毎年恒例の年末山行。今年は、12月23~24日に行ってきた。
恒例といいつつ、実は昨年末はやらなかったので2年ぶり。
目的地は、おなじみの八ヶ岳連峰だ。その中でも、まだ冬に登っていない阿弥陀岳に決定。隣に主峰の赤岳があるせいか、なかなかこの山に登る機会がなかった。
持病(?)のメニエールが少々心配だが、体調もいいのでおそらく大丈夫…のはず。
メンバーは、師匠、KKさん、そして自分。
師匠の車で中央高速を快適に飛ばしていく。
久しぶりの雪山だ。会話も弾む。
小淵沢ICで下りてコンビニで酒と食料を調達。
富士見高原を抜けたあたりから雪道になると思いきや、今年は全然雪がない。
結局、車を止める美濃戸までまったく雪がなかった。
今日は赤岳鉱泉に宿泊する予定なので、北沢を行く。
雪のない登山道をプラスチックブーツで歩くのは厄介だ。
でも、乾いた冷たい山の空気を満喫できてゴキゲンである。
このお方が師匠。出会ったときからまったく変わらない風貌と体力。これで61才。オバケである。
こちらはKKさん。仕事では先輩だが、実は冬山3回目。プラブーツが苦手な45才。
北沢の流れを縫うように進むと、横岳西壁が見えてきた。
あー、やっぱり雪が少ない。
なんで12月に岩が黒々しているのだ!
ちなみにこちらの写真は2年前の同じ時期に撮った写真。
こちらが本来の姿。
やっぱり冬山はこうでなくちゃ。
でもまぁ、天気がよいのがせめてもの救いか。
そうこうしているうちに、本日宿泊する山小屋・赤岳鉱泉に到着。
ここは自分が経験した山小屋の中ではNo.1の小屋。
目の前に横岳西壁を仰ぐ絶好のロケーション。食事が美味しく、部屋も快適。トイレも清潔なため、女性にも人気が高い山小屋だ。
しかも、2200mという高所での通年営業は、冬山をやる者にとっては心強い存在である。
日は高いが今日の行程は終了。
師匠とKKさんは、もはや酒のことしか頭にない。
ワインと日本酒の熱燗を飲んでいい気分。
食事の時間まで昼寝をかます。
夕食は、陶板焼きのステーキだった。ご飯とスープはお代わりし放題。
満腹なったところで、またオヤスミナサイ…
(こういう時に普段の寝不足を解消するのだ)
<2日目>
5時起床。快晴。
お湯を沸かしてテルモスに詰める。
朝食を食べてから、6時30分出発!
呼吸を整えながらゆっくり登る。
ギュッ、ギュッと雪を踏みしめる音が心地よい。
約40分で行者小屋に到着。
朝日に輝く阿弥陀岳が見えた。美しい。
積雪の多い時期は、雪崩を避けるために文三郎道で稜線までアプローチするが、今日は最短ルートの中岳沢を行くことにする。
途中までは、北稜に行くパーティーのトレースが残っていたので楽チン。
中岳沢をつめていく師匠とKKさん。
このあと、トレースがなくなり膝ほどのラッセルとなる。
中岳沢上部から阿弥陀岳をのぞむ。
紺碧の空と白い雪山のコントラストが見事だ。
あと少しで稜線。
ピッケルが効かない急斜面を汗だくになってラッセルしていく。
そして…この絶景!
権現岳の勇姿と、その向こうには雲海に浮かぶ富士山。
疲れも一気に吹き飛ぶ。
ここでアイゼンを装着。
KKさんの安全を第一に考え、アンザイレンする。
赤い線がルート。少雪のため、ほぼ夏と同じルートがとれる。
雪が不安定でしょっぱいところが何カ所かあったが、危なげなく通過。
急登でKKさんがバテ気味だったが、稜線から1時間ちょいで阿弥陀岳(2805m)の頂に立った。
お互いがっちり握手。
赤岳をバックにハイポーズ!
これを年賀状に使おうかな?
頂上は、南陵から来たパーティー、北稜から来たパーティー、そしてノーマルルートから来た我々とで、けっこうなにぎわいであった。
あんパンとテルモスのお湯でエネルギー補給して、下山にとりかかる。
師匠は、ノーザイルでサルのように下りていくが、自分はKKさんを確保しながら慎重に下る。
中岳沢は、尻セードであっという間に通過。
行者小屋に戻ってきた。
風も無くなんとも穏やかな日だ。
こういうときは、食事もノンビリとりたい。
お湯を沸かして食べるのは、これ。
年越し蕎麦としゃれこんだ。(ちなみにこの日はクリスマスイブ)
それでは、みなさん、よいお年をお迎えください。
恒例といいつつ、実は昨年末はやらなかったので2年ぶり。
目的地は、おなじみの八ヶ岳連峰だ。その中でも、まだ冬に登っていない阿弥陀岳に決定。隣に主峰の赤岳があるせいか、なかなかこの山に登る機会がなかった。
持病(?)のメニエールが少々心配だが、体調もいいのでおそらく大丈夫…のはず。
メンバーは、師匠、KKさん、そして自分。
師匠の車で中央高速を快適に飛ばしていく。
久しぶりの雪山だ。会話も弾む。
小淵沢ICで下りてコンビニで酒と食料を調達。
富士見高原を抜けたあたりから雪道になると思いきや、今年は全然雪がない。
結局、車を止める美濃戸までまったく雪がなかった。
今日は赤岳鉱泉に宿泊する予定なので、北沢を行く。
雪のない登山道をプラスチックブーツで歩くのは厄介だ。
でも、乾いた冷たい山の空気を満喫できてゴキゲンである。
このお方が師匠。出会ったときからまったく変わらない風貌と体力。これで61才。オバケである。
こちらはKKさん。仕事では先輩だが、実は冬山3回目。プラブーツが苦手な45才。
北沢の流れを縫うように進むと、横岳西壁が見えてきた。
あー、やっぱり雪が少ない。
なんで12月に岩が黒々しているのだ!
