逃げグセ

今勤めている会社は4社目。新卒のブラック企業から逃げるように辞めて、2社目は上司とそりが合わず辞め、3社目は勤務地が田舎すぎて辞め、そして今の会社で一旦落ち着いている。

新卒の会社はホントにキツくて辞めたけれど2社目3社目は耐えようと思ったら耐えられたよな、なんて思うことが今でもある。2社目はクソ上司だったけどそろそろ異動か？なんて話は出ていたし、3社目は田舎すぎたけど自分の適応能力の低さが原因だったよなと。適当に理由をつけて辞めるクセがついてしまった気がする。なんとなく1社目で嫌なことから逃げることの正当性を肯定することができるようになり、それ以降はアレコレ文句つけて、色々こじつけて正当化してるだけな気がしている。なんかこう他にやり方はあったよな、なんてアレコレ考えてしまう。

今でも考えると1社目のクソ環境に慣れたおかげで世間的にはブラックな2社目3社目は労働環境自体は割とヌルゲーだった気がする。それでも世間的にはクソなんだけれども。なんというか自分の中で耐性というものが無くなってしまったんだなと。無くなって感情を抑える理性みたいなものがきっと無くなって嫌なもの=逃げていいみたいな思考になってる気がする。野生の動物ならこれでもいいかもしれないけど俺は人間である。きっとダメだこれは。

今になって今までの自分の浅はかだった行動が自分を苦しめだしている。もう三十代も中盤ですでに4社目でこれといったスキルもなし。袋小路に追い込まれてる感じが強い。自分の中で、次はもうないぞ！という気持ちと、まだ逃げても大丈夫みたいな甘えが混在していてよくわからない感じになってる。今の職場は辞めるほどの不満はない。給料安いけど。でも強い嫌なこと一つでまた逃げ出しそうな自分がいる。その時は踏ん張れるだろうか？それともまた逃げ出すのか？いずれにせよ自分の中で会社を辞めて逃げるクセをどうにかしなければならない時がきていると感じている。