今年もしあわせなバースデイがやってきました。
無事に28歳になりました。
今までたいして大きな病気もせず、
大きな怪我もせず、
あったかい人たちに包まれて健康に生きてこられたことに
感謝する、とってもすてきな一日になりました。
おめでとうって言葉をたくさんプレゼントしてもらいました。
おめでとうって、なんだかすごくうれしいです。
なんだか漠然と生まれてきた意味とかそういった類いのことが
すごく近くにあって、
自分の生活そのもののような気がして
毎日が生きることの答えとか理由そのものだと感じています。
毎日ほんまに貴重です。
週末にお誕生日会の予定がふたつもあります。
今日もお誕生日会でした。
お誕生日当日はスウィートすぎる笑顔に祝っていただきました。
あたし、笑顔が爆裂しました!!
ええ顔してたと思います。
久しぶりに、はにかみました。
あたし、はにかんでいる!!って気付いたときにはもう、
はにかみっぱなしでした。
人って照れくさいほど嬉しいと、はにかむんですね。
はにかみながら、
すごく贅沢をした気分になったときのことを思い出しました。
ある人と会った春の日のことでした。
デートも終盤で、ごはんも食べ終わって、
ワインなんか飲みながら話が深く及んだ頃に
彼がおもむろにジェラートを注文してくれました。
食べるでしょ?って。
春らしいピンクのストロベリーのジェラートが
グラスいっぱいに出てきたとき、
あたしは、堂々とはにかみました。
ジェラートにはスプーンがふたつ添えられていました。
でも、ふたりで食べきれないぐらいの量のジェラートでした。
ゆっくりゆっくりジェラートを食べながら
彼のちいさかった頃の話を聞いていました。
溶けかけて甘味が増して、
トロトロになったジェラートは恋愛における
一番危うい時期に似ていると思います。
テラス側の席で隣り合って座っていたので
彼の話す姿を右手に見ながら、
もてあましたジェラートを彼の口に運びました。
普段は絶対しないのになぜかこのときだけは
素直に口をあけて、んっ、ってするもんだから
人知れずあからさまに、はにかみました。
うわ、めっちゃ贅沢してるなぁって強く印象に残っています。
こういうの、しあわせの記憶って呼ぶんですね。
しあわせの記憶は薄れやすいものです。
人はつらいことやかなしいことに普遍性を持つ生き物です。
そういった負の感情はいつまでも心に残りやすくできています。
楽しかったりうれしかったりという感情は一過性の傾向があるそうです。
だからこそ余計に、色や空気や光や温度や音で
しあわせな瞬間を覚えていたい。
なんども思い出してあたたかい気持ちになりたいと思います。
あたしが会話の切れ目なんかで黙っているときは
その瞬間のニュアンスを頭にインプットするために
神経を集中しているときです。
ちょっと飛んでいます。
忘れたくないしあわせの記憶が
たくさん積み重なる28歳にしたいと思います。