電車屋近江のモケー製作所

変なデンシャばっかり作ってる模型鉄の製作記録とか活動記録

KATOの東急7000をさらっと何とかしてみたかった その3(晩年編)

2019-10-28 11:07:52 | KATO東急7000系

どうも Twitterで作ったモケーが公式に捕捉されて大変なことになってる近江です。

いやぁそういうことってあるんですねぇ。

そういえば

一昨日03系の廃回なんて撮ってみまして。気がつけばもう2編成でしたっけ? 無くなるのもはやいもので。

 

それはさておき。

前回レジェンドコレクションの東急7000系から登場時の4連を作りました

KATOのセットは6+2の構成でこのときは1ユニット6連側から持ってきて4連で製作。さて残っちゃった4連はどうしてやろうかってことで。

ひとまず貫通扉を交換して手すりを植えた図。この辺は登場時と変わりませんが一部だけ手すり未取り付けなのがミソ

怪しげな穴があいてたり意味深な位置に手すりがないってことは

こうなるわけでして。

 

窓ガラスとジャンパ栓を植えてみまして。

てなわけで今回は現役最末期の目蒲線風4連でいってみようかと。

パンツマークは以前GMの板キットについてたインクジェット印刷のステッカーから。

解像度がイマイチですがかなり厚みがあるので切り出しやすく個人的に好きなステッカーで。

インレタ?高いので買えません。

床下はタイヤブラックでさらっと塗装、屋根は城シリーズの瓦色をベースにウェザリングなんぞしまして

東急7000系目蒲線風完成です。

実車の編成調べてみたのですがどうも両端が10次東洋車で構成された赤帯の車はいなかったようなのであくまでもタイプモデルに。

アンテナ横の配管は0.2真鍮線で引き直し、立ち上がりがすこしだけ飛び上がってるところを再現。

前作の登場時との並び。

実車の資料なんかを見てると登場時はえらく白っぽいステンレスで末期になるにつれて黒ずんだ感じになっていたのでそれを再現。下地の塗料を変えるだけでこれだけ変化がでるもんなんですね。

登場時は出来たてのピッカピカに磨き上げられた感じ、最末期はいぶし銀のベテランって感じに仕立ててみましたがどうでしょう。

形にはなりましたが車番が間に合わず仮に登場時のと同じ車番がついてますが近いうちに別のに変えましょう。

あとは気が向けば屋根上周りのスミ入れもしていきましょうかね。

 

さて次は

こんな電車を改修していきましょうか。

 

それではまた。


KATOの東急7000をさらっと何とかしてみたかった その2(完成)

2019-09-18 11:33:37 | KATO東急7000系

さて東急7000をさらっと仕上げたかった何かの2回目です。

前回車体側の加工が終わって仮組までしました。

ここでちょっとだけ実車のお勉強。

KATOのプロトタイプが東洋10次車。ヘッドライトケースがFRP成型の最終ロットで製品では東横線の8連時代が再現されています。

東横線と言えば急行もそうですが日比谷直通なんかに転用できるかなーなんて思ってたのですがそう現実は甘くないようで。

東洋の10次車で8連の車が今回の製品の元ネタとなった7046F+7060Fのみで他の編成に化かすにはライトケースの交換だったり日立車に改造しなければいけないなどなかなかハードな工作が要求されることに。

さすがにそこまでの気力はなかったのでじゃあもっと前の年代にすればいいじゃないかということで今回は桜木町方の2連である7046Fの登場時4連を再現していくことに。

この7046F1964年の田園都市線長津田開業時に用意された車で開業記念列車にも使用されたそうで。

検索した限りでわかった仕様が

・床下はグレー

・ホロつき

・運行番号表示は札式

・アンテナはもちろん無し

といった感じ。今回はこのポイントを押さえて加工して行こうかと。

まずは床下のグレー化。床下機器は普通に分解、P-Ⅲ台車も比較的簡単に分解できたので台車枠とブレーキディスク部分をそれぞれグレーで塗装。

ブレーキディスクは塗装後にディスク面の塗料をはがしてメッキを復活。

次に全く手をつけてなかった屋根は元々あったアンテナを配管ごと撤去、手すりとヒューズボックスまでの立ち上がりの配管をさらっと別体化して屋根はサフ500を下塗りして屋根のざらざら感を再現。

当時の写真を見る限りだとかなり白めの塗装だったので艶消しの白をベースにすこしグレーを足した色で塗装、ベンチレーターは目立たせたかったので白をそのまま塗りました。

塗装後に配管に色指しして屋根は完成。

次に車体の塗装ですが当時の写真を見る限りだと今と比べて非常に白っぽい銀色で写っています。それを再現するためにまず下塗りでつやあり白を塗ってからガイアのステンレスシルバーを吹き付け。

