こんにちは、大類勇人です。
今回は奥日光エリアにある華厳の滝について紹介します。
華厳の滝は日本三大名瀑の一つで冬になると「氷瀑」として有名です。
氷瀑(ひょうばく)とは滝が凍ってしまったものを指します。
流れ落ちる滝の高さはなんと97メートルもあります。
冬の日光は氷点下が続きになることが多いので水しぶきまで凍り付いた景観は
とても幻想的です。凍てつく寒さですが足を運んでみる価値大です。
華厳の滝の観瀑台まではエレベーター570円(往復)で行くことができます。
華厳の滝の由来
華厳の滝は日光を開いた勝道上人が(しょうどうしょうにん)第一発見者とされていて、
天台宗の五時八教説の中の華厳経と呼ばれる華厳の滝仏教経典から
名付けられたと伝えられています。
自殺の名所としても有名
1903年(明治36年)5月22日、第一高等学校の藤村操がこの滝の近くにある樫の木を削り、
「巌頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して投身自殺し、
その後、彼に影響を受けた者の自殺が相次ぎ、自殺の名所という評判が立ってしまったようです。
巌頭之感文面
悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て此大をはからむとす、
ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。
冬の華厳の滝は神秘的
華厳の滝は四季を通じて様々な景色を見ることができますが
やっぱり冬の華厳の滝が大類勇人のいちばんのおすすめです。
氷点下の世界なのでとても寒いのですが、
この幻想的な世界をご自身の目で見ていただきたいと思います。
言葉で表せないなんともいえないこの景色を。
水しぶきが凍り、流れる滝が氷の柱となって止まっている状態。
時間が止まってしまったかのようなこの世界。
ぜひ足を運んでください。
JR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約40分、
「中禅寺温泉」バス停下車徒歩約5分
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