三度目の正直

スランプ中である。

ディズニーランド以降、２回入渓したが、いずれもノーフィッシュ。
こんなこといつ以来だろう？

釣れないと哀れな釣り人はそれをいろんなことのせいにする。

それは、天気のせいだったり、
それは、時間帯のせいだったり、
それは、水温や水量のせいだったり、
それは、渓魚の活性のせいだったり、
それは、道具のせいだったり、
それは、自分の日頃の行いのせいだったり、
それは、着ているものの色のせいだったり、
それは、方角のせいだったり、
それは、仏滅のせいだったり、
それは、職場の上司のせいだったり、
それは、釣りの神様のせいだったり…

あらゆるものに対してスランプの原因を探し、心は揺れ動くのである。

さて、今朝も懲りずにＡＭ３：３０起床。
「三度目の正直」となるか、はたまた「二度あることは三度ある」となるか。


もうじき梅雨がやってくる。
前々回も前回もそうだったように、今朝も雨。
雨にぬれた渓は、一段と緑豊かに輝いている。
輝いていないのは、哀れな釣り人だけ。


釣れないときは過去の栄光にしがみつき、よい思いをしたポイントについ足が向いてしまう。
でも、そこで釣れないとさらに落ち込む。

何かを変えないと釣れない気がして、とりあえずラインをニトロンにしてみた。
ストゥープも虎の子の新品をおろした。



す・る・と…





釣れたぁぁぁぁぁぁぁ！
笹濁りの流れの中からバビューンと鋭くアタックしてきたのは、１７ｃｍくらいのべっぴんさん。
やはり、「三度目の正直」。昔の人はうまいことを言ったもんだ。

ああ、我が愛しの君よ。
久しぶりの渓の宝石を前にしてシャッターを押す指に力が入り、ピンぼけになってしまったよ。

ベリーのフックに掛かっているのもウレシサ倍増！

ふ～、１尾釣れたので、もういつ帰ってもいいのだ。


退渓点付近で、２尾目を追加。


これでめでたくスランプ脱出？

ま、今回は道具のせいだった、ということで…。