東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

5月29日 女川原子力発電所内体育館

2011年05月29日 | 日記

今日のキッチンはいつもと違いました。それは・・・

火を使うことができないので、ホットプレートを使用して焼き肉をやった!ということ。

ホットプレートを3台使用し、女川原発体育館入りをしました。

体育館内の入り口付近でキッチンを実施!

被災者の方は、5月いっぱいで別の二次避難所に移動する方が結構いるとのことで、人数が大幅に減るとのこと。

焼き肉を食べているご夫婦と話をしたのですが、日ごろは、お弁当を食べているが、火を使うことができないので、温かい物を食べていない、そして、お肉は1カ月ぶりと話されていました。温かいお肉がおいしい!と喜んでくれたお父さん・・・「写真を撮らせて」とお願いをし1枚パチリ!そして、お母さんともう1枚パチリ!!と撮らせていただいた後に、お父さんからの一言・・・「写真そんなに撮ってどうするの?」

写真は、団体活動報告でHPに載せるために、撮っているんですよ!と答えると、お父さんは「家を流されたから、俺はみれないんだよな・・・」「俺の家、ここに来る途中の海に浮かんでいる家だよ・・・」と。この一言に、返す言葉がありませんでした。

でも、最後のお父さんが、「お金が入ったら、パソコン買ってHPみるよ!」「今日はおいしかったよ!!」と言い、お母さんと一緒に体育館内も戻られました。

この言葉には、お父さんの優しさが詰まっていて、今日は来てよかったな・・・おいしいと言って食べてくれたことにホッとさせてもらいました。

 

避難所の状況により、キッチンメニューは同じでも、それをどう実現していくのか・・・ということ、活動方法を変えなければならないということを知った日でした。

 

この日は、子どもが1人しかいなく、子ども広場は、伊達っ子がつきっきりで遊んでいました。

 

まな


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