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元職場の若者たちは今夏の富士登山を目標にしている。
それに合わせて山行もステップアップさせたい。
今回のターゲットは奥秩父の名峰・金峰山だ。
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山行のテーマは、標高差。
瑞牆山荘をスタートして金峰山頂上までは、累積標高で1200mを超える。
休憩を含めたゆっくりペースで往復9時間の行程だ。
疲れても楽しく歩ききることができれば、彼らの自信につながるだろう。
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天気もよく、雨の心配もない。
いい一日になりそうだ。
午前7時10分、スタート。
まずは、明るい樹林帯を進んでいく。
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おしゃべりしながら歩けば、富士見平小屋まであっという間。
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ここの水は本当にうまい。そして冷たい。
プラティパスにカップラーメン用の水を確保して、若者に持たせる。これもトレーニングの一環ね。(笑)
次は大日小屋を目指して、さらに進む。
ここで自分自身に問題が起きた。靴ズレである。
昨年秋に購入したアク・コネロGTXだが、これがイマイチ自分の足に合わないのだ。
ヒールカップの部分がちょっと浅めにできているのか、それとも自分のカカトがでかいのか、毎回同じところが擦れてしまうのである。
これまで4回使ったが、4回とも靴ズレを起こしてる。
どこかでヒールカップを調整してくれるお店ってないかなぁ。
気休めにテーピングテープで踵を覆ったら、何とか行けそうなので、さらにゆっくり歩いていく。
それでも、ほぼコースタイム通りで大日小屋に到着した。
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4~5組の登山者が思い思いに休憩していた。
ちょっと小腹がすいたので、クリームパンでエネルギーチャージ。
まだまだ樹林帯は続く。
と、いきなり眼前に現れる巨大な岩場。
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大日岩である。
ルートは、右を巻くようについている。岩を登るわけではない。
若者たちは、この大きな岩を目の当たりにしてとても興奮していた。
ここまでで、距離的にはちょうど半ばというところ。
樹林帯の登りは地味にきつく、これでもかというほど延々と続く。
いいかげん食傷気味になったときに、ぱっと目の前が開けた。
砂払いの頭に飛び出したのだ。
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しばらく休憩をとり、ひとしきり岩で遊ぶ。
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私はそれを横目に見て、行動食をむしゃむしゃ…。
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千代の吹上までくれば、頂上までの素晴らしい稜線が手招きする。
遠く南アルプスや八ヶ岳はガスって見えないが、目の前のビクトリーロードは明瞭である。
シンボリックな五丈岩は感動的な絵だ。
奥秩父の山々の中で、唯一の森林限界をもつ山が金峰山なのである。(たしかそのはず…)
人気があるのもうなずける。
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微風快晴。ここからの1時間は、爽快な空中散歩だ。
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大きな岩がごろごろする登山道をアスレチック感覚で登っていく。
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小ピークを巻くように進めば、五丈岩がどんどん大きくなってくる。
12時10分、金峰山頂上(2599m)到着。
山頂は結構な賑わいを見せていた。
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五丈岩の陰で風をよけてランチタイム。
カップラーメンを世界一美味しく食べられる幸せを感じる。
食後のコーヒーはなおさらだ。
13時10分。
腹八分目で天気もいい。ついつい昼寝をしたくなってしまうが、そこはぐっとこらえて下山にかかる。
あと3時間ちょいは頑張らないと。
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登ってきた美しい稜線を、惜しむようにして下っていく。
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大日岩まではさほど感じなかったが、そこからの単調な下りで足の疲労が顕著に出てきた。
みんな、膝や太ももに痛みを感じ始めたようだ。
登ったからには下りなきゃいけない。
今回は、この長い下りも経験してほしかった一つである。
富士山も単調な下りに耐えねばならないのだし。
16時40分に下山完了。
トータル9時間30分の山行となった。
若者たちにとっては、富士山に向けたトレーニングとして、よい経験になったようだ。
温泉で汗を流した帰り道。
水田に映り込む月が、まるで夏休みの夕暮れのようでもあり、なにか懐かしい気持ちになった。
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今回参加できなかったメンバーのために、あともう1回くらいトレーニング山行を企画しないとなぁ。
次は、わざと天気の悪い日に行こうかな。それもまたトレーニングなのである。
それに合わせて山行もステップアップさせたい。
今回のターゲットは奥秩父の名峰・金峰山だ。
