未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

レビットの穴

2009-08-14 03:03:11 | 雑記

直径1/4インチの穴をあけるドリルを買うお客は、ドリルが欲しいのではなく、直径1/4インチの穴が欲しいのだ。 

みたいなやつ聞いたことありません? 
T・レビットという人の著書の中の有名なやつです。 

正確には、 
「昨年、4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したからだ」 
だそうですが。 


開発と顧客の要望の狭間では、追い込まれれば追い込まれるほど、このことを忘れがちになっている気がします。 

ついつい「ドリル」(=私の場合は、「システム」とか「ソフトウェア」とか)の枠内だけで解決方法を考えようとしてしまう。
別にシステムによって解決しなくても
よいのに、です。 


言われてみれば当たり前な話なんですが、「いや全部システムで自動的にできなきゃダメだ!」って、お客も開発者も思ってること、結構多かったりはしませんか。 

で、それを無理やりシステムで自動的にやろうとして、かえっていろんな人が疲れて、時間もかかって、その挙句に結局できなかったりして。 


いい例えだなーと感心します。