この記事は
「ブログで囲もう!浜岡原発」のアピール企画に賛同し、姉妹ブログであるOZ
GARDENと連動して書いている。
私が浜岡原発のことを知ったのは昨年5月頃、メルボルン在住の友達からである。興味を持ってすぐにインターネットで調べてみるとストップ浜岡というサイトを見つけた。読み進むに
つれて「こりゃあ、やばい・・・」と思った。
これほどまでにどこのメディアも取り上げず、日本国民に知られていない一大危機があっていいものか・・・。
私は別に静岡県出身でもなければ、東海大地震の直接被害を受ける場所に在住しているわけでもない。でも原発震災を防ごう!
というサイトの中で原発技師であった故・平井憲夫氏の懺悔の告発を読んで、あまりのショッキングな内容に怒りがこみ上げてくるのがわかった。こんなずさん
な管理体制でこんなに多くの周辺住民が苦しんでいたとは・・・。
余命いくばくもない体で勇気をもって訴えてくれた平井憲夫氏には頭が下がる。
「私もなんとかしなければ・・・」と思わされた。
それからネット署名に参加したり、ストップ浜岡のサイト管理者に連絡してOZ
GARDENからリンクをさせてもらったり、私が見込んだ日本の知人に(煙たがられない程度に)知らせたりして、個人的にできること
をやってきた。
その後一年余り経って、坂本龍一氏などの著名人の賛同も得て、メディアの露出度も上がってきて、この問題についての関心が徐々にひろ
がってきている。
防災の日である今日は、NHKが午後7:30より「連動する巨大地震・“東海・東南海・南海”同時発生の衝撃」という番組を放映するようだ。
最新の研究によると、東海・東南海・南海地震の大地震が連動して発生する可能性が高いことが分かったそうだ。
同時発生した場合、地震の規模は実にマグニチュード8.7。これまでの想定をはるかに超える。
「老朽化した浜岡原発はそのような規模の地震に耐えられない」と多くの専門家が指摘しているにもかかわらず、中部電力はかたくなにこれ
を拒否している。ロシアン・ルーレットで「はずれ」がでることに賭けている。
ところで、オーストラリアは原子力発電の原料となるウランの供給地である。先住民のコミュニティーを、生活を、若者の未来を破壊するウ
ラン鉱山開発は深刻な社会問題・環境問題となっている。
去る8月7日(日)、メルボルン在住の日本人有志が中心となって日豪間の平和構築を目指すJapanese for Peace (JfP)
が現地NGOと協力してヒロシマ・ナガサキ 被爆60周年記念の平和イベントを行った。
あいにくの雨だったが、音楽や歌を通していろいろなバックグラウンドをもつ人々が一堂に会して核廃絶を訴えている姿を見ることが出来た
のは良かった。特に尺八とディジュリドゥの競演は胸にジーンと来た。
写真は舞踏ダンサーとミュージシャンによるパフォーマンス。
ヒロシマ、ナガサキだけではなく、ウラン鉱山開発による被爆者、核実験による被爆者、原発技師や周辺住民の被爆者など、世界にはさまざまな被爆者がおり
「ヒバクシャ」という日本語が時にそのまま使われている。その一人一人のヒバクシャが今日もあちこちで苦しんでいる。
地震という天災は避けられないものであるが、原発震災という人災は私達の声が届けば避けられるものなのだ。
これ以上多くのヒバクシャを増やさないために1ブロガーの声を届けたいと思う。
原発震災を防ぐために、東海地震の震源域にある浜岡原発の停止を求めます。
賛同するブロガーの方は、
「ブログで囲もう!浜岡原発」を参照して企画に参加していただければと思う。
参考サイト
◆ストップ浜岡
◆原発震災を防ごう!
◆浜岡原発リポート
◆浜岡原発は制御不能になる~設計者が告発する浜岡原発耐震偽装
トラバThanksです!
『原発震災』って本当に恐いですね。
みんなで手を繋ぎ浜岡原発を包囲しましょう。
そして、この日本から原発をなくしましょう!
