日頃の行いがいいせいか、この3連休は好天続きのようだ。
papachan家恒例の秋山登山は谷川岳に決定。
今回は、天神平から天神尾根を経由して山頂に至る一般登山コースを選択。
ここなら息子でも安全に登れる。
まずは、ロープウェイで天神平まで高度を稼ぐ。
ロープウェイは、往復で大人2000円。子供1000円。
ファミリー登山にとって、ロープウェイやケーブルカーは、大きなアドバンテージだ。
あっという間に天神平に到着。
結構な数の登山者がそこら中で支度中。
荷物を確認したり、ストレッチをしたり…、登山道はにぎやかになりそうだ。
8:00、天神平を出発。
息子の後ろに谷川岳山頂であるトマの耳・オキの耳が見える。
谷川岳は双耳峰なのだ。
まずは、山腹を巻くように付けられた登山道を行く。
樹林帯の中はちょっとウェットな感じで、空気はヒンヤリしているが、足下がややぬかるんでいる。
個人的には足下はドライの方がいいなぁ。
樹林帯の間からは、ときおり目指す山頂が顔を覗かせる。
歩き始めて20分。
だいぶ暑くなってきたので、レイヤードを調整。
息子も一枚シェルを脱ぐ。
水を一口飲んで、歩き出す。
少しずつ登るたびに、色づいた木々が目を楽しませてくれる。
8:40、熊穴沢避難小屋に到着。
一回目の休憩。
この小屋は、冬場になると完全に雪の下に隠れてしまう。
みんな外で休憩しているが、せっかくなので中に入る。
避難小屋なので、中はベンチ以外は何にもない。
地図を眺める息子。
読めているのかな?
10分間の休憩後、出発。
指導標では、距離的に半分ちょい来たことになっているが、ここからが登りがきつくなってくる。
感覚的は、まだ3分の1くらいだ。
避難小屋からしばらく急登が続く。
ちょっとした岩場もあり、その度に渋滞になってしまう。
まぁ、よい。ノンビリいこう。
登りがキツイと下ばかり見て歩くことになるが、時々渋滞してくれるおかげで周囲の景色や紅葉を楽しむことができる。
ナナカマドの実が真っ赤になっていたが、肝心の葉が染まりきっていなかった。
葉も真っ赤になると、それは見事なものだが、このまま落ちてしまうのだろうか。
一つめの急登をこなすと、一気に視界が広がる。
右手にはオジカ沢の頭から万太郎山に続く美しいスカイラインとマナイタグラの側壁。
真冬になると、ヒマラヤ襞を形成するところだ。
9:30、2回目の休憩。
稜線上の岩場で水分補給。
岩の上から、西黒沢をのぞき込む息子。
もう少し急登は続く。
ところどころ鎖場があるが、はっきりいっていらない。
この天神尾根コースは、一般登山客が増えたためなのか、過剰な鎖やロープ、それに木道が目立つようになってしまった。
あまりに過保護になりすぎると、登る力のない者までやってくる。
それが重大な事故につながると思うのだが…。
秋山らしく紅葉が目立ってきた。
だいぶ高度をあげてきた。
この登りを終えると、天狗の溜まり場と呼ばれる岩にたどり着く。
それを越えるといよいよ、最後の長いだらだら登りが始まる。
右手は笹原に覆われた西黒沢の広大な源頭が広がる。
コンデジの画像では、なかなか雄大さが伝わらないのがもったいない。
さぁ、あともう一息!
最後の階段状を登る。
まるで富士登山のような行列だ。(笑)
一歩進むたびに、頭上に見える大ケルンが近づいてくる。
10:35、肩の小屋に到着。
ここから頂上までは、5分の距離だ。
息子は休みたそうだったが、一気に頂上まで行くことにした。
10:40、谷川岳頂上トマの耳(1968m)到着!!
息子よ、よくがんばったな!
