野良猫本舗~十六夜桜~

十六夜桜(通称;野良猫)と申します。
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7/13-15祇園祭に町家旅-6 ~祇園祭宵々山~「山鉾観覧そぞろ歩き(昼)」

2013-07-17 | 旅レポ

「鯉山」

あ・・・こちらは、山建中な、13日に、ちらっと。

あまりに、この錦が素敵だったものでパシャリしました。

なので、山の写真は無いのですけども、この中から、金色の恋を5匹見つけられたら、運気があがる的な看板がございます。

 

山は、登竜門。

龍門の滝を登った鯉は龍になるっていう故事をもとにした山らしく、山鉾巡行の写真を見ると、大きな鯉が水しぶきをあげる姿が再現されていました。

山関係って本当にほとんどが台座と木のみの状態で飾られているので、全て出来上がった姿は山鉾巡行の時にしか見れないのでしょうかね。

のせる前のものは、それぞれの鉾町の建物の中で、見ることも出来たりするとこもあるみたいですけども。

 

「黒主山」

黒に桜。

六歌仙の一人、大伴黒主をのせ、桜を眺める姿をみせる山です。

こちらいろいろと、授与品が群を抜いてかっこいいんです。

全部欲しいって思ったほどに。

真っ黒に、赤い桜や、黒の文字。

団扇も、手ぬぐいも、浴衣までもが素敵です。

おたべとコラボしている真っ黒なおたべも売られていて、こちらがまた、黒ごまの味が利いておいしゅうございました♪。

 

「北観音山」

 

こちらも13日に撮影したもの。

鉾建ての真っ最中だったので、まだ、鉾をかこう策もなく、全貌を間近でみることができました。

鉾建てが終わると、柵で囲まれてしまうので、なかなか、車輪部分なんて、フルで見る事ができないので。

貴重な感じです。

山鉾巡りのもう一つの楽しみ方。

山鉾建ての最中を見に行くのもまた一興なんです。

 

これを見てた時に、ちょうど空模様が怪しくなってきて、雨がぽつぽつ。

その瞬間の、町衆の動きがみごとでした。

「雨来たっ!!」と叫び声をあげると、皆がいっせいにわらわらと動き出すという。

雨にぬれないように、いろいろ死守もしないといけないですしねぇ。

絶妙の呼吸をみた気がします。

 

「四条傘鉾」

 

ここからが、宵々山、15日の写真です。

【傘】な文字がちょっぴり可愛い提灯。

こう、主張せず、ちょっと乙女文字っぽい感じがなんともいえず可愛らしいなあと。

応仁の乱以来の傘鉾の姿らしいです。

うーん、歴史ありますねぇ。

再建なので、その時代からあったわけではないみたいですけども、当時もこんな形をしていたっていう事ですよね。

 

 

「蟷螂山」

 

私、こちらの授与品である手ぬぐいがすこぶる欲しかったんですけど・・・・・

なんと、15日にいったら見事に完売していた!!という人気っぷりです。

いろいろと異彩も華っております。

山の上の蟷螂さんは、羽や鎌が動くからくりになってるんです。

動く姿も見てみたいっ!!

 

授与品も、これでもかと、蟷螂がデザインされていて、これがまた可愛いんです。

←こんな感じ。

ものすごい、インパクトかつ、可愛さなんです。

そりゃあ・・・人気ですよね。

ゲットするなら、宵々宵山のうちには行かないと駄目なんだろうかやはり・・・。

↑からくりが濡れると駄目だからか、雨よけにビニールかけられてるんですけど、見えますでしょうか、UPの蟷螂さん。

で、もひとつ面白いのが、横で繰り広げられている「蟷螂おみくじ」

こちらも、しっかりからくり蟷螂さん。

くるくる回って、くじ番号のかいた玉を運んできてくれるみたいなんです。

大人気で行列ができてました。

ちょっと調べてみたら、もらうくじにも蟷螂がかかれていて、運勢によって蟷螂の絵の表情が違うらしいのです。

細かなこだわりが見えて、すごく面白そうです♪

 

 

「郭巨山」

 

2013年、くじとりで、1番山を射止めた縁起よしな山です。

しかも、二年連続。

なんか、すこぶるご利益ありそうです(笑)

貧困で母と子を養えず子を捨てようとしたところ、黄金の釜を掘り当てて母親孝行したという中国の故事を題材にしている山だそうで、

いろいろと他の山鉾などのいわれなども見ていると、かなり、中国などの故事などになぞらえたものって多いんですね。

祇園祭は動く美術館なんて言われますけども、本当に、どれをとっても、あでやかで、目の肥やし♪です。

 

 

「船鉾」

 

こちらの鉾、私が月鉾とならんで、最も好きな鉾なんです。

昔、テレビの祇園祭中継みたいなものでみて間近で見たくてしかたなかった鉾。

念願かないました。

搭乗もできるんですけど、やはり人気がたかいのか、大行列の15分待ち。

他にもいっぱい見に行きたいので、今回はあきらめたんですけど、でも、次は登ってみたい!!

ただ一つ、異色の船をかたどった鉾です。

山鉾巡航ともなれば、道路の海原をつきすすむ姿がきっとまた勇壮に違いないって思います。

それも見てみたいなあ(>▽<)

 

船首には金色のげき。

 

そうそう、船の形といえば、今はまだ幕末の「蛤御門の変」で焼けてしまい、不参加となっている大船鉾というのもあったそうなんですよね。

消失をまぬがれた部分を昨年から巡航に参加させているそうで、いずれ、二船が連なっていく姿も見てみてみたいです。

 

 

「岩戸山」

 

天岩戸の神話からなる曳山。

山だけど、鉾と同じく、大きな車輪がついてます。

 

 

「伯牙山」

 

こちらも中国の故事からきている山で、琴の名人伯牙が、この山の上に飾られます。

 

 

「芦刈山」

貧しさのために分かれた夫婦。

妻は都で宮使え、だけど夫が気になって探してみたら、夫は落ちぶれて葦を売っていた。

っていう謡曲を表している山だそうです。

なんでしょうね、妻強し?

 

 

「霰天神山」

 

朱塗りの鳥居に社殿など、なかなか華やかな山なんですが・・・この段階ではまだ(笑)

京都の大火のおり、霰が急に降り出して、火の勢いが収まったとされ、その時おりてきた天神様がまつられているのだとか。

なので、火除け天神ともよばれているそうで、実際、こちらの山は火難にみまわれたことがないっていう、ちょっぴりご利益深い山なのです。

 

「南観音山」

 

 

「山伏山」

上の写真は、山に乗る予定の山伏。

建物の二階に鎮座してました。

昔、八坂の搭が傾いた時、法力でそれをなおしたと言われているのだとか。

 

「木賊山」

世阿弥作の謡曲をもとにされた山。

我が子をさらわれ、木賊をかる翁がご神体として、のせられます。

 

 

 昼夜あわせて、こちらで写真をのせただけで、21。

他にも、写真はないけども、目にはしたのはあるので、おそらく、見れなかったのは、はしっこの方にある、6基くらい。

かなり歩きましたけども、なかなかの制覇数じゃないでしょうかね。

 

それぞれに、違う提灯や装飾、一つ一つ、違っていて、こういうの大好きな私としては大満足でした。

私の次の野望は、それぞれの山鉾町が出している手ぬぐいを少しずつ制覇していくこと&今度は、朱印集めなんかもしてみたいなあなんて。

いろいろな楽しみ方ができる祇園祭。まだまだ奥が深いです。

 

<続く>

 

 

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