HITO-OMOI(ひとおもい)

ひとを、ひととき、ひとへに想ふ短歌がメインのブログです。作歌歴約二十年、かつては相聞(恋歌)、現在は専ら雜詠です。

5239首目・・・歌集をば

2025-02-27 00:00:00 | 短歌

「歌集をば立ちて読みたる女生徒の細胞ふつふつ粒だちたらむ(新作)」



詩歌のジャンルでは、ここ一、二年くらい短歌がブームとの文字を時折り目にする。

行きつけの大型書店(ジュンク堂)で、短歌本と俳句本の占めるスペースが逆転していて、そのことをやや実感する。

弱・青年層の作歌が増えているとされている。そういえばジュンク堂でも、いわゆる若い人が歌集を立ち読みしている姿は何度も見かける。(一方、句集を手にしているの見かけたことは、一度もない。)

ついでに書くと、月刊誌NHK短歌とNHK俳句の紙面を瞥見しても、短歌は明らかに若者を意識したページ数が多い(事の是非は於くとして)ようだ。

とはいえ、あの「短歌研究」が隔月刊になるのには、驚いた。


不尽

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5234-5238首目・・奈良行(その2)

2025-02-25 00:00:00 | 日記

(猿沢池)




(秋篠寺)


(本堂)

しめやかにかつしどけなく動き初む秋篠寺の伎芸天なり



(法華寺)


(本堂)



(新薬師寺)


(本堂)

神将の宮比羅(くびら)大将剣を持て守り給はん新薬師寺かな

*亥年の守護神は十二神将のうちの宮比羅(くびら)大将。




(興福寺、中金堂)

(南円堂)


(三重塔)


(猿沢池と南円堂)

*五重塔は修復中

二方から光を受くる阿修羅像影に交はる手と手は奇(あや)し




(三笠山、冬季閉山中)

三笠山若草匂はぬ冬なれば登りてまほろば見下ろし能はず



(奈良公園)


資料画像(奈良わくわくガイド様より)

下枝は食べ尽くされて奈良公園高さ二メートルの鹿摂食線(ディアーライン)とぞ


(070205-07)

おわり

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5230-5233首目・・奈良行(その1)

2025-02-23 00:00:00 | 日記

 (法隆寺廻廊の「胴張り」(エンタシス)円柱)



(唐招提寺、金堂)


(鑑真和上御廟)

一命を賭して来たりし上人の願ひに叶ふる国となりぬや


(法隆寺、中門)


(中門廻廊)

(金堂、五重塔)


(夢殿)

一念を細き御身にただ立てりすくとおおはすは百済観音


(中宮寺、本堂)

ああ頬にお触れあそばし指先と羨ましきぞ半跏思惟像



(法輪寺、三重塔)



(法起寺、三重塔(現存最古))



(西大寺)

(西大寺、本堂)

(西大寺、東塔跡)

大寺(おおてら)の威光数々西大寺今は鉄路の要衝地にて


(070205-07)

つづく

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5229首目・・・憧れを

2025-02-21 00:00:00 | 短歌

「憧れをないものねだりと含められ気づけば含むる大人になりぬ(新作)」



ジジィの繰言ってやつで、、駄作。

不尽

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5228首目・・・この部屋が

2025-02-19 00:00:00 | 短歌

「この部屋がこんなに広かっただなんて眼を合わそうとしない言い訳(新作)」   


口語。(ひとり)カラオケご無沙汰してるなぁ、と気づいて作った。

不尽

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5227首目・・・へたうまの

2025-02-17 00:00:00 | 短歌

「へたうまの間柄にて君画きしラテアートそと解(ほぐ)れゆくかな(新作)」


如何なる間柄を指すか、読み手に委ねよう。(笑)

不尽

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5226首目・・・弾かるる

2025-02-15 00:00:00 | 短歌

「弾かるるグラスの漣(さざなみ)伝播して離(か)るる心の弾み初めしか(新作)」


一見技巧的だけど、あんまし中身ない歌。

不尽

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5225首目・・・啄木は

2025-02-13 00:00:00 | 短歌

「啄木は一輪挿しを求めけむ疑はざりて店先に立つ(新作)」



自己の煩悩として最も捨て去りたいのは、間違いなく、、「羨」。

啄木歌の本歌取り。正直、啄木の芝居がかったナルシスト系の歌はあまり好きではないのだが、、

『友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ』

不尽

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5224首目・・・ フムフムと

2025-02-11 00:00:00 | 日記

「フムフムと選手名鑑ページ繰り皮算用のほくほくほくと(新作)」



今年の顔は、順当の牧さん。

昨年は名鑑号を手にして、
「(前略)・・・背番号4の彼を腐すつもりは毛頭ないけど、ルーキーが表紙ってとこで、もう今シーズンを象徴しとるやろ。・・・(後略)」
と、このブログに書いたのだった。

結果、2024シーズンは貯金わずか2の3位。

だが、今シーズンの面子を見るとポジ要素が多すぎる。貯金2で終わるはずはないっ!。

V争いすることは間違いあるまい。(・・・と、控えめに書いておく。)

不尽


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5223首目・・・等しきに

2025-02-09 00:00:00 | 短歌

「等しきに飽き足らざるやもう一本線を重ぬる過ぎたる愛は(新作)」



合同記号「≡」のこと。

不尽

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5220-5222首目・・・ジャズ・フェス

2025-02-07 00:00:00 | 日記

「リーダーの目配せひとつ揺らせしめ弾ませしむるCOMBO(コンボ)なるかも(新作)」

・・・使役助動詞「しむ」である。


「ベース弾きロン・カーターには足らざれど長躯でビシバシ低音繰り出す(新作)」
・・・リヴィング・レジェンドの身長は193cm(!)らしい。


「口ずさむは何ぞや配達パートナー蕎麦屋の出前失せつつあれば(新作)」
・・・『モーニン』のフレーズがアドリブで出たので、いわゆる『蕎麦屋の出前』の故事(?)に因んだ一首。(Uber Eats では、配達パートナーさんと呼ぶようだ。)

不尽

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5219首目・・・立春の

2025-02-05 00:00:00 | 短歌

「立春の眼(まなこ)の氷ひび割れて例へば名前に菜がつく人の(新作)」



贈答歌なのに、マイナー調になってしまった。寒波のせいと、ご容赦を、、。

不尽

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5218首目・・・饒舌に

2025-02-03 00:00:00 | 短歌

「饒舌にひとつの言葉待ち侘びつ心の洞を展げて止まじ(新作)」


言いたいことは決まってるのだが、表現が下手な失敗作。

不尽

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5217首目・・・96(バウアー)が

2025-02-01 00:00:00 | 日記

「96(バウアー)が再び光臨せんと知るザ・プロフェッショナルわくわく止まじ(新作)」


ま、バウアーが来たから即27年ぶりのセ・リーグ制覇できると思うほどお人好しではない。

けれども、あのスリリングなパフォーマンスをも一度見ることのできるワクワク感たるや。

不尽

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