野良猫本舗~十六夜桜~

十六夜桜(通称;野良猫)と申します。
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沖田さんの誕生日のつもりが、気づけば大半、伊東さん偲び旅4『こりずに島原篇-1』

2011-07-04 | 旅レポ

池田屋を後にしまして、歩いて「四条京阪」まで。

こちらから、またまた、市バスに乗り込みまして、「島原口」下車

 

いままでは、京都駅から歩いたりして行っていたので、うっかり迷走。

あれ、どっちだ、島原状態。

でも、なんとなく、こっちだろう?とずんずん。

こういう時は、やはり友が実に心強い。

途中からは、見慣れた風景が現れまして、もうすぐ、島原だぜ!と確信。

 

まず、みつけたのは、

『輪違屋』

今も営業されている置屋さんです。

営業されているというわけで、中に入る事はできませんが、あの時代からずっと営業されている貴重な場所でございます。

 

しかし、ここに輪違屋があるということは、あきらかに、島原大門を通り過ぎたと、東側へバックです。

『島原大門』

火事が多かったらしく、火消し用具がおかれております。

この門こえて、新撰組隊士もおしかけていたのでございますね。

いろいろと、迷惑の数々をくりひろげてくれたようですが(笑)

 

さて、島原のメインは、やはり、『島原角屋おもてなし文化美術館』

開館期間は3月15日~7月18日と、9月15日~12月15日までということで、

夏期と冬場は入れません。

 

中で離していただいた時にでた理由。

「文化財なので、クーラーや暖房設備が設置できないからね」

とのこと、うーん、すこぶる納得。

暑すぎて、寒すぎて、公開してる場合じゃないってことですよね。

入場料は1000円(一階のみ)。2階の特別公開は+800円。

2階については、要電話予約。

ですが、場合によっては、当日お願いできる可能性あり。

公開時間も決まってまして、定員は20名なのだそうで、HP でチェックです。

 

さてさて、角屋に潜入です。

重要文化財に指定されているだけのことはあって、2度おとずれても、やっぱり素敵なかまえに感動です。

なんと行っても、今回、まず、最重要は、これを写真におさめること。

「誰だ、こんなところに、刀傷をつけやがった奴はっ!!」

っということで、新撰組の誰かがつけた刀傷。

目を見開いて、がっつりみたところで、中へ。

まずは、台所から。

隊士や、維新志士や、お客人に振る舞うため、使用されただろう、かまどさんたち。

角屋は揚屋なので、芸妓や太夫はおかず、置屋さんに派遣してもらって。料理や茶席の用意をしていたのですね。

置屋からってことは、先ほどの輪違屋さんからも、芸妓や太夫さんが呼ばれてきていたのでしょうね。

 

←箱階段

玄関ぬけて、奥へ奥へ。

説明をいただける時間がもうすぐということで、網代の間は後回しに、松の間へ参ります。

途中の中庭も味わい深いですねぇ。

柱がないので、とってもよく見えるのですよ。

 

松の間でのお話は、また説明していただける方がかわると、話もいろいろかわって楽しゅうございます。

10分で語れといわれてるそうで、もっとしゃべりたいーと今回お話して下さった方がいってました。

私ももっと、語っていただきたいものです。

基本は、島原の今の場所までの移転などなどの話や、島原と吉原の違いとか、揚屋と置屋の違いとか、太夫と花魁の違いといった話。あと、新撰組の話も少し。

ですが、それ以外は、それぞれ話して下さる人によってさまざまのようす。

 

今回の方は、芹沢さんがどこに座ってたかなて話までしてくださいまして、おおおっ!でした。

おそらく、私の持ってたカメラにおもいっきり土方歳三と蒔絵がはってあるのを見られたのかと。

新撰組ファンだな!!って思っていただけたかと。

今回も運良く、同席の人がいずで、友と二人貸し切りで話を聞いておりました。

 

芹沢さんは、このあたりに座っていらっしゃったようですよ。

「なんで、俺が芹沢さんの座ってた場所に座らなきゃぁいけねぇんだ!!」

って声が聞こえてきそうですが・・・。

はい。人がいなかったので、そりゃもう、遊び放題で、土方さんを出しておりました(笑)

いえ、実際には、ガイドの方がいらっしゃったわけですが、羞恥心はゴミ箱へ。

 

この、土方さんの位置からみた景色がこちら。

横を見れば、

そうなんです、

この位置が、いい感じに景色がみわたせる場所なんですねぇ。

今は二代目育成中だそうですが、昔は、立派な臥龍末があって、春には桜もさいて、すさましく風流な眺めだったのだろうなと想像。

ん?何か、縁側にいらっしゃいますか??

よって見ましょう。

あらら、土方さん。

ちょっぴり、黄昏れながら、景色を眺めていらっしゃいます。

もうねぇ、新撰組がつけを大概につけまくるものだから(揚屋さんは基本一見さんお断り。つけで飲み食い)、近藤さんが、一度生産したり。

つけ禁止!な書状をだされたり。

本当に、迷惑な客もいたもので(汗)

苦労の絶えない鬼副長FIGHT!!です。

 

角屋さんは、新撰組だけでなく、勤王派な人たちも使っていたそうですが、ここは、ちゃんとかち合わないように、予約でうまくさけさせていたので、池田屋騒動みたいなことにはならなかったご様子。

 

角屋さんは、ほとんどが重要文化財なのですが、この松の間だけが、一度火事にあっていて、建て直されているので、文化財にはまだなっていないという残念なお話。

最低でも200年以上存在していないとダメなのだそうで//

うーん、登録されるころには、僕はきっといないなぁ。とアワアワ。

 

さてさて、文字数がやばくなってまいりまいたので(角屋での居座り時間は半端なしです)

 

-続く-


 

 

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