OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

エレベーターの恐怖

2002-01-17 | メルボルンのあれこれ
今日は皮膚科に行ってアレルギー検査のための血液検査をしてきた。腕からなかなか血がでてこなくてさんざん試した挙げ句にシリンダー3本分も血をぬかれた。臨床検査センターから戻るのにエレベーターを待っていたところなかなか来ない。別の場所に位置するエレベーターも反応なし。どうも故障中らしいということで、血を抜かれた矢先に9階から階段で降りるはめになった。

実は今朝もうちのビル(築10年くらいだから新しいほうなのだが)のエレベーターで災難話を聞いたばかり。エレベーターのひとつが途中で止まって中にいた出勤途中の同僚達が30分も閉じ込められてしまったのだ。(幸い私はまだ閉じ込められたことはないが。。)

メルボルンのビルではこの手の話はよく聞く。特に古いビルに行く時は要注意。2時間も閉じ込められたまま放っておかれたりしたものならしゃれにもならない。どうもオージーにとってメインテナンスとは何か問題が起きたときに対処するもので定期検査は無視されているような気がする。

電車に乗ってても突然電車が止まって車内の照明が消えて真っ暗になったり、時には真っ暗なまま走り続けたりすることがある。トラムにしても屋根と電線の接触部分から火花が散ってショートを起こし真っ暗になってしまうことはしょっちゅう。それでも一応走ってはいるが見ている方ははらはらする。

とりあえず、メルボルンのエレベーターには御用心。

まったくメルボルンの天気は・・・

2002-01-14 | メルボルンのあれこれ
今日もメルボルンの天気はどんよりとした夏らしくない天気。最低気温が14度、最高が21度。朝は冷える。北海道出身者としては暑すぎるよりはいいのだが、最高気温が40度になることもあるメルボルンで夏に3回もストーブをたくことになるとは・・・ 30度を越えた夏日はまだ3日しかない。。

クリスマスはひょうが降って雷雨となったあと晴れるというメルボルンならではの予測しがたい天気だったしマウント・ホッサムでは雪も降った。メルボルンの夏は乾燥し冬は雨が多いという定説に反してお正月も雨。

おかげで例年より雨の少なかった冬のせいで心配されていた水不足問題は解消された。シドニー近郊で猛威をふるっている山火事の心配もメルボルンでは今のところない。

でもいったい今年の夏はどこへ行ってしまったんだろう? 3月くらいにとんでもなく暑くなりそうでこわい。

ヤラリバー・クルーズ

2001-12-26 | メルボルンのあれこれ
12月12日(水)、会社の部署のクリスマス・パーテイーが行われました。いつもはレストランなのですが今年は趣向を変えてクルージング。メルボルン市内を流れるヤラ川を貸切りのフラットボートで往復する3時間のディナー・クルーズです。

アフター・ファイブはオージーの同僚達とカフェでドリンクしながら時間をつぶし、夜の7時半にサウスバンクから乗船します。陽気な乗組員さん達に迎えられ船はスムーズに上流へと出発。ワインとシャンペンで雰囲気が和らいだところでビュッフェ形式のディナーです。サランラップに包まれた大皿を見たときにはいかにも作り置きといった感じでちょっとムードぶちこわしという思いがよぎったものの、オーシャントラウトやパスタなどの味はまずまず。しかも会社持ちのクルーズ代は酒が入って1人65豪ドル(4000円くらい)という安さを考えるとかなり良い出来というべきかもしれません。

船内には使い放題のジューク・ボックスがあり食事が終わると気に入った曲や受けを狙った曲を選んで楽しんだり、デッキに上がって外の新鮮な空気と景色を楽しんだりしました。

日も暮れ始め、船が折り返し地点のホーソン近くまで来たところに男子高校の生徒達が川岸でスポーツの練習か何かをやっていました。私達の船に気がつくとそのうちの5、6人が一列に並んで一斉に後ろを向いてパンツをおろしてケツを突き出しました。既に酔いの回っている船内は思わぬ余興に大爆笑しました。