今後とも宜しくお願い致します。
これからも宜しくお願いします。
「キョーコの気まぐれ日記」のキョーコです。TBありがとうございます。わたしからもTBをしようと思ったのですが、どうもエラーになってしまってうまくいかないんです。すいません。
原発の問題はひとりでも多くの人に伝えていく必要がありますよね。一緒にがんばりましょう!
コメントありがとうございます。
ライブドアはアクセスが大変ですね。fc2も昨日ログインできなくてOZGARDENからのTBができなかった。。。
でも第二回は広がりがでてきましたね。
先日の宮城沖地震で緊急停止した女川原発は
やはり想定外の揺れだったそうです。
M7,2の地震で想定外だったんですよ~~。
想定されている宮城沖地震はM8クラスなのに。
国の基準なんてあてにならないことが
よぉーくわかりますよね・・・。
ってことはやはり「浜岡」も・・・。
みんなで頑張って止めましょうねっ!
これからもよろしくお願いします
原発をやめさせるには私たちの電力消費のあり方から考えていかなければいけないことですよね。将来Green Bizなどもっと定着して原発に頼らなくても電力供給できるようになるといいと思います。
やっぱり地震大国に原発を建設する事はどこの誰が考えても狂気の沙汰としか思えないですよ。ウランがあって地震のないオーストラリアでだって建設してないのに・・・
今、オーストラリアでは「建設すべきか否か」議論しているんじゃありませんでしたっけ?
ところで、「原発がどんなものか知ってほしい」には、複数の反論文(全て原発職員によるもの)も存在します。
・・・皆さん、いくらなんでもそのくらいはご存知ですよね?
(検索サイトで「原発がどんなものか知ってほしい」で検索すると出てきますし。)
温暖化問題で議論がでているといっても建設中・稼動中の商用原発はオーストラリアには現在ありません。石炭だけでなくエタノールもLPGもある恵まれた国で原発を推進していくにはかなりの時間がかかるのではないでしょうか。
平井氏の告発が時代遅れになっていること、固有名詞などについて氏の記憶があいまいになっている点は理解しています。放射能安全対策がずさんだったのは原発ばかりでなく、医療機関もそうでした。亡父が放射線技師として働いていた時代にはプロテクターなしでばんばんX線写真を撮ってたんです。
告発や事故を踏まえて安全管理が改善していることは喜ばしいことですが、美浜事故にもんじゅの教訓が活かされていなかったことには幻滅でした。
こういった不祥事そのものが(枝葉の部分ではなく根本的なところで)平井氏の告発の信憑性を支える役割を果たしているのではないでしょうか。
平井氏の文章は、現場の事については「そうなんだよね」と思える所もあります。(逆に、現場の環境以外の部分についてはかなり出鱈目なのですが)
美浜事故については、もんじゅよりも過去の米国のサリーでの事象が近い様です。(というより、全く同じです。)
あれにはショックを受けました。
私も現場屋なので他人事とは思えませんでした。
海外のトラブル情報もしっかり伝わっていたはずなのに、関電は一体何をやっていたのか、と。
最近「広瀬隆」氏の原発関係本を読んでラ・アーグでの「あわや大事故」のことを今更ながら知ったわけですが、まあ今までよくこんな薄氷の上を渡ってきたもんだと思わずにいられません。原発や再処理工場で働いている方々には本当に頭が下がります。
またこの本を読んで、オーストラリアにおける原発建設も、たとえ筋が通らなくても「利権」が通ってしまえば有り得ることなのだと考えさせられました。基本的にこの国は米英のいいなりですから・・・
ただ、オーストラリアでは原発建設より核廃棄物保管場の建設が先行しそうです。もうご存知かもしれませんが今週それに関する法案が通過しました。予定地に指定された北部準州は騒然となっています。将来的にはオーストラリアが世界の核廃のゴミ捨て場になる可能性もささやかれています。