この記事は 「ブログで囲もう!浜岡原発」の第4回アピール企画に連動して書いている。
8月6日、メルボルンのセント・マイケルズ教会で日本人平和団体「Japanese for Peace (JfP)」が企画した「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・コンサート」が開催され、私の相棒がミュージシャンとして出演した。
去年の今頃、私と相棒は、同団体が開催したピース・コンサートをたまたま見に行っていたが、まさか翌年のコンサートに関わることになるとは想像だにしなかった。
去年のコンサートについてはこのブログに記事を書いたのだが、今年に入ってJfPの代表の方が私のブログ記事を見つけて書き込みを下さり、実際にお会いする機会に恵まれた。ちょうど同じ時期、私の相棒はシンガーソングライターとしてCDデビューを果たし、プロモーション活動に力を入れていた。彼はメッセージ性の強い数々のオリジナルソングを持っており、ピース・コンサートは新たな観客層にアピールできる絶好の機会でもあった。
そうして今年のピース・コンサートに私の相棒と彼の友人ミュージシャンが出演することが決まった。
まるで運命に導かれたような巡り合わせに不思議な縁を感じる。
上の写真はソプラノ歌手・峰岸夏子さんが舞台に立った会場の模様だ。
コンサート会場では、広島で被爆されたシドニー在住の森本順子さんがゲストスピーカーとして自らの体験を語って下さった。
中東で戦渦が広がる現在、唯一の被爆国である日本の国民が核戦争の悲惨さを風化させずにしっかりと世界に伝えていく意義・使命はますます大きくなっていると感じる。
イラクでは米軍による大量の劣化ウラン弾や化学兵器、そして電磁波兵器などの最新兵器の使用により多くの一般市民が犠牲となっており、医療品が圧倒的に足りない状態だ。コンサートの収益金は厳しい状況の中で精力的に活動する医師団体「Doctors for Iraq」に寄付された。
イラクでの劣化ウラン弾使用の影響はイラク国民だけではなく、イラクから帰還した米兵にも自衛隊員にも暗い影を落としている。
8月6日の原爆の日、NHKスペシャルでは 「調査報告・劣化ウラン弾 ~米軍関係者の告発~」が放映された。
この番組は8月23日(水)深夜【木曜午前】1時10分~1時59分に再放送される予定なので、見逃した人もまだチャンスがある。
ところで放射線技師であった私の父はALS(筋萎縮性側索硬化症)という不治の病に冒されて亡くなったのだが、アメリカALS協会の報告書によると、イラク帰還兵のALS発生率が一般人の二倍なのだそうだ。原因不明の難病とされているが、放射能となんらかの因果関係があるのではと短絡的ではあるものの疑ってしまいたくなる。
イラクの劣化ウラン弾使用に日本は何の関与もしてないと思ったら大間違いだ。
米国の情報公開法に基づく米空軍の資料開示で、2001年当時、沖縄の嘉手納弾薬庫に約40万発の劣化ウラン弾が保管されていたことが分かったからだ。イラクで使用された劣化ウラン弾が日本の出した金で沖縄から運ばれた可能性は否定出来ない。
だいたい米軍は、90年代半ばに沖縄の鳥島での実弾演習で1520発もの劣化ウラン弾をぶっ放しておいて、一年も放置してから「誤射でした~」と日本政府に通知し、政府も「あ、そうですか~」とほとんど放置状態にしているし。
「非核三原則」も何もあったものじゃない。
実は、オーストラリアにとってもこれは対岸の火事ではない。
ハワード政権がアメリカと結んだ秘密協定で米軍が豪州本土で演習出来るようになって以来、米軍は劣化ウラン弾を豪州本土にじゃんじゃか持ち込んできてるのだ。
David Bradbury監督のドキュメンタリー映画「Browin' in the Wind」の中で、オーストラリア側は「そんなこと聞いてない」って言ってるけど、インタビューを受けた米兵が「劣化ウラン弾?搭載してきてるよ~」って悪気もなく答えてるんだからずっこける。この映画では鳥島のこともちょっと触れられている。
クイーンズランド州と西オーストラリア州の美しい自然が核廃の吹きだまりにされてしまうのだろうか・・・
劣化ウラン弾ってのは原子力発電で出た核廃処分に困る者にとって、とっても安上がりで都合の良い廃棄手段だ。
原子力発電は「核の平和利用でクリーンエネルギーです」なんて言っておきながら
使った後の核のゴミは劣化ウラン弾にして戦場に投げ捨てちゃって、後は野となれ山となれ。無責任にもほどがある。
日本の場合、老朽化した原発が地震が心配される地帯で今だに稼働しているのだから、戦争にならなくたって放射能汚染の被害を受ける危険性が高い。
東海大地震が起きて浜岡原発がメルトダウンを起こしたら、広島・長崎の被爆者達が苦しんだように、首都圏一帯に住むたくさんの大人や子ども達が被爆して苦しむかもしれない。
でもこの危機は皆が声をあげて中部電力が決断すれば避けられる危機だ。
現在、原発震災を避けるためにブロガー有志たちが集まって『ブログで囲もう浜岡原発!』という企画を行っている。
参加は簡単、賛同するブログ記事を書いて『ブログで囲もう浜岡原発!』にトラックバックを送るだけだ。
下記の参考ホームページを読んで賛同する人は浜岡原発を囲むネットの輪を広げていって欲しいと思う。
☆ストップ浜岡
☆原発震災を防ごう!