暗くなって肌寒くなってきたところで、デザートの時間です。オーストラリアの甘ったるいケーキにすっかり慣れてしまった私もしっかりチーズケーキと紅茶をキープ。デッキの上で星のきれいな夜空を楽しんだり音楽に合わせて歌ったり踊ったりしているうちに暗闇の中に浮かぶメルボルン市内のきれいな夜景が目に入ってきました。楽しみながらあっという間に過ぎた3時間でした。今度日本からお客さんが来たときに観光案内するのになかなかいいコースかもしれません。

シュピーゲルテント

2001-11-19 | メルボルンのあれこれ
メルボルン・フェスティバルの一環としてヨーロッパからシュピーゲルテントが来ており千秋楽の昨日見てきました。シュピーゲルテントは1920年創立の伝統あるサーカステント式のショー舞台で歴代の出演者としてマレーネ・ディートリッヒなど数多くの大物が舞台を飾ったそう。

昨夜の第ニ幕の出演者はMy Friend The Chocolate Cakeというアコースティック系のバンド。なかなか楽しめました。このバンドのバイオリニストの女の子、宮沢りえにうりふたつ。思わず腹違いの姉妹ではないかと疑ってしまうほど似ていました。

会場の中はいかにも年代を感じさせるインテリア。アールヌーボー調のステンドグラスにミラーをはめこんだ柱。赤と青の天幕。そして天井からは大きな真鍮のシャンデリアがつり下がっていました。昨日はあいにくものすごい風の日。天幕は帆のようにブルブルブルとすごい音をたてるはシャンデリアは大きく揺れるわで出演者も心配げにシャンデリアを見つめながら演奏してました。シャンデリアの真下に座らなくて良かった~と思いながらもちょっと花屋敷のローラーコースターに乗るようなスリルを味わいました。

えっ? 大丸がなくなる?

2001-10-02 | メルボルンのあれこれ
アメリカで足止めを食らっている間にオーストラリア経済は泥沼に陥っていた。。。
3週間ぶりにオーストラリアに帰ってきたらアンセット航空(オーストラリアの全日空のようなもの)がなくなっていた。
そして帰国日に飛び込んできたニュースによると、メルボルンから大丸が来年撤退するそうだ。ついでにコールス・マイヤーというオーストラリアのイトーヨーカ堂グループともいうべき大手流通グループも大幅人員削減するとか。
つい最近One.Telという通信会社も消えたばかりだというのに。。。対日本円為替も60円を切ってしまいました。オーストラリアに遊びに来るなら今ですよ。皆さん。

まあ、大丸であまり買物をしない私としては何も言えませんが、日系デパートがなくなっちゃうのはなんだかさびしいな~。日本経済も大変だけど、オーストラリア経済もこれから大変そうな予感。

合気道 in メルボルン

2001-06-12 | メルボルンのあれこれ
昨日は祝日だったので合気道の練習もお休み。その代りローランド先生の自宅でバーベキューパーティがありました。先生の家にはなんとマットを敷いた練習場所もある。すごい。

せっかく合気道の仲間で集まったのだからということで、先生はいろいろな合気道ビデオを見せてくれました。まず昨年カルチャーセンターで一般向けに行った合気道のデモンストレーション、1984年に故二代目道主がモナシュ大キャンパスで指導したときに撮影したビデオ、そして英語版の合気会公式ビデオ。

メルボルンに来てから合気道を始めた私にとって日本人指導者が合気道をするのを見たのは初めて。同じ技をやっていてもなんか違う。日本人がやるととても軽やかな感じがします。受け身が上手だからかな?

