浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【高山市】 ★ ブログ開設以来 初のダメダメ!「豆天狗」

2007-11-18 08:12:48 | 岐阜県


高山の超有名店“豆天狗
この店に来たのはほぼ20年ぶり。まだ先代の頃だ。
その時の味が忘れられず、今日は開店前にやって来たのだが、定刻になっても暖簾がかからない。
他のお客も集まり始めたので、意を決して「開店何時ですか?」と尋ねると「すいません、今 開けます」との事。
確かに直ぐに開店し、注文は取ってくれたのだが、それからもバタバタ。
まだ道具やら食器の準備が続く。
客はすでに8人。
いつになったら調理が始まるやら・・・。
調理人は女性が二人。ご主人の姿はない。支店へでも行っているのだろうか。

で、開店から10分、ようやく調理開始。
大人数分まとめて作るから、極細麺は完全なボイルオーバー。
ご丁寧にコショウまで振ってくれる。(チャーシューの上に見える黒点がコショウ)
そんなの振りたきゃ自分でやるっつうの!
画像のとおり盛り付けは雑だし、麺の軟らかさは病院食並み。
サッポロ一番カップスターを1分余計に茹でると この店の味に近づくかも。

昨日、やよいそばで絶品中華を食べられた私は良いが、
行列した挙句、600円でこんなの食べさせられた“いちげんさん”は
きっと高山ラーメンに失望して帰ることだろう。

案の定というか、ヤフーのクチコミでは酷評の嵐。
私だけじゃなかったのね。
普段は事前に情報調べるのだが、まさかここまで変貌してるとは・・・ 

【高山市】 ★ リーズナブルな飛騨牛 「吉ぽう」

2007-11-17 12:44:43 | 岐阜県


高山へ来たら豪快に 「飛騨牛ステーキ、厚切りで!」 と言いたいところだが滅茶苦茶高い。
ランチならまだしも夕食で喰おうってんだから土台無理な話だ。
で、最終的に行き着いたのがココ “吉ぽう
格式高そうな外観は一瞬入ることを躊躇させるが、女将さんが明るい笑顔で迎えてくれる。
注文したのは名物の“飛騨牛めし丼”
ひと口大にスライスした飛騨牛を甘辛いタレで絡めてアツアツご飯の上へ。
サラダ、味噌汁、小鉢が付いて1800円。
味については書きません。
美味いに決まってますから 

【高山市】 ★ 絶品!仕事人の中華そば 「やよいそば」

2007-11-16 23:28:14 | 岐阜県


妻籠からそのまま静岡へ帰る選択肢もあったのだが、無性にラーメンが喰いたい。
ただそれだけの理由で高山に向かう。
到着したら まあ寒いこと。数日前に雪が降ったのも頷ける。
お陰で絶好のラーメン日和だ。
川沿いの駐車場に停め、暖簾をくぐったのは“やよいそば
見るからに真面目そうなご主人が、立ち昇る湯気の向こう側で黙々と仕事をこなしている。
やはりラーメン屋はこうでなくては。

極細麺は茹で上がりが早い。
ものの5分もしないうちに“中華そば(650円)”が目の前に。
まずはスープをひと口。
なんて飲みやすいんでしょう。
カツオ節をふんだんに使っているのであろう純和風な味は、冷えた体を優しく包む。
続いて麺。
極細なのにしっかりコシを残しつつ、それでいてツルツルッと喉に吸い込まれていく。
今度はチャーシュー。これが味が染みて抜群に美味い。
650円という値段は高山ラーメンの中では高い部類のようだが、充分支払う価値のある一杯だった。
次回来店することがあれば、チャーシューメンで仕事人のそばを堪能したい。

【中津川市】 ★ 売り切れ御免 「恵盛庵」

2007-11-14 20:01:48 | 岐阜県


馬籠宿で昼食をと思い、古い町並みに目をやりながらお店を探すが
定食類が1500円、あとは五平餅、せんべい、甘味などどれもパッとしない。
結局、外観に魅かれ 坂の頂上にある手打ち蕎麦の“恵盛庵”に入る。
どうです。なかなか良い風情でしょ。
店内には「一人で作っているので、混雑時には長くお待たせする事があります。
お急ぎの方はご遠慮ください。」という張り紙が。
いいですよ。時間は売るほどありますから・・・。
因みにそば粉は石うすで自家製粉しているらしい。

注文したのは ざるそば(950円)
思いのほか早く出てきた。



「なんか少ないなあ」と思ったら2段重ねになってるのね。
撮影のために2つ並べた後、再び重ねて食べ始めます。
私は“蕎麦っ喰い”ではないので難しいことはわかりませんが、歯ごたえがあって美味い。
田舎そばらしく太さが1本1本違うところもまた良し。
1枚食べ終わって、ざるを持ち上げるともう1枚出てきます。
当たり前ですが妙に嬉しい。
蕎麦湯まで頂くとそれなりの満足感が得られました。
食べ終わってお勘定を払い帰ろうとするとご主人が暖簾をしまいに出てきました。
如何にも蕎麦屋さんって感じのお爺さんです。
ああ、この人が打ってたのね。
作り手の顔が見えるというのはいいもんです。
今日は私のが最後の蕎麦だったらしい。
こんな日もあるんだ。
「ありがとうございました」
お婆さんの優しい笑顔に送られ馬籠宿を後にした。

【恵那市】 ★ みんな大好き!五平餅 「あまから」

2007-11-13 21:37:39 | 岐阜県


駅前の市営駐車場から徒歩1分、看板に従い路地を入ると、五平餅の老舗“あまから”がある。
格子戸を開け店内に入ると、タレの焦げた良い香りが鼻孔をくすぐる。
五平餅専門店なので迷う事はない。一人前(6本540円)を注文。
人の良さそうなお母さんが接客を 息子さんが焼き手を担当。
程なくして ご覧のような素晴らしい照りの五平餅 登場です。

私、正直ナメテました。
“名物に美味いもの無し”って言うし、ただ餅にタレ付けて焼いただけだろうって・・・
でもこのタレがなかなかのもので。
味噌のような醤油のような砂糖のような、クルミのアクセントもあり 思いの他 複雑で
こういうのを“伝統の味”って言うんだろうなぁと感心した次第です。
6本という数も丁度良くて、これ以上少ないと物足りないし、多いとクドイかな。

今、こうして改めて絵を見ると お新香とお茶が付いた3点セットは最強です。
日本人でこれ嫌いっていう人いるのかな?
もしいたら会ってみたいもんだ。

なんか平日の昼間っから、こんなん食べててすいません。
なにせ気楽な稼業なもんですから・・・