OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

マンゴーの季節

2006-01-05 | オーストラリアからみる日本
こちらは夏真っ盛り。
マンゴー食べ放題の季節である。
最近は夕食後のデザートは毎晩マンゴーである。
メルボルンは亜熱帯気候ではないのでマンゴー産地ではないが、それでもクイーンズランド産のマンゴーが1個1ドル~2ドルくらい(100円前後)で買える。産地のクイーンズランドではもっと安いのは言うまでもない。

さて、本日のThe Australianの朝刊でびっくりする記事を見つけた。
しかも一面記事だ。

Japanese snap up mangoes at $22.50 each

日本人がマンゴー1個を$22.50で買っている???
現地在住者にとっては相当センセーショナルな見出しである。
思わず自分の目を疑ってしまい、確かであることが解るとあきれて笑ってしまいたくなる見出しだ。

1個じゃなくて1キロの間違いでは? いや、1キロにしたって高すぎる・・・

記事によると、ケアンズ空港の出発ロビーで売っているお土産用マンゴーが日本人旅行者に飛ぶように売れているそうだ。
輸出用に消毒して検疫クリアしたマンゴー3個入りまたは6個入りの箱。
昨日の午前中だけで40箱さばけたとか。
3個入りは$67.50(約5500円)で売っているらしい。

「あんまり良く売れるんで他の会社の(安い値段で売る予定だった)予約注文を断らなきゃいけなかったよ。」
と供給会社。

笑いがとまらないことだろうな。

季節柄、日本の高級デパートで1個5000円以上で売ってるマンゴーもあるらしいから日本の旅行者にとってお得感があるのはわかるのだが、ケアンズの市場では1キロ1ドルで買えるんだってさ。

もちろん市場で買ったものは検疫用の処理をしていないので日本に持ち込めないだろうけど、この半端じゃない価格差にはちょっとあきれる。

販売者側は
「だって日本人はそれでも喜んで買ってるんだもん」
「検疫処理にコストかけてるんだから」
と弁解している。
(余談であるがこの販売会社は日系である)


双方にとってWIN-WINだからいいことなのか???

傍観者にとっては喜劇としかいいようがない・・・

しっくりこない豪軍サマワ増派

2005-02-23 | オーストラリアからみる日本
サマワの治安維持で増派 豪が日本の要請受け (共同通信) - goo ニュース

こちらのTVニュースでやってました。
サマワで用心棒してくれてたオランダ軍の撤退で困っちゃった日本の自衛隊を守りに行くんだってさ。

なんかこれ、変でないですか?
普通のオーストラリア人はこれを納得できるのだろうか?
日本人の私でも「あれっ?」と思いますよ。
この任務のために派遣される450人の豪兵の大きなため息が聞こえてきそうです。

「なんで(たいした活動もしてない足手まといの)日本人護衛のために俺達が命の危険を冒しに行かなきゃならないんだ?」

お気持ちお察しいたします。

アメリカの機嫌取りのためにとりあえず安全そうなところに派遣してお茶を濁すところまでは、日本の外交能力ではいたしかたない選択だったで済んだかもしれないけど、撤退時期を完全に誤ったね。

こんな悪情勢になってまで必死にしがみつくほど、サマワ近辺のアル・ガラフ油田の石油利権はおいしいのであろうか。

しかもオーストラリアにこんな貸しまで作らせてあげちゃうし(株式会社日本の社長さんは裏でなんと言ってくどいたのだろう?)

でもこれからハワード豪首相も国民の批判かわしが大変だ。なんといっても「イラク増兵はしない」っていう選挙公約やぶっちゃったんだから。

日本って豪経済にとってそんなに大事な国だったのか。


裁判官の少女売春事件はオーストラリアでもニュース

2001-05-25 | オーストラリアからみる日本
昨日、通勤途中にメルボルンのタウン誌を読んでいたら日本の裁判官による少女売春の記事が出ていました。オーストラリアに住みはじめて驚いたことは、日本のニュースが予想以上に報道されているということ。日本で目にするオーストラリア関係の記事よりはるかに多い。政権交替したとかそういうニュースならともかく、日本の新聞の3面記事に載るような国内ニュースがこちらの3面記事にも載ってしまうしテレビのニュースにもなる。。。もちろんあほな政治家のひんしゅく発言も。。。経済的な影響力が強いということはそれだけ注目度も高くなり、「恥さらし」になる範囲も拡がるというわけですね。

「日本の裁判って陪審員じゃなくて裁判官が判決するんだよね」とオージーである私の相棒が聞きます。「そうだよ」と私。「で、大切な判決を下すその裁判官が道徳的に曲がったやつだったらどうするの?」と相棒。「うーん、だから日本の裁判官はそれだけ責任重いから賄賂なんかにつられて間違った判決出さないように高い給料が保証されてるわけで。。。で、皮肉なことに遊ぶお金ができちゃうわけだ。」とまったく答えになっていないことを言ってお茶を濁す私。

以前にも「一人の人間が出す判決をどこまで信頼できるのか」ということを聞かれたときは、「ちゃんと訓練されたプロなんだから12人の素人に任すより大丈夫なんじゃないの。」とか「日本の裁判官は昔から潔癖なことじゃ定評があるんだよ、ヤミ米拒んで餓死した裁判官もいるんだから」とか言っていたような気がします。もうこんな言い訳も通じない。この事件で「日本にも陪審員を」論はますます拡まるんだろうな。私だって自分の一大事を決める裁判になったら、そんな裁判官一人に判決任せたくないもんね。