お散歩ギャラリー

お散歩の内容と写真です。

奈良珍道中~薬師寺へ行くの巻2

2010年11月23日 23時57分14秒 | Weblog

裏から薬師寺の白鳳伽藍に入ってしまったわれわれは今日のスケジュールをこなすため、休ヶ岡八幡宮へお参りするのを諦めて伽藍を見学することにしました。

まだどれがどの建物かさっぱり分からないので、とりあえず一回りすることにしました。

パンフレットと見比べながら歩くうちに、伽藍のセンターに立っていました。

ようやくどれが何の建物かがわかるようになりました。

これは金堂。薬師三尊像のある建物です。

これが昭和56年に再建されたという西塔、色彩が素晴らしい。

そして、これが白鳳時代の姿を残す東塔、今回の旅の目的のひとつはこの塔をカメラに収めることでありました。

この東塔は10月30日まで内部が公開されていましたが、改修工事に入るため、我々が訪れたときはすでに公開されていませんでした。

この姿を見られるのはこれが最後です。

閉ざされてしまった塔への入り口。

別れを惜しみながら塔の周りをぐるぐると回りました。

 この後金堂に入り、国宝の薬師如来、日光、月光菩薩を拝観しました。

写真に撮れないのは残念ですが、大きさといい、迫力といい、美しさといい、国宝にふさわしい価値のある姿に思わず手を合わせて拝んでしまいました。

それにしてもこの時期は修学旅行の団体や、旅行ツアーの団体が結構来ているにもかかわらず、ざわざわしていないのはこの広さのせいでしょうか。

伽藍だけに、なんかがらーんとした印象でした。

西塔を見ながら、この伽藍をあとにしてまた迷ってきた道に戻りました。

 

つづく


奈良珍道中~薬師寺へ行くの巻1

2010年11月23日 23時07分13秒 | Weblog

かねてから一度見てみたかった薬師寺の五重塔(ではなく、三重塔でした。)を、やっと拝めるときがやって来ました。

折りしも平城遷都1300年祭で大賑わいの最中にです。

毎年JR東海ツアーズの「1day***」を利用して、京都や奈良を忙しく日帰りで歩き回りますが、今年は奈良をじっくり見たくて、

大奮発して1泊2日で回ることにしました。

最近、京都よりも奈良を多く訪れるようになったのは年のせいもありますが、奈良の空気がゆったりと落ち着いているからです。

さて、近鉄の西ノ京で下車。改札を出て階段を上り外に出ると、もうそこは薬師寺の入り口になります。

案内板にしたがってくねくねと歩道を歩いていったのですが、何かガイドブックに載っていた雰囲気と違う気がしてなりません。

まあ、その内にあの朱色と白の長い塀とその向こうに三重塔の見える風景に出会うことであろう。

と思いつつ足を進めていくと、何やら目の前に小さな門が見えました。

この門の前には「薬師寺 拝観時間・・・」と書かれている看板があり、やはりここで間違いないなと思いながら門の中に入りました。

門を過ぎるとすぐ左手に拝観料の徴収所があり、ここで拝観料を支払いながら窓口の女性に聞いてみました。

「あのー、 休ヶ岡八幡宮へはどう行ったらいいのでしょうか?」

実は来る前にガイドブックで、薬師寺に参拝する前に休ヶ岡八幡宮にお参りしましょう。というくだりを見たので、とっさにそう聞いてしまったのです。

窓口の人は「ここを左にずーと行くと、門があるのでそこを出たらすぐですよ」

言われたとおり左に向かうと、すぐに突き当たってしまい、左へ入る道があって入り口のテントの中のおじさんが入場券を切って「はい。こちらです。」というのです。

 

