名神高速はあたしのだいすきな高速道路です。
今まで何度も何度も、大阪-京都間を行き来してきました。
学生時代から合わせると、一体何度往復したのか
わからないほどです。
恋人、友達、家族。
運転してくれるのはみんなあたしのたいせつな人たちです。
名神高速は吹田から京都南までの間で
右ルートと左ルートに分かれます。
夜は左ルートがいいです。
夜は大阪から京都へ帰ることが多いから。
名神高速はいつもすこしせつない。
京都に帰りたくない気持ちで車に乗っているからです。
大阪につながる道路はどれもせつない。
171沿いを自転車で走ると
いつもこのまま南下して大阪に帰りたいと思います。
同じようにJRの京都線がすきです。
京都から大阪に帰る電車。
あたしにとっては
大阪に帰る
京都に帰る
どちらも帰る場所なのでどっちが帰り道なのかあやふやです。
京都への帰り道はいつもブルー入ってます。
どんな気持ちであたしが電車に乗っているかが
きっと顔に出ているので
絶対だれにも見られたくないです。
大阪への帰り道はいつもいろんな想いがあふれます。
京都線に乗りこんで電車が動きだすと
大阪に近づくにしたがって大阪に置いてきたたくさんのことを想い出します。
いろんな気持ちになって40分の小旅行はあっという間。
大阪駅に降り立つとちょっと懐かしくてでも帰ってきたって感覚はしなくて
じんわり言葉にならない気持ちがあふれます。
最近、よく思います。
愛することは、とてもせつない。
すっごくすきな人がいたことを思い出しました。
その人に対して単純な恋愛感情を
明確に持ってしまっていることに気がついた時、
しまった!と思いました。
同時に、
相手に対して要求することが増えていることに
気がついたからです。
その人への気持ちが
恋愛感情だけになってしまうのがどうしてもいやでした。
求めることよりも
受け入れること
許すこと
叶えること
あたしにはそれがたいせつです。
こないだ友達に名神高速に乗せてもらったときは、
なんばからの~
名神高速からの~
京都南からの~
新福菜館―!!
でした。
ラーメンとチャーハン食べました。
おいしかったね!
新福菜館からの~
京都の我が家でコーヒータイムでした。
普段はあまりしないような話をしました。
お互いのことを少しだけ深く知ることができました。
こういう日常の中で起きる
ささやかな出来事のニュアンスが本当にうすく積み重なって
複雑な模様を描いています。
スパンコールが散りばめられているように
気持ちや想い出がきれいに整列していきます。
均等ではなく、
角度や見かたによってあらゆる記憶がキラキラしています。
今週末は、きっと記憶に深く残る大イベントとなることでしょう。
強い光を放つ想い出に
遭遇する予感がします。
楽しみです。
おやすみなさい。
☆
あ、そうだ!
おやすみ前にしんやくんのベスト・ソングを聴いています。
泣きそうになります。
ひでちゃん、あたしもね、
どうしてもブレーメンが聴きたくなる夜があるよ。
離れててもつながってるって、時には目にも見えるんですね。
Carpenters - Desperado