追記:この記事アップを機にこのブログも「チーム・マイナス6%」に参加することにした。
8月6日、メルボルンのセント・マイケルズ教会で日本人平和団体「Japanese for Peace (JfP)」が企画した「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・コンサート」が開催され、私の相棒がミュージシャンとして出演した。
去年の今頃、私と相棒は、同団体が開催したピース・コンサートをたまたま見に行っていたが、まさか翌年のコンサートに関わることになるとは想像だにしなかった。
去年のコンサートについてはこのブログに記事を書いたのだが、今年に入ってJfPの代表の方が私のブログ記事を見つけて書き込みを下さり、実際にお会いする機会に恵まれた。ちょうど同じ時期、私の相棒はシンガーソングライターとしてCDデビューを果たし、プロモーション活動に力を入れていた。彼はメッセージ性の強い数々のオリジナルソングを持っており、ピース・コンサートは新たな観客層にアピールできる絶好の機会でもあった。
そうして今年のピース・コンサートに私の相棒と彼の友人ミュージシャンが出演することが決まった。
まるで運命に導かれたような巡り合わせに不思議な縁を感じる。
上の写真はソプラノ歌手・峰岸夏子さんが舞台に立った会場の模様だ。
コンサート会場では、広島で被爆されたシドニー在住の森本順子さんがゲストスピーカーとして自らの体験を語って下さった。
中東で戦渦が広がる現在、唯一の被爆国である日本の国民が核戦争の悲惨さを風化させずにしっかりと世界に伝えていく意義・使命はますます大きくなっていると感じる。
イラクでは米軍による大量の劣化ウラン弾や化学兵器、そして電磁波兵器などの最新兵器の使用により多くの一般市民が犠牲となっており、医療品が圧倒的に足りない状態だ。コンサートの収益金は厳しい状況の中で精力的に活動する医師団体「Doctors for Iraq」に寄付された。
イラクでの劣化ウラン弾使用の影響はイラク国民だけではなく、イラクから帰還した米兵にも自衛隊員にも暗い影を落としている。
8月6日の原爆の日、NHKスペシャルでは 「調査報告・劣化ウラン弾 ~米軍関係者の告発~」が放映された。
この番組は8月23日(水)深夜【木曜午前】1時10分~1時59分に再放送される予定なので、見逃した人もまだチャンスがある。
ところで放射線技師であった私の父はALS(筋萎縮性側索硬化症)という不治の病に冒されて亡くなったのだが、アメリカALS協会の報告書によると、イラク帰還兵のALS発生率が一般人の二倍なのだそうだ。原因不明の難病とされているが、放射能となんらかの因果関係があるのではと短絡的ではあるものの疑ってしまいたくなる。
イラクの劣化ウラン弾使用に日本は何の関与もしてないと思ったら大間違いだ。
米国の情報公開法に基づく米空軍の資料開示で、2001年当時、沖縄の嘉手納弾薬庫に約40万発の劣化ウラン弾が保管されていたことが分かったからだ。イラクで使用された劣化ウラン弾が日本の出した金で沖縄から運ばれた可能性は否定出来ない。
だいたい米軍は、90年代半ばに沖縄の鳥島での実弾演習で1520発もの劣化ウラン弾をぶっ放しておいて、一年も放置してから「誤射でした~」と日本政府に通知し、政府も「あ、そうですか~」とほとんど放置状態にしているし。
「非核三原則」も何もあったものじゃない。
実は、オーストラリアにとってもこれは対岸の火事ではない。
ハワード政権がアメリカと結んだ秘密協定で米軍が豪州本土で演習出来るようになって以来、米軍は劣化ウラン弾を豪州本土にじゃんじゃか持ち込んできてるのだ。
David Bradbury監督のドキュメンタリー映画「Browin' in the Wind」の中で、オーストラリア側は「そんなこと聞いてない」って言ってるけど、インタビューを受けた米兵が「劣化ウラン弾?搭載してきてるよ~」って悪気もなく答えてるんだからずっこける。この映画では鳥島のこともちょっと触れられている。
クイーンズランド州と西オーストラリア州の美しい自然が核廃の吹きだまりにされてしまうのだろうか・・・
劣化ウラン弾ってのは原子力発電で出た核廃処分に困る者にとって、とっても安上がりで都合の良い廃棄手段だ。
原子力発電は「核の平和利用でクリーンエネルギーです」なんて言っておきながら
使った後の核のゴミは劣化ウラン弾にして戦場に投げ捨てちゃって、後は野となれ山となれ。無責任にもほどがある。
日本の場合、老朽化した原発が地震が心配される地帯で今だに稼働しているのだから、戦争にならなくたって放射能汚染の被害を受ける危険性が高い。
東海大地震が起きて浜岡原発がメルトダウンを起こしたら、広島・長崎の被爆者達が苦しんだように、首都圏一帯に住むたくさんの大人や子ども達が被爆して苦しむかもしれない。
でもこの危機は皆が声をあげて中部電力が決断すれば避けられる危機だ。
現在、原発震災を避けるためにブロガー有志たちが集まって『ブログで囲もう浜岡原発!』という企画を行っている。
参加は簡単、賛同するブログ記事を書いて『ブログで囲もう浜岡原発!』にトラックバックを送るだけだ。
下記の参考ホームページを読んで賛同する人は浜岡原発を囲むネットの輪を広げていって欲しいと思う。
☆ストップ浜岡
☆原発震災を防ごう!
追記:この記事アップを機にこのブログも「チーム・マイナス6%」に参加することにした。