で仮に窓とかはめてみたのがこちら

色調としてはアルミ車に近い感じですがしっかり艶も出ていて当時の独特な銀色の感じが出せたかと。

続いて前面床下の表現。製品のままだとKATOカプラーしかついておらずさすがに車体と釣り合わないと思ったので手を加えてみました。

連結器本体は鉄コレのダミーカプラー、向かって右側のジャンパはRC阿波座の弘南用エッチングパーツ、右側のホース類は台座をプラ板から作ったうえでTOMIX東急5000用分売パーツと銀河のエアホースでまとめました。

床下に一緒に成形されている乗務員ステップもかなり大味な成形だったので切り取ったうえでトレジャーのエッチングに交換、ついでに手歯止めも追加しておきました。

この後は組み立てと細かい表記類の再現。当時はパンツマークではなくTKK表記のプレートがついていたそうなので自家製ステッカーで車番と一緒に作成しました。

さらに上の写真ではすでに施工済みですが前面裾の台枠が露出していた部分と側面のユニットサッシの枠、前面ライトケースと標識灯にグレーを色指ししておきました。

運行番号表示はGMステッカーの文字部分だけ切りだして内側に貼り付け。行き先表示幕はプリズムに張り付けるだけだと外板とツライチになるのがかっこ悪かったのでプリズムを一段削ったうえで表から幕と同じサイズに切りだした塩ビの窓セルをかぶせることで実車のように窓ガラスの内側に幕があるように見えるように加工。

というわけで

東急7000系10次車7046F1964年仕様完成です。

未加工の車と比較。前面床下のディティール追加がなかなかいい感じに決まってくれました。ステップや手すりもわりと綺麗にいけたので満足。

車庫モジュールに並べてみた図。ライト光るんで今度は通電状態で撮りたいっすね・・・

 

ってなわけで7000系4連が完成したわけですが製品は8両セット。あと4連残ってるわけで。

今回は登場時を作ったので次は最末期でしょうか?

 

次は趣向を変えてこんなものを・・・?

 

それではまた。

 


KATOの東急7000をさらっと何とかしてみたかった その1

2019-09-18 00:01:00 | KATO東急7000系

一発目の製作期的なものは一番直近に作った東急7000系を。

ベースはKATOのお高いレジェンドコレクション。ブレーキディスクが回るP-Ⅲ台車で一時期話題になりましたが最近てんで話を聞かなくなってしまいました。

去年の正月に中野かどこかの模型屋でジャンク扱いで安く売られていたので拾ってきてはいたのですが結局1年以上熟成して今年の夏ようやく手をつけてみたというわけで。

東急7000って形式の模型を触るのは2回目で高校に上がる直前に板キット2作目として手を出したのがGMの7000系でした。

当時からひねくれていたので小田急のパイオニア台車試運転編成にしようとおもったものの結局中途半端な出来上がりになってしまった思い出が。

 

そんなこんなでリベンジ?になる東急7000ですがKATOのもなかなか曲者で。

すでに手を入れてしまっているのですが左が未加工、右が加工済み。

前面の後退角が大きすぎるってのはさておき、なぜか前面の窓が製品状態だとえらく引っ込んだままになってしまっています。

実車も引っ込んでてそれを再現してるってならわかるのですが

改造後の7700ですがこれを見る限りそうはなってないようで。

ってなわけで窓をちょっと前に出してやればかっこよくなってくれるんじゃないかってことで早速加工。

今回は全体的に軽加工かつ1つ1つの行程をしっかりすることでさらりとかっこよく仕上げていきます。

最初は元のガラスを切り出して調整してたのですがミスってやすりでHゴムモールドまで飛ばしてしまって爆死。この時点で工程をしっかりするってのが破たんしてますが気にしない。

途方に暮れていたところその辺に転がっていた113系の戸袋窓を嵌めてみたところこれがドンピシャ。

ヨコから見るとほどよく車体からHゴムが飛び出していていい感じで。結果良ければすべてヨシ!

 

窓以外としては貫通扉をトレジャーのエッチングに入ってた7200アルミ車用に交換して渡り板も別体化。(製品はなんで渡り板一体で成形したんだろう・・・?)

手すりも同じくトレジャーのエッチングを使いました。

さらに7000といえば幌付きの顔でしょということで銀河モデルから出た3Dパーツを用意。

で仮に合わせてみたのがこちら。

次回は一気に塗装から完成までです。

それでは。