狭い山頂では、記念写真を撮るのも行列で順番待ち。(笑)
頂上からは、もう一つのピークであるオキの耳が見える。
オキの耳から切れ落ちるマチガ沢東南稜は、谷川岳の岩場を目指すクライマーの登竜門だ。
若い頃、自分も師匠とともに挑んだ。
山頂からオジカ沢へ続く稜線は、自分のお気に入りの景色だ。
息子をここに連れてきたのは、これを見せたかったからである。
息子は、この風景を見て、「絵の道具を持ってくればよかった。」と残念そうだった。
写真に撮っておくから後で描いたら、と私が返すと、「自分の目で実際に見て描いた方が迫力があるんだよ。」だって。
オマエ、なかなかいいこと言うなぁ。
さてさて、お腹も減ってきた。
肩の小屋まで下りて、メシにしよう。
メシの前に小屋で山バッジを購入。
これで15個目。
この小屋は、大昔は営業小屋で、私が山を始めた頃は無人の避難小屋だった。
それがまた営業小屋になった。
宿泊もできるようになっている。
買ったバッジは、こんなの。
息子がバッジを買う基準は、
①デザインがよい。
②山の名前が入っている。(当然か…)
③標高が入っている。(あとで標高順に並べて遊ぶため)
それなりに考えて選んでいるようだ。(笑)
ちなみに、登頂記念の木札の方は、小屋の前でアンケート調査をやっていて、それに答えていただいたものだ。
山ガール達もアンケートに答えて、木札をゲット!
今回も山ガールはそこらじゅうに溢れていた。(それ以上に山マダムも…)
秋晴れの中、雄大な景色を眺め、爽やかなそよ風を感じながらのランチは格別だ。
おにぎりとスープが最高のご馳走である。
このあと、息子がトイレ渋滞にはまる。
肩の小屋には、有料トイレが2個しかないのだ。
30分弱待つことになった。
トイレ問題は、この登山ブームにとって大きな課題である。
特に女性にとっては、この心配があって山へ行けないという人も多いのではないだろうか。
美しい景色の中にトイレが乱立しているのもいかがなものかと思うが、何かよい解決方法はないものだろうか。
それにしても、天気がよい。
お昼近くになってくると、大概はガスで覆われてしまう山頂付近も今日はその兆しもない。
アンケートをとっていた係員の方々も、こんな天気のいい日は年に何日もないと言っていた。
自分もそう思う。
11:50、下山開始。
谷川岳のシンボル、大ケルンを後にする。
途中でちょこちょこ休みながら、軽快に下っていく。
息子の足取りも軽い。
足の運び方も上手くなってきた。安定している。
天神ザンゲ岩。座り心地のイイ窪みを発見。
1時間弱で熊穴沢避難小屋まで下りてきた。下山は早い。
避難小屋を過ぎれば、危険なところはもうない。
木々の間から見える谷川岳を振り返っては、「あ~、あそこまで行ってきたんだね。」と道程を噛みしめるようにつぶやく息子。
木道が出てくれば、ゴールも近い。
13:30、ロープウェイ駅に戻ってきた。
今日も怪我無く終わってよかった。
おつかれ~。
気持ちのいい草むらに座って、山を振り返る。
息子にとっては充実した山行になったようである。
よかったよかった。
今日の息子歩き方を見ていると、ぼちぼち3000mに挑戦させてもいいかなと思えてきた。
来年の夏は、いよいよ3000mデビューかな。
デジカメのメモリが残り3枚だったので、「なんか撮ってきて」と息子に渡す。
「とってきたよ~」と持ってきたのを見てみると…
もうちょっとキレイなものを撮しなさ~い!(笑)
papachan家恒例の秋山登山は谷川岳に決定。
今回は、天神平から天神尾根を経由して山頂に至る一般登山コースを選択。
ここなら息子でも安全に登れる。
まずは、ロープウェイで天神平まで高度を稼ぐ。
ロープウェイは、往復で大人2000円。子供1000円。
ファミリー登山にとって、ロープウェイやケーブルカーは、大きなアドバンテージだ。
あっという間に天神平に到着。
結構な数の登山者がそこら中で支度中。
荷物を確認したり、ストレッチをしたり…、登山道はにぎやかになりそうだ。
8:00、天神平を出発。
息子の後ろに谷川岳山頂であるトマの耳・オキの耳が見える。
谷川岳は双耳峰なのだ。
まずは、山腹を巻くように付けられた登山道を行く。
樹林帯の中はちょっとウェットな感じで、空気はヒンヤリしているが、足下がややぬかるんでいる。
個人的には足下はドライの方がいいなぁ。
樹林帯の間からは、ときおり目指す山頂が顔を覗かせる。
歩き始めて20分。
だいぶ暑くなってきたので、レイヤードを調整。
息子も一枚シェルを脱ぐ。
水を一口飲んで、歩き出す。
少しずつ登るたびに、色づいた木々が目を楽しませてくれる。
8:40、熊穴沢避難小屋に到着。
一回目の休憩。
この小屋は、冬場になると完全に雪の下に隠れてしまう。
みんな外で休憩しているが、せっかくなので中に入る。
避難小屋なので、中はベンチ以外は何にもない。
地図を眺める息子。
読めているのかな?
