3月13日(水)に鳥取環境大学サスティナビリティ研究所でエコ端会議がありました。
今回は、タイトルにある通り日本と比べたドイツのエコライフが主な内容で、
ドイツの研修員のイネス・ミュラーさんにドイツについてのお話を聞きました。
そのときの内容を簡単にまとめてみたので、よかったら見てみてください。
ドイツのエコ政策
<原子力撤廃>
1970年代から反原発運動
2000年 「原子力発電撤廃合意」第1回原子力撤廃
2010年(秋) 原発稼動期間延長
福島第1原子力発電所の事件でより反原発運動が活発になる
2011年(夏) 第2回原子力撤廃
<電力源>
褐炭(かったん)とは?
「石炭の中でも石炭化度が低く、水分や不純物の多い、最も低品位なものを指す。炭素の少なさと水分の多さにより発熱量は低い。重くてかさばり輸送コストがかかるわりに、エネルギーをあまり生産できないため、燃料としてのエネルギー効率は悪い。また、空気中の酸素と化学変化して自然発火する恐れのある官能基が多いので、保管・輸送には適さない。その上、乾燥すると粉末状になり、粉塵爆発の危険が生じる。」(Wikipediaより)
フランスの原発などからも電力をもらっている
→ドイツの原発は止めるが、フランスの原発は止める予定がない
<省エネの振興>
○再生エネ法 2000年
好きな電力を選べるようになった
目標:2020年までに再生エネ割合を35%へ
2050年までに再生エネ割合を80%へ
○暖房・冷却再生エネ法 2009年
目標:2020年までに割合を14%へ
○バイオ燃料割合法 2007年
バイオの元となるもの:菜の花が主
ドイツのエコな日常生活
<ごみ分別>
基本的に4つの色のゴミ箱が各家庭にある。ただ地域によって多少分別方法が違う。
*左から順に茶色(生もの)、黄色(プラスチック製品や特定のマークが付いたもの)
黒(その他の燃えるごみなど)、青(古紙類、レシートなどの小さな紙も含む)
<デポジット瓶制度>
ドイツでは飲料水が瓶に入っていることが多い。
そんな瓶には左図のようなデポジットマークが付いていることがある。
このマークが付いている商品には商品代とは別に預かり金も含まれていて、
左図の自動販売機のような回収機に入れると返却費用としてお金を手に入れることができる。
この取り組みによって、容器の回収率は高くなっている。
<エコバック>
ドイツではエコバックを買い物の際に持ち歩くことが日常になっている。
鳥取県の東部地域では平成24年10月1日からレジ袋無料配布中止を行い、
ようやくいらない物はもらわないという意識付けが県民に広まってきた。
しかし、ドイツではさらに昔からこのようなエコ意識が人々に根付いている。
<ドイツの人から観た日本のエコライフの印象>
●悪い点
・プラスチック袋が多い
・建物の断熱がよくない
→建物の壁が薄い
「鳥取の冬はドイツと比べて外は暖かいが、中は寒い」
○良い点
・食べ物の産地が分かりやすいように工夫されている
・洗濯機を使う際、冷水しか使わない
→ドイツでは温水(90℃に温められたもの)を使用する。その代わり、日本のように強力な洗剤を使用しない。
(温水で汚れを落とし、菌を駆除することが出来る)
→太陽熱温水器を使えば、エコで環境にも優しい
<感想>
このエコ端会議でドイツのエコ政策、エコな日常生活を深く広く知ることができ、
ドイツに興味を持つことができました。
そして、福島第1原子力発電所の事件が発生する前からドイツでは反原発運動が行われていたということと、
各家庭でごみを細かく分別し、デポジット瓶制度で容器の回収率を上げているということにとても驚かされました。
ドイツのように原子力発電所を0にすることは難しいことだと思いますが、
日本でも今できる最低限の環境政策を行ってほしいです。
by wada
今回は、タイトルにある通り日本と比べたドイツのエコライフが主な内容で、
ドイツの研修員のイネス・ミュラーさんにドイツについてのお話を聞きました。
そのときの内容を簡単にまとめてみたので、よかったら見てみてください。
ドイツのエコ政策
<原子力撤廃>
1970年代から反原発運動
2000年 「原子力発電撤廃合意」第1回原子力撤廃
2010年(秋) 原発稼動期間延長
福島第1原子力発電所の事件でより反原発運動が活発になる
2011年(夏) 第2回原子力撤廃
<電力源>
褐炭(かったん)とは?
