元号が令和になってからの初登りは、八方尾根から唐松岳へ。
shinichiさんとともにゆるゆるの山旅を楽しんできた。
高速道路渋滞もたいしたことなく、9時30分頃には八方に到着。
ゴンドラ駅からほど近い有料駐車場(一日500円也)に車を停めた。
少し離れた所に無料駐車場もあるが、大人なので一日500円は許容範囲。
チケット売り場の脇で登山計画書を記入する。
ゴンドラのチケットは、登山計画書を提出すると売ってくれるのだ。
このシステムは、安全上、なかなかよいアイデアだと思う。
ゴンドラ+リフト2本の往復で2900円。
これで標高1850mまでアプローチできるんだから安いもんだ。
リフトの目の前が八方池山荘。
なんだかんだで、時刻は11時ぐらいになってしまった。
今日は、この八方池山荘に泊まる予定なので、受付を済ませてから食堂でカレーライスを食べた。
時間も中途半端だけど、これから昼寝をするには長すぎる。
じゃあ、八方池あたりまで足慣らしに行きますか。
八方池山荘から八方池までは、傾斜も緩いので、アイゼン無しでも快適に歩ける。
所々、夏道も出ている。
雪道7割、夏道3割、それくらいかな。
天気は快晴だが、風がやや強い。
景色は右を見ても、左を見ても、前を見ても、文句なく最高。
この景色を見られただけでも、十分満足できる。
歩き始めてから50分くらいで八方池に到着した。
山荘のスタッフさんは、この時期だと1時間30分かかる、なんて言っていたが、それは盛りすぎでしょう。
八方池は雪の下。
この時期はただの雪原と化していて、どこが池なのかわからない。
写真ではわからないが、風がそこそこ強い。
降りてきた登山者が、口々に「風が強くてヤバかった」と言っている。
今日、上まで行かずに八方池山荘に泊まるのは、結果的に良い選択だった。
ひとしきり写真を撮ってから、山荘へ戻る。
山荘にもどっても、まだ14時30分。
この後は、ごろごろしながら漫画を読んだり、シャワーを浴びたりして暇をつぶした。
今日は宿泊客も少なく、部屋もがらがらだ。
蚕棚ベッドの上の段を一人で使うという贅沢三昧。
夕食はバイキング形式。
ついつい盛りすぎてしまうが、一品一品がとても手が込んでいて美味しかった。
明日は移動性高気圧のど真ん中にあたるので、好天は間違いない。
絶好の登山日和になることを確信しつつ、穏やかに眠りについた。
*****
朝食は6時からなので、のんびり起きようと心に決めていたのに、3時半くらいから早立ちする登山客の声に起こされてしまい、そこから再び眠りにつくことはかなわなかった。
結局、4時55分のご来光を拝みに山荘前に出た。
東から上る朝日は、あっという間にすべてを染めていく。
ピンク色に染まる白馬や五竜を眺めながら贅沢な時間を過ごした。
全くの無風状態。
気温はそれなりに低いのだろうが、ぜんぜん寒くない。
今日は暑くなりそうだ。
朝食も美味しかった。
こちらはバイキングではないが、十分すぎるほどのおかずの量。
生卵は、「ご自由にお取りください」となっている。もちろんいただく。
ほとんどの登山者が出発した後、ゆるゆるとスタート。
昨日とは打って変わって無風状態。
登り始めて、すぐに汗が出てきた。
八方池を越えて、下の樺の入り口でアイゼンを装着した。
ストックも仕舞い、ピッケルにチェンジ。
気温が高いので、すでに雪が腐り始めているが、リズムよくステップを刻み高度を上げていく。
出会う人は皆一様に「今日は最高ですね~」と笑顔だ。
自分的には、少し風があった方が涼しくて最高なんだけどね。
ちょこちょこ休憩を入れながら、ゆる~く上っていく。
降りてきた登山者が雷鳥を見たと教えてくれた。
情報通りの場所で雷鳥発見!