ちなみにこちらの写真は2年前の同じ時期に撮った写真。
こちらが本来の姿。
やっぱり冬山はこうでなくちゃ。
でもまぁ、天気がよいのがせめてもの救いか。
そうこうしているうちに、本日宿泊する山小屋・赤岳鉱泉に到着。
ここは自分が経験した山小屋の中ではNo.1の小屋。
目の前に横岳西壁を仰ぐ絶好のロケーション。食事が美味しく、部屋も快適。トイレも清潔なため、女性にも人気が高い山小屋だ。
しかも、2200mという高所での通年営業は、冬山をやる者にとっては心強い存在である。
日は高いが今日の行程は終了。
師匠とKKさんは、もはや酒のことしか頭にない。
ワインと日本酒の熱燗を飲んでいい気分。
食事の時間まで昼寝をかます。
夕食は、陶板焼きのステーキだった。ご飯とスープはお代わりし放題。
満腹なったところで、またオヤスミナサイ…
(こういう時に普段の寝不足を解消するのだ)
<2日目>
5時起床。快晴。
お湯を沸かしてテルモスに詰める。
朝食を食べてから、6時30分出発!
呼吸を整えながらゆっくり登る。
ギュッ、ギュッと雪を踏みしめる音が心地よい。
約40分で行者小屋に到着。
朝日に輝く阿弥陀岳が見えた。美しい。
積雪の多い時期は、雪崩を避けるために文三郎道で稜線までアプローチするが、今日は最短ルートの中岳沢を行くことにする。
途中までは、北稜に行くパーティーのトレースが残っていたので楽チン。
中岳沢をつめていく師匠とKKさん。
このあと、トレースがなくなり膝ほどのラッセルとなる。
中岳沢上部から阿弥陀岳をのぞむ。
紺碧の空と白い雪山のコントラストが見事だ。
あと少しで稜線。
ピッケルが効かない急斜面を汗だくになってラッセルしていく。
そして…この絶景!
権現岳の勇姿と、その向こうには雲海に浮かぶ富士山。
疲れも一気に吹き飛ぶ。
ここでアイゼンを装着。
KKさんの安全を第一に考え、アンザイレンする。
赤い線がルート。少雪のため、ほぼ夏と同じルートがとれる。
雪が不安定でしょっぱいところが何カ所かあったが、危なげなく通過。
急登でKKさんがバテ気味だったが、稜線から1時間ちょいで阿弥陀岳(2805m)の頂に立った。
お互いがっちり握手。
赤岳をバックにハイポーズ!
これを年賀状に使おうかな?
頂上は、南陵から来たパーティー、北稜から来たパーティー、そしてノーマルルートから来た我々とで、けっこうなにぎわいであった。
あんパンとテルモスのお湯でエネルギー補給して、下山にとりかかる。
師匠は、ノーザイルでサルのように下りていくが、自分はKKさんを確保しながら慎重に下る。
中岳沢は、尻セードであっという間に通過。
行者小屋に戻ってきた。
風も無くなんとも穏やかな日だ。
こういうときは、食事もノンビリとりたい。
お湯を沸かして食べるのは、これ。
年越し蕎麦としゃれこんだ。(ちなみにこの日はクリスマスイブ)
それでは、みなさん、よいお年をお迎えください。
それにしても、2年前と今年の違い・・・。
それにも増して、全く同じ場所?から撮ったと思えるアングル。
>権現岳の勇姿と、その向こうには雲海に浮かぶ富士山。
>疲れも一気に吹き飛ぶ。
でしょうね~!!
すんばらすいぃ~!!
大きな天候のくずれもなく何よりでした!
プリムスのガスに巻くテーピング。
流石、慣れていらっしゃる!!
冬山では、これだけでも随分違うのかな?
しかし、すげーね!!
papaさんのカッコ良さを改めて感じとりました!!
只・・・
>(ちなみにこの日はクリスマスイブ)
ど爆っ過ぎっ!!
親父さんばっか、こんな素敵なことしててイイの~!?
世の中は不義理なオヤジばっかり。山小屋はオトーチャンだらけでした(笑)
でも、ご心配なく!
きちんと夜には帰宅しました。家族でケーキを食べましたよ~。しかも、子どもたちは、「うちのパパは雪山でサンタさんに会ってプレゼントのお願いをしてくる」と思っているのです(笑)
それにしてもプリムスのガスカートリッジに目がいくとは、さすがsugarさんです。
あれはテーピングではなく、ネオプレーン素材でできたカバーです。あれがあるとないとでは、ずいぶん違いますね。おすすめです。
>papaさんのカッコ良さを改めて感じとりました!!
いや、おはずかしい
そうやって褒めてくれるのはsugarさんだけ!