new OVERLAP

日々の中で想うこと
ひとつの出来事から想起する
異なるいくつかのイメージ

落ち込んだ時の…

2011年02月02日 | 想うこと

あたしは本当に仕事でミスをしません。
自分でも感心するくらいに抜けてるところがないのです。

なんかこれ、おかしいかも…
少しでも違和感を感じたときはすぐに問題を解消するように動きます。

ミスを未然に防ぐことが得意技です。
振り返ってみて、なんでこんなささいなサインに気付けたのかって
ちょっと気持ち悪くなることもあるくらいです。


無意識的なのか意識的なのかはわかりませんが、
仕事上はいつでも完璧でいたいのだと思います。


でも、私生活はゆるゆるです。



昨日、そんなあたしが月末の大事な締めの作業で
あるミスに気付けずに大事なデータを消滅させてしまう事件がありました。

正確に言うと、スタッフのミスに気付けないまま
作業が終了してしまっていて、
気付いた時にはデータがリセットされてしまっていました。


気付いた時にはあまりにびっくりして愕然とし、
思わずおなかがすいたくらいでした。


うわー
なんで気付かれへんかったんやろー

って思った時にはもう取り返しがつかなくて、
まあ、後でなんとでもリカバれるんですが、
あまりに普通にミスをしたことがショックでちょっと落ち込みました。

あまりにミスに慣れていない自分に驚きもしました。


スタッフのみんなはミスしたとき、
いつもどんな気持ちでいたんやろ…

とか考えてたら、

みんないつもこんな気持ちやったんかな?

とか、

何もなかったようにフォローに回るあたしを見て
心苦しく思ったりしてたんやろうなぁ

とか思えてきて
余計に落ち込んできました…



そんなとき、ある人がぷっと笑えるほのぼのしたメールをくれました。


その2分後にたたみかけるようにもう1通、
ほのぼのメールが送られてきました。



ほんとにだれかのちょっとした言葉で心は軽くなります。

だれかに想われてることって、心を軽くするんです。



その後、日付が変わったくらいの時間に


明日になれば記憶が整理されていいことあるさ。

ってメールをいただきました。


ミスなんか問題じゃないんです。

あたし以外の人からすれば、
あたしが落ち込んでることが問題なんです。

なんだか先生みたいな文面で
気遣ってくれたことがうれしくて
あったかくて全部ほわぁ~って溶けて眠りました。



翌日、出社して速攻で問題を解決しました。
自分のミスを自分でなんとかできるポジションにいることを
しあわせに思いました。


そしたら、そこに行きつくまでのすべてが大切に思えて
全部が当たり前じゃないことを再認識しました。


どれだけの愛情をもって
このお店で働いているか。

どれだけの人のあったかい気持ちに見送られて
ここまでやってきたか。




あたしの働くビルのグランドオープンの日、
どこの店舗のどのお花よりも大きなお花がうちのお店に贈られてきました。






それは本当に、どこの祝い花よりも大きかったのです。

でもなによりも、そこに込めてくれたみんなの大きな想いが
不安や迷いや苦しかったこと、つらかったこと、
全部を決意に変えてくれました。


同じくオープンの日、
そこにいるはずのない人たちの姿がありました。

オープンの日に来たかったからって。


あたしの大事な局面を
いっしょに乗り越えようとしてくれる人がいます。


だから絶対、
なにがあっても負けたくない。


ちょっとしたミスから
想い合うことのあったかさや決意や
いろんな感情が湧いてきたり思い出したり、

毎日は何気なくとても複雑な曲線でできています。



ささいなことがこんなにもリリカルに
ドラマチックに感じられるときは
心が健康でのびのびしている証拠です。


明日もきっと、いいことあるね。
おやすみなさい☆

最新の画像もっと見る