夏の茶羽根の雷鳥もかわいいけど、冬の白羽根もいいね。
今はちょうど生え変わりの時季。
shinichiさんは、雷鳥に接近して激写中。
なんか絵になるいい写真が撮れた。
丸山ケルンに到着。
急登はここまで。
ここから先は、尾根通しで唐松岳頂上山荘の裏にまっすぐ伸びるルートを進む。
夏道のトラバースルートは使えない。
多少狭い所もあるが、風が吹かなければそれほど危険ではない。
果たしてたどり着いた主稜線には、涼しい風と立山・剱の雄姿が待っていた。
いや、もう、最高。言葉も出ない。
疲れもふっとぶ北ア最深部の大絶景だ。
さて、まずはピークを踏んでしまおう。
稜線は夏道が出ているところもあり、アイゼンで歩くのは少々ストレスがたまるが、最後は雪を一歩一歩踏みしめるようにしてピークに至った。
出発して約4時間。11時05分、唐松岳(2696m)頂上。
360度の大パノラマを目に焼き付けてから来た道を戻る。
さすがに腹がへった。
絶景を眺めながらの最高のランチタイムを堪能した。
名残り惜しいが、下山にかかる。
あとから登ってくる朝イチのゴンドラ組とすれ違いながら、どんどん下っていく。
雪が腐っていて、所々で踏み抜いてしまうのには参ってしまうが、休憩を挟みながらでも2時間で八方池山荘まで戻ってこられた。
雪が柔らかかったのが幸いしてか、心配だった膝も痛みが出なくてよかった。
何はともあれ、無事に下山できたのは何よりだ。
帰りはお約束の温泉&蕎麦。これで山旅は完結する。
温泉で体重を測ったら、登る前より3キロも落ちていた。
ごはんも行動食もがつがつ食べて、水もがんがん飲んだのに、なんと素晴らしいダイエット効果なのか。
まあ、おそらく2日以内に元通りになっちゃうんだろうけどね。
令和の初登山は、素晴らしい好天に恵まれ、最高の二日間であった。
これからも膝をいたわりつつ、新たな時代も山を楽しみたいものだ。
shinichiさん、今回もお世話になりました。
次回は、釣りですかね~。
shinichiさんとともにゆるゆるの山旅を楽しんできた。
高速道路渋滞もたいしたことなく、9時30分頃には八方に到着。
ゴンドラ駅からほど近い有料駐車場(一日500円也)に車を停めた。
少し離れた所に無料駐車場もあるが、大人なので一日500円は許容範囲。
チケット売り場の脇で登山計画書を記入する。
ゴンドラのチケットは、登山計画書を提出すると売ってくれるのだ。
このシステムは、安全上、なかなかよいアイデアだと思う。
ゴンドラ+リフト2本の往復で2900円。
これで標高1850mまでアプローチできるんだから安いもんだ。
リフトの目の前が八方池山荘。
なんだかんだで、時刻は11時ぐらいになってしまった。
今日は、この八方池山荘に泊まる予定なので、受付を済ませてから食堂でカレーライスを食べた。
時間も中途半端だけど、これから昼寝をするには長すぎる。
じゃあ、八方池あたりまで足慣らしに行きますか。
八方池山荘から八方池までは、傾斜も緩いので、アイゼン無しでも快適に歩ける。
所々、夏道も出ている。
雪道7割、夏道3割、それくらいかな。
天気は快晴だが、風がやや強い。
景色は右を見ても、左を見ても、前を見ても、文句なく最高。
この景色を見られただけでも、十分満足できる。
歩き始めてから50分くらいで八方池に到着した。
山荘のスタッフさんは、この時期だと1時間30分かかる、なんて言っていたが、それは盛りすぎでしょう。
八方池は雪の下。
この時期はただの雪原と化していて、どこが池なのかわからない。
写真ではわからないが、風がそこそこ強い。
降りてきた登山者が、口々に「風が強くてヤバかった」と言っている。
今日、上まで行かずに八方池山荘に泊まるのは、結果的に良い選択だった。
ひとしきり写真を撮ってから、山荘へ戻る。
山荘にもどっても、まだ14時30分。
この後は、ごろごろしながら漫画を読んだり、シャワーを浴びたりして暇をつぶした。