合気道は私にとっては健康管理以上の意味はあまりありません。オージーの相棒がやるというのでおまけで始めただけ。はっきりいって仕事で疲れた後にまたまた英語でオージーの合気道指導を受けるのは大変。集中力がなくなっているから英語の技の説明なんて右耳から左耳に素通りしていくし、わけのわからぬままに見よう見まねでやっていて、ついていくのが精一杯の劣等生。誰か日本語で教えてくれ~と叫びたいような状態でした。オージーが言う「コーテガエシ」なんてずっと「甲手返し」だと思っていたら最近「小手返し」だということがわかった次第。道着は「ギー」だし。「ギ」はないだろ「ギ」は・・・と思うのだけど。

そんな状況でも「健康管理」が目的だから、だらだらと相棒のおまけでついていって3年が経ち、遅まきながら4級(下から2番目)ももらい、英語の説明も理解できるようになってきました。で、このたび本家日本人の合気道を初めて見て触発されたというわけ。

うーん、これからもうちょっと真剣に取り組んでみようかな。

それにしても英語版公式ビデオのBGMはすごかった。ボリュームガンガンの雅楽(オージーに評判悪し)で始まり、尺八、三味線、しまいの自由技はアップテンポ・ジャズときた。70年代に撮影したのかしらん、技はすばらしいのだがついついBGMに心を奪われてしまった初心者でありました。

ドラッグ vs オペラ

2001-05-22 | メルボルンのあれこれ
私が通勤に使っているフランクストン駅一帯ではいつもオペラの音楽がかかっています。実はこの界隈、ドラッグのヤミ販売なんか行われているようであんまり治安のいい場所じゃないんです。私が乗下車するピークタイムは全く問題なく、個人的に危険な目にあったことはないのですが、夜はいうまでもなく人の少ない昼間の時間帯などがかえって危険なようです。

フランクストン・ショッピングセンターもジャンキーの若者が溜まっていたりして客の足が遠のき、テナントも埋まらなかった時期がありました。たしか1年前には女子トイレでドラッグ中毒死していた女の子が発見された事件や、ショッピング客に物乞いするジャンキーに対する苦情などがローカル新聞を賑わせていたのです。

当時のビクトリア州知事のケネットは公共福祉関係の支出を大幅カット、フランストン地域をパトロールする警察官の数も大幅削減されており、治安の維持が心配されていました。

そこで、最近導入されたのがオペラ。どうもジャンキーはオペラ・ミュージックがお嫌いらしいのです。北米のどこかで実証されたとかでフランクストン市もこれを導入、駅周辺の治安維持にまずまずの効果を上げているようです。

ところで、新しい知事の誕生で、フランクストンにもパトロール警察官が戻って来たようです。その証拠に先週の日曜日に私、パトロール警官に目をつけられてしまいました。あまりにも汚い格好でうちの垣根沿いに植え込んだラベンダーを半かがみになってチェックしていたところ、不審人物と間違われてしまったのです! もちろんすぐに誤解は解けましたが。。。それにしても、あの警察官、ほんとミスター・ビーンズにそっくりだった~。

今日はスター・ディ

2001-05-11 | メルボルンのあれこれ
スター・デイとはスターライト子供基金が運営している募金の日の名前です。難病に苦しむ子供たちのための募金に星型のキーホルダーとかバッジを街頭などで売っています。日本でいったら赤いハネとか緑のハネ募金に相当するものでしょうか。でもオーストラリアの募金の日はやたら多くて全部はとても覚えられません。

水仙グッズで募金する水仙の日(なんのためか忘れた)とか、乳児の突然死を防止するためのレッド・ノーズ・ディとかエトセトラ、エトセトラ。昨日は確か白血病治療研究のためとかで、オフィス・ビルの一階で紅茶を配ってたり、我社の一社員が募金集めのために頭を剃ってたり。

こういう全国的な募金の他に、○○小学校の募金などのコミュニティーの募金がたくさんあって、よく我社の社員も箱詰で買ったチョコレートを単価で売ってたり、1名に車が当たる1枚2ドルのくじを売ったりしています。よく社内のE-mail掲示板で「○階の○○さんのデスクでチョコ売ってます。」といったようメッセージがでています。