何か腑に落ちない気分のままこのわき道に入っていくと、途中で連れがいきなり、「券がなくなった。」と言い出しました。

"券"とは、拝観料を払ったときに何か特別公開のものがあって、500円で見られるというので迷った挙句に券を購入したのです。

仕方なく紫色の実のなる草が茂る道端を探し回りましたが何処にも落ちていません。

「もう時間がもったいないからいいよ。」と、私。

「待つてるからおとーさんだけ見てきてよ。」と、連れ。

「いいよ、いいよ」と、多少いらつきながら先へ進むことにしました。

少し進むと左側に建物があり、特別公開らしき催しの看板が出ています。

「これか」と思いながらよく見ると、全く人の気配がしません。

内容も分からず券を買うのも馬鹿ですが、何を展示しているのだろう? と逆に興味がわきました。

と、この道がここで右方向に折れていてどっちへ言ったらいいのか分からなくなり、くねくねと曲がっているうちに先程テントのあった場所の裏手に出てしまいました。

たぶんここを左に行けば"門"にたどり着くであろう、と根拠のない憶測をめぐらせながら足を進めると、何か鬱蒼と木の生い茂る場所に入ってしまいました。

「不覚にも迷ってしまったか。」と思いつつ左手を見ると、木々の隙間から白と朱色の建物が見え隠れしています。

迷わず木を分け入ってそちらの方向に進むと、少し広い場所に出て、建物の前で3人のバスガイドさんのような方々が休憩しているのが見えました。

建物に近づくと、中に団体さんがいて、お坊さんから法話を聞いている最中でした。

ここで、普通の人ならチャンスとばかりにこの3人の人に"門"への行きかたを聞くのでしょうが、

何を思ったか、そのままふらふらとこの場を離れてしまいました。

少し歩いて行くとかなり広い場所に出て、お寺らしき建物が増えてきました。

まだ朝の10時頃なのでいまどきの朝日の位置が低く、建物が何なのか逆光になってよく分かりませんでしたが、近づくにつれ、三重塔らしき建物が見えてくるようになりました。

「あれー これ薬師寺の境内じゃないか?」

その通りです。我々は裏から薬師寺の白鳳伽藍に入ってしまったのです。

本来は休ヶ岡八幡宮から南門を通り、中門を抜けてこの伽藍に入る筈だったのです。

そうすればガイドブックに載っている風景に出会えたはずなのですが、逆から入ってしまったので何処を歩いているのかさっぱり分かりませんでした。

それにしてもこの広さ、来る前にはここまで広いとは思わず、10分位歩けば休ヶ岡八幡宮へ行けるだろうと踏んでいましたが、ここまで40分位かかってしまい、もう休ヶ岡八幡宮へ行ってまた戻ってくる時間がなくなりました。

そこで予定を変更して、このまま伽藍の中を見学することにしました。

 

つづく


浅草散歩

2010年11月17日 23時57分01秒 | Weblog

1ヶ月ほど前になりますが、久しぶりに浅草をぶらぶらと歩きました。

仲見世は相変わらずすごい人の波なので、一本外れた観音通りを歩きました。

丁度昼時だったので、どこかうまそうな店はないかと見回していると、

観音通りを過ぎて、メトロ通りに入ってすぐ右側に、

暖簾に大きく「力牛なべ」と書かれている東南屋(たつみや)さんに入りました。

ここは店内が和風レトロな雰囲気の店で、何か落ち着きます。

ここでお弁当風のランチを済ませた後、伝法院通りに出ました。

この通りで六区と反対方向を見ると、スカイツリーが姿をあらわします。

伝法院通りを突っ切って細い道を真っ直ぐに歩いて行くと、浅草寺の境内に出ます。

お参りをしてから本堂を出て右に入っていくと、昔の面影の残る商店街があり、

この通りを進んでいくと、六区の通りにぶつかります。

左に折れて、ブロードウェイ商店街を進み、再び伝法院通りに出ます。

通りを少し進むと、右手に少し広い通りが見えて、角に浅草公会堂が見えてきます。

公会堂の前の、有名人の手形が並ぶ歩道を行き、公会堂の外れの角から左手を見ると、

再びスカイツリーが現れました。

公会堂の前の通りをさらに進み、新仲見世通りを左に折れてアーケードを歩いて行くと、

アーケードの切れ目から再びスカイツリーが見えました。

新仲見世通りをさらに進むと、東武浅草駅の前の大きな通りにぶつかります。

この通りを渡って、吾妻橋のふもとの水上バスの発着所に降りると、

隅田川の向こう側にアサヒビールの本社ビル(通称***ビル)や墨田区役所のビルの間から

スカイツリーが並んで見えてきます。

それにしてもこの日は10月も半ばというのに、夏のように暑い日でした。

おわり