お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

イワナの谷でまさかの大外道

2024年08月10日 | 釣り
涼を求めてイワナの谷で半日過ごした。
それなりに歩いて入渓する。
もう大汗をかいて、帽子のツバから汗が滴り落ちてくる。
はあはあ言いながら釣り支度をする。
岩に座って冷たい水に足をつけ、ゼリー飲料を一気飲み。
クールダウンしてから、実釣開始。



一投目。
ルアーの着水と同時に水面を割るような勢いでバイトしたが、フックアップせず。
こういうのを確実に捕れるようになりたいものだ。



二投目。
ルアーを一発しゃくって、ステイさせると、ドスンという強烈な重み。
尺イワナを確信してファイトを楽しむ。
慎重にランディングすると、イワナでないことに気づいた。
なんと、33cmのニジマスであった。



この谷でイワナ以外の魚を見たのは初めてだ。
しかも、それがニジマスとなると、なんとも複雑な気持ちになる。
おそらくリザーバーからの遡上モノだろう。

「最近は、ニジマスが遡上してイワナの卵を食っちまうんだ。」と、以前地元のおっちゃんが話していたのを思い出した。

たしかに、この谷はだんだんイワナの数が減っているような気がする。
大きな原因は釣り人にあるのだろうが、ニジマスの存在もそれに加担しているということかもしれない。


また、こんなのも釣れた。


一瞬、ヤマメの稚魚かと思ったが、これは紛れもなくニジマスの稚魚である。
背びれに黒斑があるからだ。
ニジマスは、背びれや尾びれに黒斑がでる。
ヤマメやイワナは、ひれに斑点は出ない。
この稚魚の存在は、ニジマスが自然繁殖していることを証明するものだ。
ますます、複雑な気持ちになってきた。
いつか、この谷はニジマスの谷になってしまうのだろうか。


もちろん、まだまだイワナも健在だ。
この谷らしい色合いのイワナが釣れてホッとした。



午後は雷雨の危険性があるので、早々に退渓した。
夏の釣りはソフトクリームで締めるおが正解である。


ニジマスに罪はないのだが、なんだか色々と考えさせられる釣行になってしまった。

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