真昼のチョイ釣り

夜中の３時に携帯電話の目覚ましが鳴った。
心臓が止まるかと思った。
なんのことはない。釣りに行くため自分でセットしたのだが、今朝はことのほか起きるのがツライ。
ぴくりとも動けない。
疲れているのだ。
また眠ってしまった。
気力が体力に勝てなかったのは、年のせい？

結局、起きたのは７時半。
少し仕事して、書類をメールで送る。
新しい眼鏡を作ったがどうも合わず気持ち悪い。
調整するため眼鏡屋さんに出かけたりしていたら、あっという間に１時半になってしまった。


どうしようかな？イコウカナ？


おそるおそるカミさんに切り出し、許可を得た。


でも、この時間から釣りに出かけるということは、無謀無策であることは百も承知だ。
案の定、渋滞にはまってのらりくらり。それでも五日市駅が近くなったらいい調子で走り出した。
いつもの1.7倍ほど時間をかけて現地到着。ふ～。
先行者の駐車、ぞろぞろ。げ～。


でも、川は気持ちよさそう。
これを見るだけでもハレバレするのだ。

川に下りたら、まず一人発見。
随分長い竿だなと思ったら鮎師。
ちょろっと会釈して上流に向かわせてもらう。

５０ｍも進まないうちに２人目発見。今度は餌師。
なんとその５０ｍ先にも３人目が見える。
だめだこりゃ～。

どうしようか思案に暮れながら、一定の距離を保ってぶらぶらキャストしていると、前方に枝沢が流れ込んでいる。まずまずの水量だ。
出合は狭いが、奥に行けば谷が広がるかも…？

前の二人は、枝沢には入らなかった。
ラッキー！
急いで川を渡って、枝沢に入る。

ん～、いいんでないの？
いいとこ見つけたかも。

オチビちゃんが早速挨拶に来てくれた。



やっぱり地黒系ね。
それもそのはず。
この沢の源頭をつめた山の反対側は、この前の２９ｃｍ泣き尺地黒系ヤマメを釣った沢があるのだ。地図を調べてわかった。
同じ山に水源を持つ沢なら、地質も水質も同じようなものだろう。
そこで育つヤマメが、似たような色をしていても何ら不思議ではない。

暫く遡行していくと、水量が減ってきて、全体的に浅い流れになってきた。

それでも、ヤマメの反応はいい。
浅瀬でも２０ｃｍくらいの良型がルアーにアタックしてくる。

サイズの割にはいいファイトを見せた。


これも２０ｃｍ。顔つきからするとオスかな。

１時間で納竿。
先行者のおかげで、思いがけず新たな支流を開拓できた。
沢の規模から大型は期待できそうもないが、真っ昼間のチョイ釣りでヤマメが釣れるのだ。
贅沢言っちゃバチが当たる。



今度の連休は長野に行くぞ～！