このブログのお題である船山神社や、大阪府交野市の磐船神社、新潟県村上市の石船神社等について見てまいりましたが、京都の貴船神社は関係がないのかと思い、調査しました(現地には行っておりません。)。
所在地は、京都市左京区鞍馬貴船町で、式内社で二十二社の一社。
祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)。
創建年代は、不詳であるが、社伝によると、神武天皇の母である玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、黄色い船に乗って当地に上陸し、水神を祀ったのが始まりとのこと。社名の由来は、「黄船」によるものであるらしい。
(ホームページより)
神社の境内は、本宮と結社(中宮)、奥宮に分かれている。創建時の本宮は、奥宮(1046年に洪水で社殿が流失し、本宮が現在の地に移った)。なお、結社の祭神は、磐長姫命(いわながひめのみこと)。
(ホームページより)
(ホームページより)
(ホームページより)
祭神そのものは、水神(水の供給を司る神)であり磐座信仰とは言えなさそうではあるが、社名の由来である「黄船」が、現在も奥宮境内に船形石(ふながたいわ)として残っており、「船玉神(ふなだまのかみ)」として信仰されていて、磐座信仰と無関係と言えないことは間違い無いようである。
※船形石について詳しくは ⇒ 「貴船神社の船形石」
※貴船神社の岩石信仰 ⇒ 「貴船神社の岩石信仰」
追記:
6月7日、紫陽花で有名な大和郡山市の矢田寺に行って参りました。前回の矢田坐久志玉比古神社から、車で3分程です。正式な名称は、矢田山金剛山寺(やたやまこんごうせんじ)で、磐座信仰とは少し違いますが石仏信仰では、最もメジャーな、お地蔵様の日本での発祥の地とされています。
本堂です。
日本最古の延命地蔵菩薩が安置されています。
本日も、御訪問頂き誠に有難う御座います。