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山行のテーマは、標高差。
瑞牆山荘をスタートして金峰山頂上までは、累積標高で1200mを超える。
休憩を含めたゆっくりペースで往復9時間の行程だ。
疲れても楽しく歩ききることができれば、彼らの自信につながるだろう。
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天気もよく、雨の心配もない。
いい一日になりそうだ。
午前7時10分、スタート。
まずは、明るい樹林帯を進んでいく。
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おしゃべりしながら歩けば、富士見平小屋まであっという間。
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ここの水は本当にうまい。そして冷たい。
プラティパスにカップラーメン用の水を確保して、若者に持たせる。これもトレーニングの一環ね。(笑)
次は大日小屋を目指して、さらに進む。
ここで自分自身に問題が起きた。靴ズレである。
昨年秋に購入したアク・コネロGTXだが、これがイマイチ自分の足に合わないのだ。
ヒールカップの部分がちょっと浅めにできているのか、それとも自分のカカトがでかいのか、毎回同じところが擦れてしまうのである。
これまで4回使ったが、4回とも靴ズレを起こしてる。
どこかでヒールカップを調整してくれるお店ってないかなぁ。
気休めにテーピングテープで踵を覆ったら、何とか行けそうなので、さらにゆっくり歩いていく。
それでも、ほぼコースタイム通りで大日小屋に到着した。
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4~5組の登山者が思い思いに休憩していた。
ちょっと小腹がすいたので、クリームパンでエネルギーチャージ。
まだまだ樹林帯は続く。
と、いきなり眼前に現れる巨大な岩場。
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大日岩である。
ルートは、右を巻くようについている。岩を登るわけではない。
若者たちは、この大きな岩を目の当たりにしてとても興奮していた。
ここまでで、距離的にはちょうど半ばというところ。
樹林帯の登りは地味にきつく、これでもかというほど延々と続く。
いいかげん食傷気味になったときに、ぱっと目の前が開けた。
砂払いの頭に飛び出したのだ。
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しばらく休憩をとり、ひとしきり岩で遊ぶ。
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私はそれを横目に見て、行動食をむしゃむしゃ…。
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千代の吹上までくれば、頂上までの素晴らしい稜線が手招きする。
遠く南アルプスや八ヶ岳はガスって見えないが、目の前のビクトリーロードは明瞭である。
シンボリックな五丈岩は感動的な絵だ。
奥秩父の山々の中で、唯一の森林限界をもつ山が金峰山なのである。(たしかそのはず…)
人気があるのもうなずける。
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微風快晴。ここからの1時間は、爽快な空中散歩だ。
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大きな岩がごろごろする登山道をアスレチック感覚で登っていく。
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小ピークを巻くように進めば、五丈岩がどんどん大きくなってくる。
12時10分、金峰山頂上(2599m)到着。
山頂は結構な賑わいを見せていた。
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五丈岩の陰で風をよけてランチタイム。
カップラーメンを世界一美味しく食べられる幸せを感じる。
食後のコーヒーはなおさらだ。
13時10分。
腹八分目で天気もいい。ついつい昼寝をしたくなってしまうが、そこはぐっとこらえて下山にかかる。
あと3時間ちょいは頑張らないと。
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登ってきた美しい稜線を、惜しむようにして下っていく。
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大日岩まではさほど感じなかったが、そこからの単調な下りで足の疲労が顕著に出てきた。
みんな、膝や太ももに痛みを感じ始めたようだ。
登ったからには下りなきゃいけない。
今回は、この長い下りも経験してほしかった一つである。
富士山も単調な下りに耐えねばならないのだし。
16時40分に下山完了。
トータル9時間30分の山行となった。
若者たちにとっては、富士山に向けたトレーニングとして、よい経験になったようだ。
温泉で汗を流した帰り道。
水田に映り込む月が、まるで夏休みの夕暮れのようでもあり、なにか懐かしい気持ちになった。
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今回参加できなかったメンバーのために、あともう1回くらいトレーニング山行を企画しないとなぁ。
次は、わざと天気の悪い日に行こうかな。それもまたトレーニングなのである。
しかし金峰山をピストンしちやうなんて健脚ですねえ。
僕なら小屋泊でやらないともう体力的に辿り着けなくなってます。
こんばんは!
瑞牆山荘から登るのは初めてでしたが、とてもいいコースでした。
特に、森林限界を超えてからの景色は、アルプスにも引けを取らないと思いました。
健脚もかげりを見せておりまして、3日間はしっかり筋肉痛に喘ぎました(笑)