浮雲亭とんぼの全国B級グルメ紀行

B級グルメをこよなく愛する旅芸人のニッポン全国食べ歩き日記。

【静岡市】 ★ 郊外の大衆中華食堂 「味守香(みるか)」

2007-10-31 13:25:13 | 静岡県


静岡市の郊外、藁科川沿いに美味しい中華料理屋があるという噂は随分前から聞いていた。
味守香と書いて(みるか)と読む。
入店したのは土曜日の11時過ぎ。
決して立地は良くないのだが、どこからともなくお客さんが集まってくる。
家族連れの姿も多い。

この日のランチは5種類(ライス、スープ、サラダ、唐揚げ、漬物付)

A 野菜炒め 700円    B マーボ豆腐 800円  C 焼肉 900円
D レバニラ炒め 900円  E 豚肉の角煮 900円

この中から“野菜炒めランチ”をチョイス。
ご主人は長らく“グランドホテル中島屋”で修行されていたとのことで
流石にちゃんとしたものを出してくる。
ご覧のとおりの豪華版で 700円という価格設定は とても良心的だと思うし
昨日のラーメン650円とどっちを選ぶかと言われれば、即答でこっちをとる。
近所にあったら週一で通うのにと思いつつ、混み始めた店を後にした。 

【静岡市】 ★ いまどきの美味しいラーメン 「あかつき屋」

2007-10-30 22:52:25 | 静岡県


仕事の打ち合わせで繁華街に出たので、ネットで評判の良かった“らーめん あかつき屋”へ。
HPを見る限り随分研究熱心なご主人のようで期待が膨らむ。
食券を買い、セルフの水をコップに取り席に着いた。
「あっさり」か「こってり」を選べるのでシンプルにらーめんの「あっさり」を麺堅めで注文。
具の盛り付けがキレイ。
さてスープを一口。
いろいろ入れてみましたという 今時の複雑な味。
きっとこういうのが、最近の流行りなのだろう。
麺は注文通り堅めに仕上げてくれたし
チャーシューも厚切りで適度に歯ごたえが残っておりとても美味い。
静岡市内ではトップクラスの味だと思う。
繁盛しているのにも納得。
でも1杯650円ってのがねえ。
前にも書いたけど静岡市の繁華街は地価が異常に高い。
おそらく650円の内50~100円は借地料だろうな。
そうすると実質550円~600円。まあ、妥当なとこか。
次回はどうしようかな。
他のメニューも食べてみたいけど二の足を踏みそうだ。

【静岡市】 ★ ミソタンメンではありません “ミソタン” です! 「頂好支店」

2007-10-29 22:02:20 | 静岡県


今から25年前、社会人になって最初の勤務地がこの店のすぐそばだった。
事務職で採用されたのだが、なぜか 支給されたのは作業服と安全靴とヘルメット。
お客はトラックの運ちゃんか工務店のオッチャンばかりだったし、
実質 肉体労働だったから 昼近くになると無性に腹が減る。
そんな時、良く出前で“ミソタン”をとって食べていた。
出前はご主人がスーパーカブに乗って運んでくる。
まだ若くてそこそこ男前の感じの良い人だった。

ご主人の訃報を知ったのは最近になってからだ。
ある日、テレビのスイッチを入れるとローカル番組に奥さんが出ていた。
ご主人を病気で亡くした事や、当時、調理はご主人が全てやっていたため、一度は店を閉めた事。
続けて欲しいというお客さんの声に支えられ
夫が残してくれたレシピを頼りに味を再現し、また店を始めた事。
そんな事があったなんて全然知らなかった。

ただ、はっきりしているのは常連さんに支えられ、今日もお店は繁盛しているという事実。
この“ミソタン”にはいろんな人の想いが詰まっている。

今日食べてみて改めて感じた。
良くぞ再現してくれました。当時の味そのままです。
私にはそれで充分なわけで・・・。

最後に“ミソタン”(600円)の説明。
“ミソタン”は味噌タンメンというより味噌醤油タンメンという感じ。
麺は太麺でラーメンより細めのうどんに近いです。
具が多いので腹もちは良いけど、ニンニクが効いているので
サービス業の人は普通のタンメンの方が無難です。

場所は説明しづらいけど、SBSから徒歩1分、駿河区役所、アピタから徒歩2分ってとこです。
店舗裏に5台分の駐車場があります。
長文になりましたが“私の想い出の味”ってことでご容赦を。

★ 頂好(テンホウ)支店

DATA 住所 静岡市駿河区石田2-5-59
     営業 11:00~14:00 16:00~19:00(日曜、祝日休み)
    電話 054-286-7414

【会津若松市】 ★ 素朴ということ  「満田屋」

2007-10-29 06:42:43 | 福島県


創業天保5年 会津の老舗「満田屋」へ。
味噌の香りに誘われ暖簾をくぐる。
注文したのは田楽セット(1050円)
竹串に刺した食材を囲炉裏で焼いて、順番に提供してくれる。
まずは、“田楽の王道”こんにゃくから。
同じように見えるけど、手前が砂糖みそ、奥が柚子みそ。2種類の味が楽しめる。
普通に美味い。



次が里芋。ホクホクです。



今度は豆腐。山椒みそとの相性がバッチリ。



変わったところで、身欠にしんなどはどうでしょう。



最後は、半づきのもちに“じゅうねんみそ”を塗った“しんごろう”と丸餅。
一番 美味かったのは丸餅。毎日ついているので粘りがある。
餅と味噌って結構あうんだ。今度やってみよう。

久しぶりに素朴な味を満喫した。
ただ、食事というより酒のつまみか おやつだな。

【喜多方市】 ★ 行列と美味さは比例するか? 「本家坂内食堂」

2007-10-28 01:42:44 | 福島県


喜多方ならではの“朝ラー”をしようと 開いてる店を探してみたものの 頼みの「あべ食堂」は定休日。
やむなく知名度全国区の「本家坂内食堂」へ。
もうつぶれてしまったが、以前静岡にもチェーン店の“”があったので
坂内の味には馴染みがある。
とはいえ、昨日から3食続けてラーメンだし 朝からヘビーなものは喰いたくないので
支那そば (550円)を注文。
チャーシューも4枚入ってるし、太めのちぢれ麺の食感も心地良く、
コストパフォーマンスは高いと思うのだが、いかんせんスープが塩辛い。
昨夜の「食堂なまえ」のスープが薄めで、抜群に美味かったせいもあるが、
ここのスープはゴクゴク飲めない。

それでも観光客には絶大な支持を受けているようで、休日の行列は相当なものらしい。
やはり、チェーン店の本家は安心感があるのだろう。
趣味嗜好は人それぞれなので、並びたい方はどうぞ並んでください。
私は「食堂なまえ」へ行きます。