10分間の休憩後、出発。
指導標では、距離的に半分ちょい来たことになっているが、ここからが登りがきつくなってくる。
感覚的は、まだ3分の1くらいだ。
避難小屋からしばらく急登が続く。
ちょっとした岩場もあり、その度に渋滞になってしまう。
まぁ、よい。ノンビリいこう。
登りがキツイと下ばかり見て歩くことになるが、時々渋滞してくれるおかげで周囲の景色や紅葉を楽しむことができる。
ナナカマドの実が真っ赤になっていたが、肝心の葉が染まりきっていなかった。
葉も真っ赤になると、それは見事なものだが、このまま落ちてしまうのだろうか。
一つめの急登をこなすと、一気に視界が広がる。
右手にはオジカ沢の頭から万太郎山に続く美しいスカイラインとマナイタグラの側壁。
真冬になると、ヒマラヤ襞を形成するところだ。
9:30、2回目の休憩。
稜線上の岩場で水分補給。
岩の上から、西黒沢をのぞき込む息子。
もう少し急登は続く。
ところどころ鎖場があるが、はっきりいっていらない。
この天神尾根コースは、一般登山客が増えたためなのか、過剰な鎖やロープ、それに木道が目立つようになってしまった。
あまりに過保護になりすぎると、登る力のない者までやってくる。
それが重大な事故につながると思うのだが…。
秋山らしく紅葉が目立ってきた。
だいぶ高度をあげてきた。
この登りを終えると、天狗の溜まり場と呼ばれる岩にたどり着く。
それを越えるといよいよ、最後の長いだらだら登りが始まる。
右手は笹原に覆われた西黒沢の広大な源頭が広がる。
コンデジの画像では、なかなか雄大さが伝わらないのがもったいない。
さぁ、あともう一息!
最後の階段状を登る。
まるで富士登山のような行列だ。(笑)
一歩進むたびに、頭上に見える大ケルンが近づいてくる。
10:35、肩の小屋に到着。
ここから頂上までは、5分の距離だ。
息子は休みたそうだったが、一気に頂上まで行くことにした。
10:40、谷川岳頂上トマの耳(1968m)到着!!
息子よ、よくがんばったな!
