世界の中心でおさかな生活

「おさかな」です。
アホなことばかり書いてますが、一部の変わり者にはそこそこ面白い読み物にしていこうと思います。

ふと思い出した、感動した出来事

2015-11-04 21:35:03 | 日記


ふと思い出した、感動した出来事を書いていきますよ。








あれは大学生のころ…


そう、モテなくてお金もなかった私の大学時代。
それでも好きなことやりまくってそこそこ楽しくやっていた大学時代の話。











私は、登録制のイベントスタッフのアルバイトをしていました。
コンサート会場や球場でよく働いているバイト君ですね。






私が働いていた会社では、定期的に電話して「何月何日の〇〇よろしく」みたいな感じでバイトのシフトを決めるのですが、
そこで私のシフト(スケジュール調整)を担当していた方(Sさん)が、中々に豪快な方でした。







まあ何というか、性格は悪くないけど口はとっても悪いみたいな^^









毎週のように電話で話すので、すぐに親しくなるんですねこれが。









Sさんは最初こそ丁重なのですが、ある程度親しくなると言いたい放題言ってきます。
「うっさい!ボケ!」とか
「おい、コラ!」
とか…



私がこういう「何を言われてもどこ吹く風」みたいな性格を知った上とはいえ、顔も知らない電話だけの相手に対して暴言吐きまくりです。笑
多分、相手を間違えたら問題になると思う。笑





私が電話で、間違えて敬語を使わずに話してしまったときのこと、



Sさん「おい!今なんつった?」
私「あ、間違えました。」
Sさん「間違えたって何?どういうこと?」
私「エラーしました。笑」
Sさん「何がエラーや。しばくぞコラア!あ、お前もう次の〇〇の現場入れてやらん、フン!」



へそを曲げてしまいました。笑




いっつもこんな感じです。







ある日のこと、
Sさん「再来週の〇〇の現場いける?」
私「その週はちょっと無理なんです」
Sさん「は、なんで?」
私「海外旅行行くんです。」
Sさん「そうか。わかったわかった。よし、死んでくれ!」ガチャ(電話を切られました)





ま、そういう感じの人で、私は私でSさんを楽しんでいたのです。







用事があって本社に行ったときに、一度だけ会って話したしたことがありますが、結局対面したのはその1回だけだったなあ。












そんな感じで時が過ぎ、私が就活をするのでバイトを辞めることにした日。
私は私の担当だったSさんに連絡を入れて辞める旨を伝えました。








そのときのSさんの言葉を今でもふっと思い出すことがあります。


Sさん「なるほど、、で、お前どういう系の進路にするの?」
私「〇〇や△△を考えてますが」
Sさん「失敗するパターンやな。うん。」
私「……その時はその時です」










Sさん「ん。まあそれはそれでいいけど。

お前は今までよくやってくれたし、周りのバイトもお前のことはええ子やった言うてくれてた。本当に感謝してる。

だからこそ、妥協はせずに自分の進みたいこと道に進んでほしいと思う。今までありがとう。

これからは客としてうちの会社を頼むよ。イベント来てな!」














Sさん「おい!〇〇(私の名前)、自分でしっかりと悩んで決めたことについては絶対に妥協をするな!」













普段は悪態ばかりついている人だからか、えらい良い人に感じてしまった。









後から聞いた話ではSさんは中々頭の良い大学を出ているそうで、珍しい因果で中小企業のイベント会社に就職したそう。
だからこその「絶対に妥協するな」の声なのかもしれませんね。









それはそれでいいとして、当時の私はまだちゃらんぽらんの学生で、自分が良ければそれでいいというどうしようもないお子様だったのです。







そんな私にもこんな風に接してくれる人がいることに当時は感動してしまいましたよ。








バイト先から貰った一番の給料かもしれませんね。









久しぶりに電話してみようかな。
「仕事の邪魔すんなボケ!」とか言われるかな。笑




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