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この本は10年以上も前に読んでずーっと気になっている本です。題名「怒らないこと 役立つ初期仏教法話1」著者はスリランカ初期仏教長老 アルボムッレ・スマナサーラさん(現在77歳)です。本の内容を一部紹介です。興味深かったのは「怒り」は自分を焼き尽くす火であると書かれている箇所です。仏教では怒りは火、そしてヒンドゥー教のシヴァ神の儀式に使われる火に例えられて破壊する力があるようです。怒りは愛情と正反対の否定的なエネルギーで、向かう場所は自分のからだの中だというではありませんか。怒ることは、自分で自分を燃やしはじめ、影響を受けるのは内臓で知らず知らず疲れやすくなったり、不眠や病気がちになることが書かれていて読んでいてすごく納得しました。例え理不尽な死に直面しても、死ぬ瞬間怒らないことが大切なようです。
これまでの私の性格はせっかちで気性が激しく怒りやすく、この本に出会ってから、怒ることは不幸を呼ぶから、ささいなことで怒らないようになりました。少しだけ性格がまるくなったと感じます。
日本人として生まれて日本の社会で生きていくには、ここに書かれている「怒らないこと」がすごくぴったりだと思いました。子供のときから縦社会でずっと来ているので、なにを言われても我慢が自分の居場所を確保するために一番丸く収まると思いました。他の国では違うと思っています。正しいことは正しいんだとはっきりと言う、伝える人が多いのではないでしょうか。
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