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船山神社の旧社跡

矢田坐久志玉比古神社

船山神社(平群町)の旧社跡⑨でも、触れさせて頂きました、矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)へ行ってまいりました。

式内大社で添下郡十座筆頭の旧県社です。



少々、見づらくなってしまい申し訳ございません。要約すると、饒速日命が天磐船に乗って天空を駆け巡られ、「吾を宮居の地に導き給え」といって矢を三本射放たれ、二の矢が落ちたところがこの境内であったということです。
畿内随一の名社であったことが、記されています。

『 櫛玉饒速日命は、「天照坐皇大神(あまてらしますすめおおかみ)の」詔(みことのり)により弟神「邇邇芸命(ににぎのみこと)」の天孫降臨(てんそんこうりん)に先立ち、豊葦原中津国(とよあしはらのなかつくに)仮平定のため直系神族の御印である「天乃羽羽矢(あめのははや)」と、心身を守護する天璽十種神寶(あまつのしるしのとくさのかむだから)」を授(さず)かり、天磐船(あめのいわふね)で天降(あまくだ)られました。
 初めに河内国(かわちのくに)の河上(かわかみ)の哮峰(いかるがのみね)(又はタケルガノミネ)に天降られ、祭祀を営(いとな)まれましたがお住まい(宮居)とされず、再び天磐船にお乗りになり大和の天空(てんくう)を駆(か)け巡(めぐ)られながら「吾(われ)を宮居の地に導(みちび)き給え」の御祈願(ごきがん)をされ、天乃羽羽矢(あめのははや)三本を射放(いはな)たれました。この時の大和の天空を駆け巡られた状(さま)が「やまと」の最古の枕詞(まくらことば)の「そらみつ」のおこりで、この地に三本とも矢が落ちましたので「矢田(やた)」と呼ばれ「矢落社(やおちしゃ)・矢田大宮(やたおおみや)」とも称(しょう)されています。二の矢の落ちた所(境内)に、三十二従神(とものかみ)と古代雄族物部(もののべ)氏を率(ひき)いられ天降られます。この地を治(おさ)めていた大豪族登美長髄彦(とみのながすねひこ)の妹、御炊屋姫命を娶(めと)り宇麻志麻治命(うましまじのみこと)がお産まれになります。当地方最大の古社として創建(そうけん)より六世紀前半までは畿内随一の名社として栄え社殿は宏壮美麗(こうそうびれい)を極(きわ)めますが、仏法興隆(ぶっぽうこうりゅう)とともに物部氏は四散(しさん)し社運(しゃうん)は衰退(すいたい)したと伝えられています。(中略)』

航空祖神と、記されてあります。
プロペラは、本当に使用されていた物だそうです。






拝殿です。本殿(重要文化財)は、見えませんでした。
祭神は、櫛玉饒速日命(クシタマニギハヤヒノミコト)と、御炊屋姫命(ミカシキヤヒメノミコト)。明治になって40年間程、政府の圧力で天太玉命を祀らされたそうです。
1枚目の画像で分かると思いますが、八幡神社(重要文化財)も見れませんでした。



本殿と八幡神社が写っているサイトを見つけたので貼らせていただきます
本殿


神社明細帳によると、八幡神社の他これだけの神様も祀られているそうです。

但し、大神神社と兩神社の社殿はなく、若宮神社に、宇摩志麻治命と天照皇大神、弥都波能賣神が祀られているということです。


神社明細帳には無格社と記されていますが、境外神社であり、御旅所だそうです。
主人(ぬしと)神社です。祭神の読み方は、アメノヒリトメノミコト。但し、祭神が天比理刀咩命であるのは、明治新政府の圧力による可能性が高いので、本当の祭神は、饒速日命・御炊屋姫命二座のようです。(神主様にも確認済。)



二の矢が落ちた場所です。



岩に縄が巻かれており、岩は天磐船の欠片と言われています。



反対側にも岩が祀られていました。






神社の近くから見た矢田山です。この霧がかった雲の向こう側に、船山の三巨石(もちろん船石も)があります。この山のほぼ頂上部ですね。

要は、矢田坐久志玉比古神社に伝えられている空を飛ぶ天磐船が、この山の頂上部にある船山の船石ではないかと推理している訳です。

平日は、神主様がほぼ神社庁の方へ行かれている様ですので、お札やお守りの購入を考えておられる方は、電話 0743(52)7313で、社務所が開いている日を確認されてから、お詣りされるのが良いと思います。

追記:
後日、主人神社にもお詣りさせて頂きました。風もきつくてブレてしまい申し訳御座いません。






花の写真を、数枚UPさせて頂きます。













追記:
5月12日の昼間に撮影。



牡丹も2輪咲きましたのでUPします。(前回の写真と重複します。)





本日も、御訪問頂き誠に有難う御座います。

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