どうすれば効率よくスピーディーにたくさんの仕事がこなせるか、とか、すき間時間の活用法とか、そういったことをテーマにした内容の本が好きでたくさん読んできた私だけれど、このての本をこれ以上読むと、私のせっかち病は進行してしまうような危機感を覚えたので、このところちょっと方向転換。ゆっくり取り組む、ゆっくり生きる、という道について関心が向いてきました。
とはいっても私の場合、常に時間に追い立てられているような感覚が、身体に染み付いてしまっている気がします。まずはこれをなんとか改善していきたい。たとえば30分という時間制限の中で、時間に追われ焦りながらこなせる仕事量が10だとすれば、同じ30分という時間を使い、ゆっくり落ち着いて取り組んでもこなせる量は同じか、それ以上だと思うのです。おまけに、その方が疲れも少ないし。
あせればあせるほど、精神的にも肉体的にも疲れ、ダメージは大きくなるので、たくさんのことがこなせなくなるんですね。ゆっくりだと、仕事量は落ちる、という誤った考えは手放さなくちゃ。本当に仕事のできる人は、余裕や落ち着きを感じさせます。見るからに忙しそうで、常にいっぱいいっぱいの状態で仕事をしている人は、一見、仕事ができる人っぽくは見えるものの、意外とそうではないですね。
ゆっくりダラダラしていたら、生き方の質はどんどん下がってしまうけれど、ゆっくり頑張ることができれば、生き方の質をもっと上げられる気がします。
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北鎌倉には、心が落ち着くイイ感じの路地がたくさんありました。