5月の終わりに気象庁が、「関東甲信越地方が梅雨入りしたとみられる。」と発表して数週間、
「もう梅雨明けかい?」と思いたくなるほどさわやかな晴天が続きましたが、
ここ数日、本格的な梅雨空が戻ってきたようです。
花菖蒲や紫陽花も見ごろを迎えているようなので、久しぶりに公園を散策しようと清澄庭園にやってまいりました。
都営地下鉄大江戸線沿線は都立の庭園が多く、散歩するにはちょうど良い距離なのでよく利用しますが、
この清澄庭園は初めてです。
清澄白河の駅で降りて、清澄通りを渡るとすぐに鬱蒼とした木々が見えます。
面白いのは入り口が大通りに面していなくて、大通りから路地を入り、庭園の塀伝いに100mほど歩いたところにあります。
庭園の入り口は比較的狭いですが、日本庭園を感じさせる手水鉢の様な石造りの置物がいい雰囲気です。
奥に進むとすぐに広い池が目に入ります。
池の周囲の樹木は手入れが行き届いていて、他の都立庭園よりも綺麗な感じがします。
池の水辺には石の足場がしつらえてあり、人懐っこい鯉や亀に触れ合えるようになっています。
ここまで水辺に近づくことができるのもこの庭園ならではの特徴ではないかと思います。
回遊路をしばらく進み、紫陽花はところどころに見られるのですが、一向に花菖蒲の咲いているような場所が見当たりません。
駅のポスターには花菖蒲の咲いている都立の庭園が紹介されており、
この清澄庭園も写真入りで出ていたので、どこかに菖蒲園的な場所があるはずなのに・・・
と思いながら歩いていると、進行方向に何か広場の入り口らしきところが見えてきました。
広場に入ると、一面にシロツメクサでしょうか、白い背の低い小さな花が咲いていて、
一画に花菖蒲が見事に咲いている菖蒲田を発見しました。
しばらくは花菖蒲の姿を楽しみました。
数は少ないですが、紫陽花もまだ綺麗に咲いており、初夏の風景を堪能できました。
おわり
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