なんとなくスピリチュアルブログ

ドラマ「すいか」

2003年の夏に放送していたドラマ「すいか」のよさを、ここでまた改めて感じている。このドラマは今年の夏に再放送したので、大半を録画しておいた。で、時々それを観てなごんでいる。そのドラマはどこにでもいる普通の人が、ありふれた日常を淡々と過ごしている様子を描いているものだけど、ちょっとシュールな香りも漂う、私好みのゆる~い内容だった。

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出演者には小林聡美、ともさかりえ、市川実日子、もたいまさこ、など、私の大好きな女優さんがたくさん出ていたのも好感が持てた。放送当時の視聴率はあまり良くなかったみたいだけれど、このドラマのファンは根強く、放送終了後に、向田邦子賞を受賞するなど、様々な賞を受賞していることからも、わかる人にはわかる不思議な魅力を持ったドラマだった。たぶんメリハリの利いたわかりやすいストーリーを好む人からすると、退屈でつまらないドラマに思えるような気もする。

ただ私は昔からドラマにしても小説にしても、起承転結がハッキリしたようなストーリーは好みではなかった。殺人が起こるような話や、愛憎劇が繰り広げられるようなややこしい人間関係のもつれを描いたものとか、現代とはかけ離れた時代が舞台になっているような話にも興味が持てなかった。

名作といわれる文学作品にもほとんど興味がなかったけれど、唯一、太宰治の作品だけは、10代~20代前半頃までむさぼるように読んでいた。太宰作品のほとんどは表立って大きな事件は起こらないものの、平凡な日常を描きながらもその心理描写は巧みだ。目に見える部分が平凡で淡々としていればいるほど、そこに存在する人の内面世界が繊細に際立って感じ取れる気がする。見た目はいたってシンプルで普通だけれど、中身はひねりが利いていて濃い!というのが好きなのかもしれない。

日記やブログが続かない人の理由として、「毎日平凡な生活しか送ってないから」という声を聞く。でも、私からしてみると、平凡な日にこそ自分の内面世界に深く目を向ける余裕もあるから、書きたいことはいくらだってあるのになーと思える。

私の人生、明日もあさっても、内面世界に気持ちが向けられるような、平凡な日々でありますように☆彡


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