結婚式の前日に・・第２話・・自分と重ねました。。

最近気になっていたホットサンドメーカーを先週末に購入し、
明日早速作ってみよう！と思ったところ・・
ちょうど、今日の21時から放送だった"マツコの知らない世界"でホットサンドが取り上げられていたため、テレビにはりついてみていました。明日のホットサンド作りが楽しみになり、ふと番組表を見たら、このままのチャンネルで前回のブログに書いた"結婚式の前日に"があると知り、見ることにしました。
前回のブログでは１話を見逃したからあきらめたと書きましたが、やはり気になっていて・・

今日の話は、主人公の脳腫瘍が悪性と分かり５年生存率が20％と言われ、婚約者との結婚に迷う主人公の姿が映されていました。
たぶん、今までのわたしなら色々ツッコミをいれたであろう話でした。
ですが、わたし、第２話を見て号泣してしまいました。

わたしは手術をして病理検査をしないことには良性か悪性かは判断できないと言われたので、入院から１週間後には手術をして腫瘍を取れるだけ取ってもらいました。
術後動けない状態で、動けないからこそ色々考えました。

術後ベッドに横になり動けない私が、ベッドの横に立つ両親を見上げていたとき。
なんでわたしがここにいるの？
なんで親に見守ってもらってるの？
順番が違うやんって思い、親に子どものこんな姿を見せていることが申し訳なくて、
親の気持ちを想像し、辛くてたまりませんでした。

そして入籍して10日後にここで動けないわたし。
この時期主人は仕事の繁忙期でした。
本当だったら家でご飯作って待っているはずなのに、なんでわたし病院にいるの？
なんで脳腫瘍なの？いつから？という思いでいっぱいでした。そして常に頭にあった思い。それは・・
もし、あと１日早く前兆の症状が出てたら？
もし、あと１か月、３ヶ月早く脳腫瘍がわかっていたら？
彼はわたしと結婚しただろうか。わたしは彼と結婚しただろうか。
ずっとずっと考えていました。
"もしあの時"なんて起きてしまった後に考えても仕方ないことは分かってますが、状況とタイミングが・・考えてしまう要素いっぱいでした。そして、彼(主人)に申し訳ない気持ちで涙がとまりませんでした。
たしか、術後４日目あたりにこの気持ちをぶつけた気がします。
わたしがなんて言ったかは覚えていませんが、その時思っていた気持ちをぶつけたと思います。
そのとき主人が言ってくれた言葉で唯一覚えている言葉は「俺は今まで家族より仕事と思って生きてきた。でも今回Orange(わたし)がこういう状況になって仕事より家族が大事って思った」という言葉です。主人は普段からそっけなくて、口数も少ないしあまり自分の意見を口にするような人ではないので、こう言ってくれたことがとてもうれしくて少し安心し「わたし達にはこれくらいの試練がないと、これから先やっていけなかったのかもね」って笑ってわたしが言葉を返したことは覚えています。

それを・・
今日のドラマ"結婚式の前日に"第２話をみて、思い出しました。
あのときの心境を思い出し、主人公と重ねていました。するととても切なくなってきて、、中盤から最後にかけてめっちゃ泣いてました。
そのわたしをみてお風呂上りで状況が掴めなかった主人は「え？そんな泣くようなドラマ？」って聞いてきたので、ドラマが終わったと、あれやこれやと自分のあのときと重なって・・て一生懸命説明しましたが、携帯ゲームをしながら聞き流されました・・・
わたしの話をちゃんと聞いてくれない人ですが、病気を受け止めて、支えてくれています。無理するなと釘をさされますが、病気だからと情けをかけることなく、今までと変わりなく接してくれることが、わたしにはとても有難いことで、彼(主人)と一緒になってよかったと思っています。
まだまだ夫婦の関係も、わたしの病気も、なにもかも色々なことが通過点なので、これでよかったと思えることはまだありませんが、最終的にはこれでよかったと、自信を持てる生き方がしたいと最近思うようになりました。



今日は久しぶりにたくさん泣いてちょっとスッキリしました。




最後にいまのわたしにぴったりなお言葉を見つけましたのでそれを残します。
少し省略しますが・・


・物も心もつかいよう

授けられる其の金、其の身体、其の心、決して無駄に使ってはならぬ。
其の手、其の足、其の言葉、世の為、人の為、役立つように使っているか。

清々しい日々が過ごせるように心がけることが大切である。