狭い山頂では、記念写真を撮るのも行列で順番待ち。(笑)
頂上からは、もう一つのピークであるオキの耳が見える。
オキの耳から切れ落ちるマチガ沢東南稜は、谷川岳の岩場を目指すクライマーの登竜門だ。
若い頃、自分も師匠とともに挑んだ。
山頂からオジカ沢へ続く稜線は、自分のお気に入りの景色だ。
息子をここに連れてきたのは、これを見せたかったからである。
息子は、この風景を見て、「絵の道具を持ってくればよかった。」と残念そうだった。
写真に撮っておくから後で描いたら、と私が返すと、「自分の目で実際に見て描いた方が迫力があるんだよ。」だって。
オマエ、なかなかいいこと言うなぁ。
さてさて、お腹も減ってきた。
肩の小屋まで下りて、メシにしよう。
メシの前に小屋で山バッジを購入。
これで15個目。
この小屋は、大昔は営業小屋で、私が山を始めた頃は無人の避難小屋だった。
それがまた営業小屋になった。
宿泊もできるようになっている。
買ったバッジは、こんなの。
息子がバッジを買う基準は、
①デザインがよい。
②山の名前が入っている。(当然か…)
③標高が入っている。(あとで標高順に並べて遊ぶため)
それなりに考えて選んでいるようだ。(笑)
ちなみに、登頂記念の木札の方は、小屋の前でアンケート調査をやっていて、それに答えていただいたものだ。
山ガール達もアンケートに答えて、木札をゲット!
今回も山ガールはそこらじゅうに溢れていた。(それ以上に山マダムも…)
秋晴れの中、雄大な景色を眺め、爽やかなそよ風を感じながらのランチは格別だ。
おにぎりとスープが最高のご馳走である。
このあと、息子がトイレ渋滞にはまる。
肩の小屋には、有料トイレが2個しかないのだ。
30分弱待つことになった。
トイレ問題は、この登山ブームにとって大きな課題である。
特に女性にとっては、この心配があって山へ行けないという人も多いのではないだろうか。
美しい景色の中にトイレが乱立しているのもいかがなものかと思うが、何かよい解決方法はないものだろうか。
それにしても、天気がよい。
お昼近くになってくると、大概はガスで覆われてしまう山頂付近も今日はその兆しもない。
アンケートをとっていた係員の方々も、こんな天気のいい日は年に何日もないと言っていた。
自分もそう思う。
11:50、下山開始。
谷川岳のシンボル、大ケルンを後にする。
途中でちょこちょこ休みながら、軽快に下っていく。
息子の足取りも軽い。
足の運び方も上手くなってきた。安定している。
天神ザンゲ岩。座り心地のイイ窪みを発見。
1時間弱で熊穴沢避難小屋まで下りてきた。下山は早い。
避難小屋を過ぎれば、危険なところはもうない。
木々の間から見える谷川岳を振り返っては、「あ~、あそこまで行ってきたんだね。」と道程を噛みしめるようにつぶやく息子。
木道が出てくれば、ゴールも近い。
13:30、ロープウェイ駅に戻ってきた。
今日も怪我無く終わってよかった。
おつかれ~。
気持ちのいい草むらに座って、山を振り返る。
息子にとっては充実した山行になったようである。
よかったよかった。
今日の息子歩き方を見ていると、ぼちぼち3000mに挑戦させてもいいかなと思えてきた。
来年の夏は、いよいよ3000mデビューかな。
デジカメのメモリが残り3枚だったので、「なんか撮ってきて」と息子に渡す。
「とってきたよ~」と持ってきたのを見てみると…
もうちょっとキレイなものを撮しなさ~い!(笑)
そのわりには、きのうケロっとしていて、さすがです。でもちょっと眠かったかな??
バッジも見せてもらいました♪きれいなバッジでしたね。また並べてもらわなきゃ。
こんばんは!
昨日は途中退場で失礼しました。
眠いというので連れて帰りましたが、そのあとパチッっと目が覚めまして、結局カミさんが帰ってくるまで起きてました。(笑)
バッジは、20個になったら新しいケースを買うそうです。(笑)
こちらでは外来魚が呼んでいるんですよねー(笑)
息子さんの成長がはっきり見えて楽しいですねぇ~
天神平・・・スキーでしか行ったことがありません(汗)
こんにちは!
あのブラウンが呼んでいるんじゃ、なかなか山には足が向かないですよね(笑)
えむやまさんの山は、雪が降ってからが本領発揮なんでしょう!?
>バカッヤさん
こんにちは!
息子との山行がすっかり定番になってしまいました。
私の体力は低下傾向、息子の体力は上昇傾向、いつ追い抜かれるかは時間の問題ですね。(笑)