これがまた皆さんよく参加されるんですね。日本の24時間TVみたいに大規模にお金を集めてしまうような募金は存在しないけれど、オーストラリア人はよりローカルで身近なものにこまめにお金を出しているようです。

メーデー・デモでオフィスが閉鎖

2001-05-01 | メルボルンのあれこれ
 今日はメーデー。メルボルンでは大企業のオフィスを標的にしたアンチ・グローバライゼーションを叫ぶ大規模なデモが行われました。

 私の勤めている会社はいつもデモ隊のターゲットになる証券取引所ビルの中にあります。大手銀行や木材貿易をしている日系商社なども入っているこのビルはある時は生卵、ある時は馬糞、ある時は動物の死骸などでしょっちゅう各種デモ隊の攻撃を受けてきました(オーストラリアはデモですむからいいけどテロの標的になったら怖いな~とつくづく思います)。

 デモ隊がビル内に乱入して混乱が予想されるということでオフィスビルのセキュリティ会社は前日深夜からビルを閉鎖するという措置をとりました。今の会社に3年勤めていますがデモのためにビルが閉鎖になったのは今回が初めて。当然、我社の社員もビルに入れないわけで前夜から待機のメンテナンス・スタッフと電話受付スタッフ以外は全員自宅勤務扱いとなりました。

 取締役からのE-mailでは、クライアントのところで働く、オフィス外のアポイントをとる、出張を入れる、ラップトップからシステムに接続などして対処せよということでしたが、私はラップトップもあてがわれていない、しがないサポートスタッフの身の上なので事実上の「お休み」となってしまったわけでした。デモ隊様々です。

 オーストラリアは労働者の国だということを改めて認識した一日でした。

おっタマげ チン○芸の世界

2001-04-03 | メルボルンのあれこれ
Puppetry Of The Penis(仮邦題「ち○ぽこ劇場」)というショーをひっさげてメルボルン・インターナショナル・コメディ・フェスティバルに参加しているオージー2人組が話題をさらっています。

タウン誌をぺらぺらとみていたらOrigamiという字が目に飛び込んできたのが彼らを知ったきっかけ。日本文化関係の記事かと思って読んでみたら、ちん○で折り紙のように食物や動物の形態をつくりあげてしまう彼らのインタビュー記事だったのです。

この手のかくし芸はラグビークラブとかクリケット選手なんかのどんちゃんパーティーの余興として昔からウケていたそう。この2人組のバラエティに富んだ芸は人気が高く、多くの選手達のパーテイにお声がかかるようになったのでいっそのことこれで身を立てることができるんじゃないかと思ったわけだそうです。

結果は大成功。イギリスツアーも成功をおさめ、有名人のプライベートパーテイの席でエルトン・ジョンやナオミ・キャンベルの前でもアーティスティックな芸を披露したとか。そしてなんと昨年は「チン○芸マニュアル」の本まで出版、一時はハリー・ポッターをおさえてベストセラーリスト入りしたというから驚きです。日本でも稼げるでしょうねぇ、この2人。引き合いも多くなり新たな団員を募集中だそう。条件は柔軟で羞恥心のかけらもない人とか。

先日はテレビのニュースにも取りあげられ生番をみてしまいました。かたつむりや結婚指輪は初心者向け。難技はハンバーガーとか。エッフェル塔なんてのも。知られざるオージー文化を垣間見てしまった気分。豪州に3年滞在しているがまだまだ青かった私でした。

毎年恒例のメルボルン・コメデイ・フェスティバルは3月29日から4月22日までで、タウンホールなどの会場で各種の催しが行われています。東京ショック・ボーイズなども毎年参加している国際的なイベントですが、今年は初参加のこのチン○芸が過激な台風の目のようです。