのはCまででD以下は昇給がない。ちなみにE取ると定期昇給無しでボーナス減額である。この査定方式が大きく変わることになった。

まず査定としてCは残るもののCという評価はつかないことになるらしい。今までCだった人はD評価になるようだ。同じ様にDだった人はEに落ちる。じゃあEの人はどうなるのか。それはさておき今までギリB取れていた人もDまで下がる。ちなみにこれからどの評価になっても過去のその評価と同じ。言ってみれば昇給できる人間がぐっと減るだけのシステムに変わる。

※新卒6年目までは今まで通り一律昇給する

さて自分はどうだろうか。今までギリBだったのでこれはキツい。新しい評価ではほぼDで奇跡的にBかもしれないという極端なところにいる。完全に新制度のターゲットにされている。会社よ、俺にどんな恨みがあったのか？と言いたいところだが、会社の財務やらなんやらボロボロなのでまぁ致し方ないかと思いながら諦めることにする。会社なんて嫌なら辞めればいい。今までもこれからもその気持ちを忘れずにこの新制度を受け入れようと思う。

クソみたいな話

物心ついた頃のあだ名がウンコマンなのは日本中探したらまぁいると思う。だが高校卒業まで💩系のあだ名付けられ続けたのは俺含めそんないないと思う。俺の人生はウンコと共に歩んだと言っても過言ではない。ちなみに俺の場合は純粋に💩したくなるタイプで、お腹が痛くなることとは全くの無関係なタイプだ。

ウンコマンの始まりは幼稚園で💩漏らしてあだ名がウンコマンになった(あだ名が嫌すぎて幼稚園半月ほど休んだ。漏らしたことはどうでも良かったらしい)。小学校の頃は初日から学校で💩して、毎日給食食べた後に授業中にトイレで💩してたからウンコマン。中学も同じなので略。高校時代も相変わらず💩ばかりしてたのでウンコマンと思いきや、お腹を下してトイレで捻り出してた時の音を聞かれ下痢と影で呼ばれていた。ちなみに外部模試の時に風邪でお腹を下していたため何度も試験中に💩してきたためカンニングを疑われ会場から追い出されたことがある。また現役の頃に地元の本物のFランを受けた時に同様のことをしてカンニングを疑われ試験を受けられなくなったこともある。おかげでその大学に入学できないことで助かった。正直、あの大学に合格して入学していたらマジで死ぬまで悔やんだと思う。この点は💩に感謝したい。

社会人になってからはどうか？さすがにウンコマンなんて言われていないが、トイレに行く回数は相変わらずだ。会社行く時は最低二回は途中下車するし会社についてからもする。もちろん昼飯食べたあとにもする。大人になれば良くなると親に励まされたが結局良くなっていない。相変わらず💩に支配される人生である。シャケェジン辛い。ジンセェ辛い。未来に絶望した。

だがここ二年で状況は変わった。コロナである。コロナで在宅勤務のおかげで苦しむことは少なくなった。あまり通勤ないしいつでもトイレすぐ行けるし好きなだけできる。これは何事にも代えがたい素晴らしいことである。世間ではコロナのおかげで色々辛い思いを強いられている人が多いが俺からするとコロナ様々である(不謹慎だが)。

今はいよいよコロナ禍も終わりに近づいてきた雰囲気である(たぶん)が、俺個人からするとこのまま続いてほしいとさえ思う時がある。だって💩で苦しまなくていいから。コロナ禍終わったらまた毎日通勤の日々である。毎日最低二回は途中下車するのである。これの辛さがわかるか？もう経験したくなさすぎて今から毎日出勤の日々を想像するとお腹が痛くなる。不謹慎だがコロナ禍続いてくれ。それがかなわないなら在宅の仕事を探すしかない。