今日は宿泊客も少なく、部屋もがらがらだ。
蚕棚ベッドの上の段を一人で使うという贅沢三昧。
夕食はバイキング形式。
ついつい盛りすぎてしまうが、一品一品がとても手が込んでいて美味しかった。
明日は移動性高気圧のど真ん中にあたるので、好天は間違いない。
絶好の登山日和になることを確信しつつ、穏やかに眠りについた。
*****
朝食は6時からなので、のんびり起きようと心に決めていたのに、3時半くらいから早立ちする登山客の声に起こされてしまい、そこから再び眠りにつくことはかなわなかった。
結局、4時55分のご来光を拝みに山荘前に出た。
東から上る朝日は、あっという間にすべてを染めていく。
ピンク色に染まる白馬や五竜を眺めながら贅沢な時間を過ごした。
全くの無風状態。
気温はそれなりに低いのだろうが、ぜんぜん寒くない。
今日は暑くなりそうだ。
朝食も美味しかった。
こちらはバイキングではないが、十分すぎるほどのおかずの量。
生卵は、「ご自由にお取りください」となっている。もちろんいただく。
ほとんどの登山者が出発した後、ゆるゆるとスタート。
昨日とは打って変わって無風状態。
登り始めて、すぐに汗が出てきた。
八方池を越えて、下の樺の入り口でアイゼンを装着した。
ストックも仕舞い、ピッケルにチェンジ。
気温が高いので、すでに雪が腐り始めているが、リズムよくステップを刻み高度を上げていく。
出会う人は皆一様に「今日は最高ですね~」と笑顔だ。
自分的には、少し風があった方が涼しくて最高なんだけどね。
ちょこちょこ休憩を入れながら、ゆる~く上っていく。
降りてきた登山者が雷鳥を見たと教えてくれた。
情報通りの場所で雷鳥発見!
夏の茶羽根の雷鳥もかわいいけど、冬の白羽根もいいね。
今はちょうど生え変わりの時季。
shinichiさんは、雷鳥に接近して激写中。
なんか絵になるいい写真が撮れた。
丸山ケルンに到着。
急登はここまで。
ここから先は、尾根通しで唐松岳頂上山荘の裏にまっすぐ伸びるルートを進む。
夏道のトラバースルートは使えない。
多少狭い所もあるが、風が吹かなければそれほど危険ではない。
果たしてたどり着いた主稜線には、涼しい風と立山・剱の雄姿が待っていた。
いや、もう、最高。言葉も出ない。
疲れもふっとぶ北ア最深部の大絶景だ。
さて、まずはピークを踏んでしまおう。
稜線は夏道が出ているところもあり、アイゼンで歩くのは少々ストレスがたまるが、最後は雪を一歩一歩踏みしめるようにしてピークに至った。
出発して約4時間。11時05分、唐松岳(2696m)頂上。
360度の大パノラマを目に焼き付けてから来た道を戻る。
さすがに腹がへった。
絶景を眺めながらの最高のランチタイムを堪能した。
名残り惜しいが、下山にかかる。
あとから登ってくる朝イチのゴンドラ組とすれ違いながら、どんどん下っていく。
雪が腐っていて、所々で踏み抜いてしまうのには参ってしまうが、休憩を挟みながらでも2時間で八方池山荘まで戻ってこられた。
雪が柔らかかったのが幸いしてか、心配だった膝も痛みが出なくてよかった。
何はともあれ、無事に下山できたのは何よりだ。
帰りはお約束の温泉&蕎麦。これで山旅は完結する。
温泉で体重を測ったら、登る前より3キロも落ちていた。
ごはんも行動食もがつがつ食べて、水もがんがん飲んだのに、なんと素晴らしいダイエット効果なのか。
まあ、おそらく2日以内に元通りになっちゃうんだろうけどね。
令和の初登山は、素晴らしい好天に恵まれ、最高の二日間であった。
これからも膝をいたわりつつ、新たな時代も山を楽しみたいものだ。
shinichiさん、今回もお世話になりました。
次回は、釣りですかね~。
僕は数年前に隣の尾根を歩きましたが
どちらも絶景を楽しみながらの尾根歩きが最高ですよね!
こんばんは。
八方池山荘に泊まると、翌日に余裕をもってピストンができます。
この日は快晴だったので、楽しく歩けました。
遠見尾根もいつかやりたいですね。