21日 酒蔵へ行った
「名入りの酒を15本 明日の夕方には届きますか?」と尋ねると
「14時までに出荷できれば大丈夫ですよ」との事
「では このお酒をお願いします」
14本には 「お客様へ 感謝」
1本には「姉 お疲れさまでした」とお願いした
名入りの職人さんが今出かけているので急いで戻るよう 携帯に連絡してくれている
確実に22日着くように 備考欄に「22日必着」と書いた
受け付けてくれてスタッフの方に
「22日 姉が営んでいたスナックが閉店する事になったんです だから何としてでも
ここのお酒を届けてあげたいんです!」とお願いすると
「頑張って送らせて頂きます」と答えてくれた
いい酒屋だ! 心を込めて送ってもらおう
お酒と一緒に 「姉へ 長い間お疲れ様でした お客様と飲んで下さいね」と手紙も添えた
姉の旦那が まだ学生の娘を残しこの世を去った
それは突然訪れた
「パパ 2階に行って来る」
「はい」 義兄は答え
姪っ子が 数分2階に行っている間の出来事で 帰らぬ人になった 心筋梗塞だった
姪っ子は 私がそばに居ればと ずっとずっと心を痛めていた
姉も 突然の出来事に泣き暮れた
しかし 現実は泣いている場合ではなく 自営業をしていた義兄の借金が残り
そして娘を育てていかなければいけなかった
その後 夜の仕事 稼ぎがいいスナックを始める事になった
山あり谷あり 義兄の借金を返済し 自分で開業して
娘も小学校 中学校 高校大学まで行かせることが出来た
どれだけの苦労をしてきたか想像はつくと思う
そんな折 母の検診に付き添った姉は ついでに検診を受けた乳がん癌が見つかった
その後 手術経過は良好で時は経った
5年が過ぎ6年目の検診で 万が一を考慮し卵巣摘出の手術を受けなければいけなくなった
転移しているかもの万が一だ
その手術が 年明け開け1月2日から
このボロボロの身体で 夜の仕事を続けていくのは無理だと判断して閉店となったのだ
この閉店日に 私は何を贈ってあげようと悩んでいた
花を贈ろう!開店の時も贈ったし!!
と花屋に行った 「いや待てよ 閉店に花は枯れてゆくのにあんまりイメージ良くないよなぁ」
「そうだ!酒だ!酒を贈ろう!」
姉をここまで助けてきたのは お客さんあってのことだ
お客さんに感謝の意味を込めて 地元で旨い酒を贈ろう
蔵開きに一度姉も来た事があって ここの酒は旨いってのをしってるし好都合だ
つづく
「名入りの酒を15本 明日の夕方には届きますか?」と尋ねると
「14時までに出荷できれば大丈夫ですよ」との事
「では このお酒をお願いします」
14本には 「お客様へ 感謝」
1本には「姉 お疲れさまでした」とお願いした
名入りの職人さんが今出かけているので急いで戻るよう 携帯に連絡してくれている
確実に22日着くように 備考欄に「22日必着」と書いた
受け付けてくれてスタッフの方に
「22日 姉が営んでいたスナックが閉店する事になったんです だから何としてでも
ここのお酒を届けてあげたいんです!」とお願いすると
「頑張って送らせて頂きます」と答えてくれた
いい酒屋だ! 心を込めて送ってもらおう
お酒と一緒に 「姉へ 長い間お疲れ様でした お客様と飲んで下さいね」と手紙も添えた
姉の旦那が まだ学生の娘を残しこの世を去った
それは突然訪れた
「パパ 2階に行って来る」
「はい」 義兄は答え
姪っ子が 数分2階に行っている間の出来事で 帰らぬ人になった 心筋梗塞だった
姪っ子は 私がそばに居ればと ずっとずっと心を痛めていた
姉も 突然の出来事に泣き暮れた
しかし 現実は泣いている場合ではなく 自営業をしていた義兄の借金が残り
そして娘を育てていかなければいけなかった
その後 夜の仕事 稼ぎがいいスナックを始める事になった
山あり谷あり 義兄の借金を返済し 自分で開業して
娘も小学校 中学校 高校大学まで行かせることが出来た
どれだけの苦労をしてきたか想像はつくと思う
そんな折 母の検診に付き添った姉は ついでに検診を受けた乳がん癌が見つかった
その後 手術経過は良好で時は経った
5年が過ぎ6年目の検診で 万が一を考慮し卵巣摘出の手術を受けなければいけなくなった
転移しているかもの万が一だ
その手術が 年明け開け1月2日から
このボロボロの身体で 夜の仕事を続けていくのは無理だと判断して閉店となったのだ
この閉店日に 私は何を贈ってあげようと悩んでいた
花を贈ろう!開店の時も贈ったし!!
と花屋に行った 「いや待てよ 閉店に花は枯れてゆくのにあんまりイメージ良くないよなぁ」
「そうだ!酒だ!酒を贈ろう!」
姉をここまで助けてきたのは お客さんあってのことだ
お客さんに感謝の意味を込めて 地元で旨い酒を贈ろう
蔵開きに一度姉も来た事があって ここの酒は旨いってのをしってるし好都合だ
つづく