「石炭の中でも石炭化度が低く、水分や不純物の多い、最も低品位なものを指す。炭素の少なさと水分の多さにより発熱量は低い。重くてかさばり輸送コストがかかるわりに、エネルギーをあまり生産できないため、燃料としてのエネルギー効率は悪い。また、空気中の酸素と化学変化して自然発火する恐れのある官能基が多いので、保管・輸送には適さない。その上、乾燥すると粉末状になり、粉塵爆発の危険が生じる。」(Wikipediaより)
フランスの原発などからも電力をもらっている
→ドイツの原発は止めるが、フランスの原発は止める予定がない
<省エネの振興>
○再生エネ法 2000年
好きな電力を選べるようになった
目標:2020年までに再生エネ割合を35%へ
2050年までに再生エネ割合を80%へ
○暖房・冷却再生エネ法 2009年
目標:2020年までに割合を14%へ
○バイオ燃料割合法 2007年
バイオの元となるもの:菜の花が主
ドイツのエコな日常生活
<ごみ分別>
基本的に4つの色のゴミ箱が各家庭にある。ただ地域によって多少分別方法が違う。
*左から順に茶色(生もの)、黄色(プラスチック製品や特定のマークが付いたもの)
黒(その他の燃えるごみなど)、青(古紙類、レシートなどの小さな紙も含む)
<デポジット瓶制度>
ドイツでは飲料水が瓶に入っていることが多い。
そんな瓶には左図のようなデポジットマークが付いていることがある。
このマークが付いている商品には商品代とは別に預かり金も含まれていて、
左図の自動販売機のような回収機に入れると返却費用としてお金を手に入れることができる。
この取り組みによって、容器の回収率は高くなっている。
<エコバック>
ドイツではエコバックを買い物の際に持ち歩くことが日常になっている。
鳥取県の東部地域では平成24年10月1日からレジ袋無料配布中止を行い、
ようやくいらない物はもらわないという意識付けが県民に広まってきた。
しかし、ドイツではさらに昔からこのようなエコ意識が人々に根付いている。
<ドイツの人から観た日本のエコライフの印象>
●悪い点
・プラスチック袋が多い
・建物の断熱がよくない
→建物の壁が薄い
「鳥取の冬はドイツと比べて外は暖かいが、中は寒い」
○良い点
・食べ物の産地が分かりやすいように工夫されている
・洗濯機を使う際、冷水しか使わない
→ドイツでは温水(90℃に温められたもの)を使用する。その代わり、日本のように強力な洗剤を使用しない。
(温水で汚れを落とし、菌を駆除することが出来る)
→太陽熱温水器を使えば、エコで環境にも優しい
<感想>
このエコ端会議でドイツのエコ政策、エコな日常生活を深く広く知ることができ、
ドイツに興味を持つことができました。
そして、福島第1原子力発電所の事件が発生する前からドイツでは反原発運動が行われていたということと、
各家庭でごみを細かく分別し、デポジット瓶制度で容器の回収率を上げているということにとても驚かされました。
ドイツのように原子力発電所を0にすることは難しいことだと思いますが、
日本でも今できる最低限の環境政策を行ってほしいです。
by wada
聞けることができるのは、とても貴重な機会だったと思います。その日は別件があるので出席できなかったことが悔やまれます
ドイツが原発を完全撤廃を決めているのに対し、日本は再稼動の動きが色濃いですね・・。つい先日はフランスから原発のプルトニウム燃料を輸送することが決まりましたし。 それでも、エコ生活などまずは身近なところから、ドイツ並みのエコが徹底しているようにがんばろうと思いました